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こんな人になりたい!

カメラマンスタジオマン→学習塾指導→某大手小売SVとざっくり共通点のない橋を渡ってきました。皆さんの多くにも身近に憧れる人がいると思います。自営業者やフリーランスのおひとり様文化が目立ってきている昨今ですが、会社組織で働く大きな利点の一つに「上司との素晴らしい出会い」ってありますよね。

『その社員のこれからの生活はどうなるんだ?』

私が学習塾の社員として勤務していたとき。。

私は手前味噌ですが、毎年の優秀社員選出や業績最上位層に位置しているイケイケ社員でした。全社員の研修も講師役で担当していましたし、社歴3.7か月で当時最短で課長に昇格。調子に乗っている自覚はあまりありませんでしたが、当時は「自分の言うことが正しい。会社を必ず勝たせる!」なんて思っていました。(※撤回。とんだ勘違い野郎でした…)ただ、まだまだ年功序列型の組織風土であり、実力至上主義に成りきれてないと思う会社でした。

当時私の課には年上部下が7割占めており、そこには過去に本部長職を経験された方もいました。私は過去の栄光に生きている人間がとても嫌いで、「人事降格はよほどの理由がない限りしない」という会社の考えを変えたかった。ことあるごとに、私から直属の上長のAさんに「人事評価制度を変えて、もっと実力主義に沿った会社にしないと若手が腐る」という土台を基にした人事案を投げていました。自身にも「結果が出ないなら降格する」と周囲に伝えていましたし、追い込んでました。

ある日、私が前述の本部長職を経験された社員をはじめ創業期から会社にいるレジェンド社員の日頃の働きが業績に見合わっていないため、役職降格で給料も下げる考えをAさんに伝えると…「その社員の生活はどうなるんだ!家族のこと考えてるのかっ?」と強い口調で言われました。

「自分のことしか考えていなかったんだ」

その言葉を投げかけられたときに、ハッとしました。私からみると、自分の努力不足を環境のせいにしているレジェンド社員たちに対して直属の上長はその人間たちのことだけでなく、その社員の家族にまで想像が及んでいたんです。それ以降私は考えを改め直しました。

「本質を突かれると言葉が出ない感覚」

ぐうの音も出ない って、よく言ったもんだなと思います。考えが至っていないことを一言で問われるとなんの言葉も出なかったんです。

初めての経験でした。

実力のある社員がたとえ一時期、何かの事情により棒に振ってしまい低いパフォーマンスだったとしても、家庭の事情で仕事に集中できなかったとしても、社員の家族を守るのが会社なんだと。

意外と日本型の組織体系って悪くないですよね っていう話。

あ、登場している上長のAさんは今は常務取締役で活躍されています。真の実力者とはこういう人なんだと。

ほんとに憧れの人です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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