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2020年代の愛聴盤

つい先日、こんなツイートがバズっていた。残念ながら元ツイートは消えてしまっているが、要約すると

『現代のキッズ達はYouTubeやSpotifyやアップルミュージックを曲単位で聴くので名盤という概念はない』らしい。

確かにSpotifyも曲単位で聴くシャッフル前提のUIになっているのでアルバム通しで聴きたい派としては歯がゆいところだったが、キッズ向けにそうなっているのかと思うと納得。 

そういえば、クローゼットの奥から小西康陽さんが監修したディスクガイドを発掘した。発行は2009年。こういったガイド本も名盤という概念がないキッズ達には無意味なものに映ってしまうのだろうか?

最近ではストリーミング時代に対応して、膨大なデータを用いてヒットの法則にのっとって売れる曲をリリースしているらしい。

↑ここでつぶやいたように、膨大なデータから最大公約数的な曲を創るなら、AIが作曲すれば良いのだと思う。でも、それだけじゃ全く新しいものは出来ないんじゃないの?とも思ってしまうし、何よりつまらないと感じてしまう。

そんなことを考えていたらAIがニルヴァーナ風の歌詞で曲を創ったという記事を目にした。確かにニルヴァーナだがつまらない。

さて、以前『100回聴いたアルバム』というnote を書いた。これは私の愛聴盤を紹介したものだが、改めて見直してみると20世紀のものばかりじゃないか。これではニューディスカバリーも無い訳である。ニューディスカバリーという言葉自体が「ニュー」ではなくなってしまったが。

もちろん、歳をとってしまって新たな音楽との出会いの欲求が無くなってきているのは確かだ。小西さんの言うように「1974年以降の音楽を聴くのは諦めた。」というような潔さも逆にカッコいいとも思う。

今は音楽の年代がフラットになって60年代のものであろうが2020年代であろうが並列で聴けるという利点もあり、今まで聴いてこなかった名盤との出会いもある。
また、名盤と呼ばれながら聴いたフリをしているアルバムもサブスクならたやすく聴ける時代だ。

ただ、Spotifyを覗けば毎週のようにニューリリースはあるし、ミズモトアキラさんのポッドキャストを聴いて分からないなりにも新しいものも学習していこうという気力もある。

だんだん何を言いたいのか分からなくなってきたが、とにかく新しい音楽を聴かなきゃって気持ちが今はある。それが20年代の愛聴盤なれば良いなと。

ちなみにSpotifyによると私が2019年に最も聴いたアルバムはEGO-WRAPPIN'のこのアルバムだそうです。


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