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超弾丸!南会津秘湯巡りひとり旅

こんにちは。

年に1回だけ使える誕生月休暇の存在を思い出し、昨日から今日にかけて、初めての福島県・南会津に弾丸旅してきました。

浅草からはなんと東武で一本!
ゆったり会津東武フリーパスを使うと、往復6,000円ちょいという破格の値段で行くことができます。(※特急料金は別)

神キップです。  

その1 木賊温泉

会津田島駅でレンタカーを借り、初めに向かったのは木賊温泉です。
木賊と書いて、"トクサ"と読みます。 
ちなみに、福島はまだ桜が咲いていまして、会津田島駅前のSLと桜がもう最高でございました。

こんなん、撮るやん。

山の中にある秘湯・木賊温泉には、唯一の共同浴場である岩風呂があります。
川沿いに立つ掘立て小屋のお風呂はなんと混浴。

これです。
木賊温泉なだけあって、ちゃんと入口に"木賊"が植えられてました。

泉質は硫黄を感じながらも透き通っていて、温もりが持続するものでした。
私の好きな漫画家であるつげ義春先生の作品「会津の釣り宿」のラストシーンで、主人公とその友人(顔が四角い)が入った温泉です。
なお混浴と言いつつも、男性客しかいませんでした。

その2 湯ノ花温泉

次に向かったのは湯ノ花温泉です。
木賊温泉から10分ほどの至近。
共同浴場が4つあり、内2つは混浴でした。
混浴温泉が多いのは、東北の文化的背景があるのだと思います。
また、この温泉地(※温泉"街"ではない)に宿をとったので、2日に分けてゆっくり回りました。

①天神湯 

宿から歩いて1分の天神湯は、激熱風呂と小さなぬる湯の2つの浴槽がある混浴です。
頑張ってお湯に浸かっていると、地元の方に「俺地元なんだけど、熱いから入れないんだよ。」とまさかのカミングアウトを受け、ぬる湯を勧められました。
ぬる湯は、熱い浴槽から配管を通ってお湯を汲んでおり、その為に汚れが貯まりやすいようで、「だから俺は毎回湯を抜いて入れ直してるんだよ。」と仰っていました。

②石湯

夜歩くには厳しい暗さの道。

これをなんとか抜けて、辿り着いた石湯は衝撃のビジュアルでした。

え…岩でか…

名前の由来にもなっている巨岩が建物の外から中に貫かれていて、圧倒的存在感を放ちます。
この石湯も木賊温泉の岩風呂同様に川沿いに建っていて、またこれも岩風呂と同様に以前増水で小屋ごと流されてしまったそうです。
ファンの方の支援で元の姿に復活されたとのことで、こうして入ることが出来て幸せです。
さて、お風呂ですが、天神湯を超える爆熱風呂で混浴でした。
過去に測った人によれば45度をゆうに超していたとか…
衝立の裏にはぬる湯もあり、そちらはかなり入りやすかったです。
都内屈指の熱さで有名な蒲田温泉愛好家の皆さんであれば余裕だと思います。

③弘法の湯

湯ノ花温泉地の中で唯一シャワー付きのお風呂は弘法の湯です。
かなり綺麗な小屋で、混浴ではありませんでした。(麻痺している)
先の二つと比べると熱さは控えめで、ちょうど堤柳泉の熱湯くらいの温度でした。
朝風呂がとても気持ちよかったです。

④湯端の湯

湯ノ花温泉ラストは湯端の湯です。
ここは村の人と外来の人とで浴槽が分かれていました。

ここから天神湯、弘法の湯に湯を引いているそうです。(石湯は別)
歴史を感じさせる雰囲気で、まさに温泉に浸かっている気持ちが高まりました。

また、道中が最高だったので載せておきます。

温泉地を流れる川、大小の滝。
マイナスイオンたっぷりです。

湯ノ花温泉のお風呂は総じて、熱いんですけどスキッとしていて、軽く浸かれるお湯でした。
(湯冷めしやすいらしいです。)

その3 古町温泉

さて、湯ノ花温泉を離れて次に向かったのは、宿の女将に教えてもらった古町温泉赤岩荘。

ちなみに今回の旅も、例によって天気は晴れでした。
(旅先での晴天率95%男)

農道を走り、辿り着いたこちらの温泉は、赤茶褐色の鉄臭い温泉!
近いところで言うと、神戸・有馬温泉の金泉です。 金泉は太古の海水ですが、こちらは硫黄臭もありました。
内湯と露天風呂があり、それぞれ脱衣場も分かれているので初めは施設構造が理解出来ていませんで、内湯に入りました。
内湯は湧出の勢いが凄まじく、天然バイブラ状態!
東日本バイブラ大好き同好会会長の私としては、最高のお風呂でした。

で、露天風呂へはこの廊下を渡ります。

ワクワクですね。

露天風呂はぬる湯と熱湯の2つのお風呂があり、それぞれ同じくらい広々としていたのでゆったり出来ました。
今朝は気温が低かったので、露天風呂はつい長湯になってしまったのですが、やはり芯から温もるのは大事。
ポカポカになりました。

小休止(普通の観光)

その後、大内宿やら塔のへつりやら、所謂南会津観光モデルコース的な周遊をしました。
写真だけでもシェアさせていただきます。

大内宿。
至る所に咲いていた芝桜。
こっちは大きい方の桜。
ネギで食べる蕎麦!
合理的過ぎて感動しました。考えた人天才です!
きれいな花が咲いていた木瓜。
上から望む、大内宿。圧巻です。
綺麗ですが怖かった塔のへつり。
へつりって言葉が面白いです。

その4 湯野上温泉

最後の駆け込みでもう1つ温泉地へ。
向かったのは湯野上温泉です。
湯野上温泉は電車の駅もあるので、行きやすい温泉地だと思います。

選んだのはえびす屋さん。

これがそのまま露天風呂への入口になってます。

この存在感ある看板に惹かれてついつい入った訳ですが、旅館でお金を払って道路を挟んだこの入口から露天風呂に向かうんですね。
そして男湯に辿り着くとなんとお湯が溜まってない!

同じタイミングで来た方と「あれ〜?」と旅館に戻ると、お昼にお湯を抜いて掃除したからまだ溜まってないんだね、とのことで、急遽初めてお会いした方と二人で貸切風呂に入ることになりました。

これがまた良かったです。
泉質は湯ノ花温泉に近い、スッキリとしたお湯で、例によって熱々。
浴槽の隣に大きな柱があって、中には子宝観音として男根崇拝のブツがあったのが面白かったです。
そして景色は間違いなく最高でした。

奥に聳えるのは夫婦岩だそうです。

まとめ

と、言うことで、今回急に思い立ち、ノープランで回ったのですが、とても素晴らしい旅が出来たと思います。
訪れた温泉地は4つ、入った温泉は7つ。
とても楽しかったです。

個人的にはやっぱり木賊温泉が特別。

来週のGWでは、草津温泉&伊香保温泉に伺う予定です。
相変わらずの温浴旅行ですが、群馬は初めての入国ですので楽しみです。

ありがとうございました。

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