「私は渋谷になりたい」の災難。

渋谷に行ってきた。

渋谷といえば、誰しもが一度は訪れたいと思う場所であり、大都会・埼玉に生息している私でも多少気後れしてしまうほどのネームバリューを持つオシャレシティだ。

そんなオシャレシティに降り立ち、しばらく歩いていると顔の大きさが子猿のグーくらいしかない綺麗な女性2人がカメラマンとモデル撮影だか何かをしていた。
さすが”小石を投げればモデルに当たる”と言われる渋谷だ。


無論、子猿のグー100個分の顔の大きさを持つ私も、カメラマンから「デルモしませんか？」とスカウトさせる可能性も否定できなかったため、念のため彼らの近くを軽く2,3回往復してみたのだが、声をかけられるどころか見向きもされなかった。
ちなみに私は水着までならいつでもやる覚悟なので、このnoteをお読みのワニブックスの関係者様が居ましたら、すぐさま声をかけて頂きたいところだ。


その後、さっさと用事を済ませ、友人とおでん屋に入ったのだが今日は暑かったせいなのか、デニム切り裂き魔にやられたせいなのか、女性の店員がみんなホットパンツであった。

硬派な私はそのホットパンツ姿の店員達をイヤらしい気持ちなどまったく持たずに「夜は冷えるだろうし、風邪を引かなければいいが」と心配をした目でずっと見つめていたのだが、メニューを見ずにそんなことをしていたためか、気が付いたらおでんの具をすべて注文していた。

同席していた友人から「変態野郎ですね」と言われたが、何度も言う私は硬派である。
これはまさに優しさが仇になった形だ。

それにしても渋谷の店員はみんな綺麗で可愛らしい人ばかりであった。
というより、渋谷にいる女性がみんな綺麗であった。


「私は渋谷になりたい・・・」

そう心の中でつぶやき、渋谷を後にした。