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AC MADE SHOW CAN ──飽く迄笑完──


1.獨りではない事を……


動画をぼんやり見ていた。

Card readerは言った。

「待ち焦がれていた人物がやって来る」

そして、其れはいつかを託宣した。

Cardの数字は「00」

直ぐに、つまり、たった今、である、らしい。

信じられない、信じられなかった。

出逢って7年目、個人的やり取りが殆ど滞って、もう直ぐ丸5年が経とうとしている。

SNSで、初めて見かけ、冗句を交えたコメントをした。

そうしたら、個人のチャットで、向こうから挨拶された。

そう言えば、昔から、声をかけられる事が多い。

高校入学時、4月に「数学のノートを貸して欲しい」と言われた。

大學入學時に、帰り道に、中学の先輩に当たる、一浪した同學年生に挨拶をされた。

まあ、昔から、モテるものは、荷物ぐらいで、艶っぽい話に発展する事もありはしないのだが──

余りの辛さに苦しんでいた時、何かエネルギー体の様な存在に後ろから、抱きしめられている、様に感じた事が一度ある。

相手には実際に逢った事もなく、テレビ電話で2回、電話では数度、やり取りをした。

渇いた心、疲れた体で、無聊を託っていた。

託宣の意味を思索し、想い出された事がある。

2年程前、エネルギー体が自分の周りに一緒にいる、そう想い込む、と文章にした。

その刹那、体がなにものかで充たされた。


確かな事はわからない。

だが、人は[想い込む力]により、生き生かされ生かしている


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