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「エフォートレス」ってなに??

「エフォートレス」という言葉を聞いたことがありますか?

調べてみるとエフォートレスとは「努力を要しない」「気楽な」という意味です。
「effort=努力」「less=より少なく」

今回ご紹介する本がこちら↓


本書をお勧めする方

  • まじめに頑張っているのになぜかうまくいかない

  • やる気はあるのに結果がでない

  • なんだか疲れるばかりで前に進めない

もしひとつでも自分に思い当たるなら一度この本を読んでみると
考え方が変わるかもしれません。


著者について

グレッグ・マキューン(Greg Mckeown)
McKeown Inc. のCEO。アドビ、アップル、グーグル、フェイスブック、ピクサー、セールスフォース・ドットコム、シマンテック、ツイッター、VMWare、ヤフーなど名だたる企業のコンサルティングをおこなう。著書『エッセンシャル思考』は全米ベストセラー。

amazon抜粋

本書の前の著書は全米ベストセラーになっています↓


エフォートレス思考

本書では大きく3つの章で構成されています

  1. エフォートレスな精神

  2. エフォートレスな行動

  3. エフォートレスのしくみ化

・まず頭の中のガラクタを片付けて余裕のマインドを作る。
・もっとも効率の良いポイントを見つけて余裕で最高の成果を出す。
・行動を自動化し、成果が勝手についてくる仕組みを作る。


そのやり方が一つではない

現代の日本人は特に「頑張ること」「努力すること」こそ美しく、
それが目標を達成する一つの道だと思いがちではないでしょうか。

クタクタになるまで疲れていないとサボっていると言われる。
潰れるまで働かないとダメなやつだと思われる。
ゴールは限界を超えた先にある。 など。

頑張りが成果につながることは事実ですが
あるポイントを超えると、いくら時間とエネルギーを費やしても
それ以上の効果やリターンは得られなくなります。
これに身に覚えのある人もいるのではないのでしょうか。

このような状態になったら、試しに逆のアプローチをとってみる。
限界を超えて頑張るのではなく、もっと簡単な道を選んでみるのはどうでしょう。


力ずくで頑張りすぎない

力ずくで頑張るのではなく一番楽なやり方で最優先事項に取り組むようにしてみる
力を抜くと言われるとなんだかサボっているような後ろめたく感じるかもしれません。
こう思うのは現代人なら誰もがマインドセットを刷り込まれているからです。
「努力することは善いこと。 楽をすることは悪いこと。」だと。

だけど、力を抜いて成果をあげることこそスマートな生き方で
大事なことを諦めることなく結果を出せる最善の道だと著者は言います。

力ずくで成果を上げても疲れすぎて喜ぶ元気もなく、心身をすり減らすようなやり方が唯一の道ではないということです。


いちばん大事なことをいちばん簡単にする

心身ともによく休めていると最高のコンディションを保つことができ、
クリアな意識で集中することができます。

リラックスしている状態の時ほど物事がうまくいったり、
頑張りすぎを減らしてみたら以前よりもよい結果が出た などの
経験をしたことがあると思います。

逆に、仕事が忙しく疲れ切っているとちょっとしたことでイライラしたり
物事を忘れがちになってしまう。
これは頭の中に不要な考えやネガティブな感情や思考パターンが詰まってくるからです。このような状態では最高のパフォーマンスを出せなくなります。

人の脳は恐怖や怒りといった感情価の高いことを優先するようにできており、強い感情が渦巻いていると脳はそちらにリソースを取られて、本当に大事なことをやる余裕がなくなってしまう。

本書より要約

だとすれば、頭の中に溜まった不要な情報を取り除いてやればいいんです。
しっかり食事をし、ゆっくり休養と睡眠をとることで頭はスッキリしてやる気に満ちてくる。

リラックスしている状態の時ほどよい成果が出せるのは、
脳科学的にも心理学的にも証明されてることなんですね。

お互いの人生を楽にするのでなければ、私たちはなんのために生きているというのでしょう?

作家ジョージエリオット

リラックスも仕事のうち

頑張りすぎと、不十分の間のちょうどいいポイントってどこなんでしょう。

それは、1日の仕事はその日のうちにすっかり疲れが取れるまで。
1週間の仕事は週末ですっかり疲れが取れるまでに制限することです。

心身の疲労を防ぐ方法は短い休憩を頻繁に取ることで、1日のリズムを整えて最高のパフォーマンスが出せます。

・午前中に最優先の仕事をする
・その仕事を90分以内の3つのセッションに分割する
・それぞれの間に短い休憩を取り、頭を休ませる

本書より

気をつけたいのは、頑張ってもうまくいかないときにはさらに力を入れるのではなく、力を抜くことを試してみることです。

これはスポーツでも共通することで、一旦休息をとることで心身は回復します。
活動と休息のリズムをうまく使っていきましょう。


まとめ

まず、私はエフォートレスという言葉を初めて聞いた気がします。
webで検索してみると「肩の力を抜いた程よいカジュアルスタイル」とあります。

本書で語られていることはまさにその言葉どおり、頑張りすぎないことです。
ハードワーク自体は誇らしいことかもしれませんがそれだけだと疲労が積み重なり
限界に達してしまいます。

諦めるのではなく、もっと簡単なやり方を見つける方法が書かれた一冊です。

努力することこそ賛美される現代ですが、もっとシンプルにできることがあるのではないかと思います。
「成果を出すためにもっとも簡単なやり方はなんだろう?」と考えるようにすると
余計なことまでやらなくて済む方法が見つかるかもしれません。

また、何か大きな目標があったとして、いつかやってくる達成する喜びをずっと心待ちにする必要もありません。楽しみはつねに今、この時にあるのですから
一瞬一瞬を楽しんでみましょう。

私もこの本を読んで心掛けていることは
「頑張りすぎない」ってことです。
頭の片隅に「エフォートレス」という言葉を置いておき、
燃え尽きないように心掛けています。

自分の好きなことは楽しんでやりたいですからね。

自分の思考の癖が見直せたり、人生を豊かに過ごすきっかけになる一冊だと思います。

では、また。最後まで読んでくださり、ありがとうございます。


  


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