見出し画像

#1312 「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」を考えている

今日のnoteは答えの出ない長い独り言

この本を借り読んでいた時、新たな戦争が始まった。

本の中にタイトルの答えは書かれていない。

ただ、歴史を紐解いてみると、自衛のための軍備拡張が多国間の軍拡競争に結びつき、結果として多くの場合戦争に結びついていることを皆知っている。

そして現在、日本も軍備拡張の決断している。理由は「台湾有事」の備えだそうだ。それでも兵力の差は中国75万 VS 日米合わせて25万と圧倒的な差はある。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉がある。これはドイツの鉄血宰相と呼ばれたオットー・フォン・ビスマルクの格言とのこと。

ビスマルクは有能すぎて、当時のドイツ(プロセイン)周辺を戦争が起こらないよう、うまくパワーバランスを保つことに腐心したらしい。ただ、頭が良すぎてだれもそのことが理解できず、彼の失脚後、第一次世界大戦へと突入していく(コテンラジオ情報)。

全員愚者じゃん

人類初の月面着陸に成功した「アポロ11号」。

その乗組員の言葉として最も有名なのは、船長であるアームストロングの「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ」。

だが、現代は以下の言葉が有効かと思われる。

それは二人の宇宙飛行士が月面着陸している間、一人司令船の中で月を周回していたコリンズの言葉。

「世界の指導者がはるかかなたから自分たちの星・地球を見たら彼らの態度も根本から変わるだろう。国境は見えないし、言い争いも聞こえない。共産主義者も資本主義者もない。」

戦争の原因は領土か資源の奪い合いだという。現在進行系のロシア・ウクライナ然り、イスラエル・パレスチナ然り。

自分も含め、愚者ばかりなんだから、特に世界のリーダーは防衛予算で月旅行をし、地球を眺めたらいい。

歴史上残っているデータによると、過去3000年の戦争による死者は約2億人いるらしい。「意外と少ない?」と思っていたら、そのうち1億5千万人が20世紀以降とのこと。つまりこの100年で爆発的に死者が増えている。もちろん人口増もあるけれど、それだけ大量殺戮が可能な兵器が開発されてしまったということ。

もちろん、大戦のたびに「もうこりごり」となって国際連盟や国際連合を作ったけれど。。。

「映像の世紀 バタフライエフェクト」で100年ちょっと前の映像を観ていると、アラブ人もユダヤ人も仲良く暮らしていた時代があったことが伺える。

また、コテンラジオの「シンドラー回」最終回では「善性の発動条件」が考察されている。

単純に言うと「フェイス・トゥ・フェイスの対話」や「仲間」と思うかどうか。それだけで争いが減るならば、どんどん対話したらいいじゃない。

2019年テロの凶弾に倒れた中村哲医師も同じようなことを語っていた。まずテロが起こってしまえば抑え込むための武力も必要かもしれないが、そもそも平和のためにはテロを起こさないための土壌づくりが必要と。

「話せば分かる」「問答無用」な世界になっていくさなか、自分に何が出来るのか考えている。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?