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なぜ携帯各社はサブブランドを作って低価格品をだすのか疑問

マーケティングの世界の鉄則なのかもしれないが、メインのブランドとは別に廉価ブランドを作って、低価格品を出すことが以前流行っていたらしい。

古くはラルフローレンに対するポロ・ラルフローレン、ジョルジオアルマーニに対するエンポリオ・アルマーニ、ドルチェ&ガッバーナに対するD&G(すでに終了しているよう)、プラダに対するミュウミュウなどが挙げられる。

似たようなことが携帯各社の料金プランにも常識のように適用されていて、SoftbankにはYmobile、auにはUQmobileというサブブランドがある。そこでは若者をターゲットにした廉価な料金プランが設定されている。

ただ、圧倒的存在感のあるハイブランド、例えばルイヴィトンやグッチなんかはサブブランドを持っていない。しかしメインのブランドでもストリート寄りになってきたり(ジャージやスニーカーなんかをリリースしてる)若者寄りになっているラインもあるようだ。

そして昨日、docomoが満を持して新料金を発表した。これは一応メインブランドであるdocomoの料金プランということらしいが、なんだか若者をターゲットにしたサブブランドで発表する準備をしていたみたいな形跡が残っている。というのは新プランが「料金プランはひとつ」と謳っているからで、後から大容量プランも発表するはずだから、政府の要請をうけて急遽メインブランドで発表したのだろう。

最大手のdocomoなんだからどっしりとメインブランドで発表したら良いのに、と思ってしまう。

世の中の流れ的に廉価なサブブランドは減っている傾向のようだ。しかし、なぜ携帯各社はサブブランドという余計にややこしい料金体系にするのだろうか?メインで値下げするとブランドイメージが傷つくのだろうか?いや、消費者が余計に混乱するだけなのでは?と思ってしまう。

いわゆるハイブランドと呼ばれる高級品と違って、携帯料金プランは生活必需品だから差別化が必要なのだろうか、変に別ブランドを作って料金プランをややこしくするよりは、メインのブランドでシンプルに小容量プラン、中容量プラン、大容量プランと松竹梅で示したほうが選ばれると思うのは私だけではないだろう。

なんてことをぼんやりと考えていたら1時間も経ってしまった。

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