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2024年3月の記事一覧

ぜんぶ。

ぜんぶ。

咲いていても
咲いていなくても

どこかへ向かう道のりも
何かが終わるときも

全部その人の大切な一部です。

というよりもどんな姿も
その人の " 咲いている " でもあるのかなって

写真の桜も
" 咲いてないときのわたしも見てー "
と言っているようにも見えました。

咲き誇る美しさに
誰もが目を奪われるけれど

咲くまでの道のりも
散りゆくその果てまでも

美しいことを知っているよ

"

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空を仰ぐ

空を仰ぐ

雲を縁取る眩しい光を眺めていた

空高く羽ばたく鳥に憧れていた私は
どうやら蝶だったみたいだ

蝶だと思い出したときに
蝶として生きていくと決めたときに
飛び方を思い出す

そんなことがある

自分を取り戻して
自分を生きると決めたとき

そんな自分を
誰よりも自分が待っている

rain

rain

泣くように生きる君の日々が
これ以上濡れませんように

君の傘になれるだろうか

そっと寄り添うように咲く花は
傘にするには小さいけれど

どんな雨も凌げそうなほど
心強かった

雨上がりの景色を色鮮やかにしてくれた

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boundary

boundary

あそこの雲が
このまま私をすくい上げてくれないかなぁ

なんて君が言うから

時が止まったみたいにしばらく空を見上げて

夜との境界線を探した

どこを探しても色の混ざり合う空に

境目のない空に

あの空はどこまでも自由なのだろうか

境界線のない空がそう感じさせるのだろうか

photo by ...