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私のガジェットウォッチ遍歴

6月10日は100回目の時の記念日だったらしい。何日か過ぎてしまったが、それにちなんで今回は私のガジェットウォッチ遍歴について書いてみたいと思う。ガジェットウォッチとは私が勝手に作った言葉で、時計以外の機能(例えば計算機)をもった腕時計全般を指す。今で言うスマートウォッチを含む造語だ。

私は、元々ガジェットウォッチが好きで、過去にもカシオのDATABANKなどを身に付けていた。社会人になってから落ち着いたもののやはり三つ子の魂なんとやらでApple Watchが発表され、購入してから熱が復活しているわけである。

ガジェットウォッチを初めてつけたのは確か予備校時代のことだ。兄が持っていたGショックのアナログとデジタルの融合バージョンを借りパクして使っていた。このGショック、デザインが気に入っていたのだがあろうことか居酒屋で忘れてきてしまって紛失してしまった。97年頃のことだ。


その後、97年の春に佐野元春さんが発行していた「This」という雑誌でタイアップされていたカシオのDATABANK「モンドスタイル」を購入した。
このモンドスタイルは当時金属のケースとベルトが主流だったDATABANKをプラスチックにし、カラーもホワイトやライトプルーやイエローなどのポップなカラーリングに仕立てた仕様になっていた。お値段もリーズナブルだった。
モンドミュージックが流行していたからそれにちなんだ商品だったと思う。


雑誌では小山田圭吾氏や砂原良徳氏や常盤響氏、中原昌也氏がアメリカにレコードを買い付けに行くという記事と、このモンドスタイルがタイアップした形になっていた。私もこれを読んで小山田氏が付けていた白を購入した。それから大学時代はほとんどこの時計で過ごし、2000年頃まで使っていた。


大学に入学しサークルの先輩が所有していたのがDATABANKのタッチスクリーンタイプだ。これにもものすごく憧れた。物理キーではなく全面タッチスクリーンなルックスがものすごく未来感あふれるルックスだった。今で言うガラケーからスマホに変わった感に近いものがあるかもしれない。
2000年前後にヤフオクで落札したがほとんど使わなかったな。

その後「パルサー」にも憧れた。なんの雑誌かは忘れてしまったが元電気グルーヴのまりん氏がコレクションしていると紹介されていた記事が目に留まったのだ。パルサーとは1970年代に登場した元祖スマートウォッチというべき代物で、LEDで時刻を表示し、デザインが非常に洗練されていて90年代の当時でも未来感溢れるガジェットだった。ただ、中古で見かけても20万円以上はしてとても手のだせる金額ではなかった。パルサーは今年復刻されていたけどハミルトンのロゴが邪魔かな。


いま、私が付けているAppleWatchはseries2だ。シリーズ5が最新モデルだからスマートウォッチとしてはかなり古い物である。人間に例えると80歳くらいかもしれない。現在使っている機能は時計と通知と天気、たまにタイマーくらいだ。Siriもかなりもっさりしていて「ヘイSiri!」と呼びかけて3秒後くらいに反応するおじいちゃんだ。


元々のこのAppleWatch購入した目当てはApple Payだった。シリーズ1から気になっていたのだが、より大幅に進化した2が発売されて是非とも手に入れたいと思って衝動買いしたのだ。DATABANKを使っていた当時から考えると使える機能は隔世の感がある。

当時はよく出張があったのでSuicaを使ってよく新幹線にも乗った。ドヤ顔で改札を通っていたのが今となっては懐かしい。

いまはサイドボタンが機能しなくなってしまったのでApple Payは使っていない。

それでも2017年から使っているこのAppleWatchを使い続けるのは、とにかく見た目が気に入っているからだ。38mmのサイズとステンレススチールのケース、ミラネーゼループのバンドがなんとなくパルサーとDATABANKタッチスクリーンのハイブリッドのような感じがしてとても気に入っている。すでにレトロフューチャー感のあるルックスなので、あと数年はこのまま使い続けると思う。

以上、私のガジェットウォッチ遍歴を語ってみました。

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