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ソフトロックのすゝめ

ソフトロックが好きだ。このジャンルの定義は人それぞれあると思うけれど、自分の場合は単純にハードなロックじゃないってところ。あとはロックだけではなくフォークやジャズも混じっていたらなお好みってところか。

「ソフトロック」は日本固有の呼び方らしく、海外ではハーモニーポップとかサンシャインポップとか呼ばれるらしい。個人的に「ソフロ」と略すのは好きではない。

で、自分の考えるこれぞソフトロック!というアルバムはフリーデザインの4枚目のアルバム「スターズ・タイム・バブルズ・ラヴ」だ。LPで買って、気に入らなかったらジャケだけ飾るのも良い。それくらいおすすめ。

90年代初頭に小山田圭吾氏が主宰するトラットリアレーベルから突如再発されたこのアルバム。高校生だった私はもちろん気にはなっていたけれど、優先順位では下の方でなかなか購入するに至らなかった。大学生となり、本格的にソフトロックにのめり込むようになり、当時お付き合いしていた彼女がこのトラットリア盤を購入し、自分がハマってしまった格好だ。なので初めて聴いたのは98年頃だったかと思う。

トラットリアからは1stの「カイツ・アー・ファン」と2nd「ユー・クッド・ビー・ボーン・アゲイン」あと6th「ワン・バイ・ワン」が再発されていたかと思う。で98年頃にCDショップでゲットできたトラットリア盤は1stと前述の「スターズ・タイム〜」だけだった。そして当時の彼女は1stにハマり、自分は4枚目の「スターズ〜」が好きになったという感じ。

2ndの「ユー・クッド・ビー・ボーン・アゲイン」だけはレコード屋でオリジナル盤を見つけて、当時の自分としては最高額盤として購入してはみたものの、ほとんど聴かなかったな。なんか聴くのがもったいなくて。そしていまだにほとんど針を落としていない。

2000年代に入ってからアメリカの「light in the attic」というレーベルが、フリーデザインの全てのアルバムを再発してくれて、手軽に手に入れることが出来るようになって、本当にありがたい。

最近、また自分的ソフトロックが再ブームで、フリーデザインやらミレニウムやらを聴いていたら、Apple Musicがミレニウム「ビギン」が好きならこれもおすすめと、ハイ・ラマズの2007年作「カン・クラッダーズ」をリコメンドしてきた。

これもまた素晴らしいソフトロック作品で、なんで今まで聴いてこなかったんだろうと思うくらい。ハイ・ラマズ自体90年代のアルバムはサブスクに無いし、そうなってくると今聴きたいバンドNo.1になってしまった。2000年の彼らのアルバム「パズル・ビー」以降スルーしていたからなおさら余計に聴きたい。

そして、2021年版ソフトロックとして最近よく聴いているのがこの曲。

ツイートにもあるようにこのマリーナ・アレンは来月アルバムが出るらしいのでそれも楽しみ。


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