~拝啓~塾探しをしているみなさんへ
今回、夏に向けて塾を探している保護者さん、お子さんに向けて記事を書いていこうと思っています。(一緒に記事読んでいただけると良いかと。)
元進学塾の地区統括責任者兼教室長を歴任してきました。
自分に合う塾の選び方を具体的ポイントを絞って記します。
また内容は指定の指導形態かを支持するものではなく、生徒側の不幸を極力なくしたいためです。ご理解ください。ではさっそく。
各種指導形態の違い
~世の中にある代表的な指導形態の説明~
◆集団塾
『月謝安』『グループ効果がある』『生徒間の競争心かき立てる』などの特徴があります。お子さん自身の「積極性」に成績アップは委ねられている形態。
また塾業界も激戦のため、各塾生徒の獲得合戦。何でもできるよのアピールも多し。近年では授業後の補講時間に「めんどうみています!」「個別指導できます!」の打ち出しもあります。
しかし、集団での授業力が強みの塾が個別指導塾同等の指導ノウハウ(※)を併せ持つことは困難です。餅は餅屋だということです。
※個人の「わからない」箇所を適切に見つけるスピード感 が個別指導塾の強み。
●集団に向いている性格
→ある程度勉強する習慣がついていて、自分で質問もできる。
学校の先生との関係構築は自分からできる性格のお子さん。
●集団に向いていない性格
→勉強のやり方がわからない。恥ずかしがり屋さん。
集団の中では、なるべく陰に隠れていたい子。
隠れていたいタイプの子は塾の空気吸っているだけで満足してしまう恐れがある。あくまでも成績を上げたい場合には集団ではない方が良いと思います。
◆個別指導塾
『月謝高』『お子さんに合わせた指導法』『マイペースに進めたい』などの特徴があります。「担当の先生の質と信頼度の大きさ」に成績アップは委ねられている形態。
月謝は相対的に高い。病院で言えば個室で、毎回巡回にて個別に時間を割いてくれる形態。痒い所に手が届きやすい。
個別指導塾では教室長の先生は授業を持たないところが多いようです。したがって、生徒を実際に指導する担当講師との都度の授業報告連携を密に教室長が行っているかがポイント。
●個別に向いている性格
→わが道をいくタイプ。繊細な性格の持ち主。自分で質問できない。
加えて、完全に勉強から遅れてしまっている。
●個別に向いていない性格
→平均とすぐ比べたがるタイプ。自らのペースで勉強できる。
個別に向いていない特徴が少ないのは、個別指導の方がやはり緻密に指導できるため全方位に対応している形態だと考えるためです。
塾を見極める重要な点
いきなり本末転倒ですが、伸びる生徒さんはどの形態に入塾しても伸びます。余談ではありますが、指導する生徒でも経験上、実際にいました。
本題です。重要な点は「講師の指導力」と窓口になる「教室長の考え方や人格」です。なぜなら、日々の生徒指導をするのは仕組みの中に存在する「人」だからです。どれだけその塾が超進学校の合格者を輩出していたとて、それは指導力をもって生徒と接してきた講師の指導力が全てです。そしてそれを統括する教室長の指導力と考え方です。お子さんに対してどう向き合うのか?ぜひ塾の説明会に足を運ぶがてら塾側に聞いてみてください。
その答えが皆さんの方針とマッチしていることが一番良いかと思います。
また中学生以上の学生の皆さんには、ぜひ自身で行きたい塾を選んでいただきたいと思います。週2回以上は通塾する大事な時間を割く場所。それは自身の納得感で選んでほしいもの。
素晴らしい塾と出会えますように。
またこの夏が実り多き時間になりますようお祈りしています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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