分かっちゃいるけどやめられない!意識 vs. 無意識のバトル

他の記事の中には聞き慣れない用語が
出ているかと思いますので、
私になりに幾つかの用語について
解説していく記事も書いています。
今回は、意識について。

意識と無意識

まず、心理学の先人によると
意識は階層になっていると言われます。


それぞれについて詳しくは話しませんが、
こちらでは便宜的に、
大きく2つに分けて話を進めています。

つまり、顕在意識と潜在意識です。

それぞれ、意識、無意識と書くこともあります。


顕在意識 = 意識
(意識として認識している部分)

ーーーーーーーーーー

潜在意識 = 無意識
(意識できない部分)

このように意識に上がっている部分と
意識できない部分があります。

よく、海上に浮かぶ氷山に例えられれます。

画像1


海面に出ているのが意識(顕在意識)
水面下が無意識(潜在意識)です。

そして、「氷山の一角」と言われるように、
水面下にある無意識の方が
はるかに大きいということになります。

よく無意識は意識の2万倍程度と言われます。

正確性はともかく、
そのパワフルさは、私たちは普段から
感じているかもしれません。

できないと思っていることが、
思いがけずできたり、

できるはずだと思っていたのに、
出来なかったり、

両方あると思います。

「火事場の馬鹿力」という言葉があるように、
危機的な状況に追い込まれると、
普段には考えられないほど
力を発揮する人がいたり...

達成したいことがあるのになかなかできない...

というように。

例えば、ダイエットしたい
と思っているのに、
つい美味しそうなスイーツに
手が伸びて買ってしまう
というようなことはないですか。

心のなかでは、
「食べたら太るぞ~、やめろ~」

という声もあれば、

「きっと、このスイーツはこんな味で、
食感で、美味しいんだろうな」

という声が体の奥から湧きあがり、やがて、

「1個くらい、大丈夫、大丈夫。」

「いや、3個までだったら、
明日の運動増やせば平気だから、
今日は食べちゃお」

というような声が聞こえて、
買ってしまうというような。

このとき何が起きているのか?


ちょっと、想像してみて下さい。
あなた一人が「たべちゃだめだ」と思って
スタジアムの真ん中に立っていたとしましょう。

周りを見渡すと、観客席に2万人もの人が
賑やかに声を上げています。

一番大きな声は「食べちゃえ~!」
という声のようです。

ホームグラウンドのはずなのに、
アウェイに居るような感じです。

すごい違和感を感じるかもしれません。

もし、そんな声が聞こえたら、
あなたはその声に勝てそうですか?


私たちは、頭の中には違う考えを持った人が
大勢居るような感じです。

そして、色んな声がありつつも、
一番まとまった大きな声が聞こえてきます。

そして大抵の人は
それに動かされてしまうものです。

その人たちも、
そういう主張をするようになった理由が
それぞれにあるのかもしれません。

それを見ていきましょう。

好き・嫌いのもとになるもの

カレーでイメージしてみます。
(甘いもんとちゃうんかい)

辛さ控えめなカレー好きなAさん

辛いカレーを食べたときにラッシーにハマったBさん

カレーにはご飯のCさん

カレーにはナンというDさん

それぞれ、好みが違う人だけど、
自分の頭の中に居る人たちは、実は全部自分。

そう思うようになった理由がそれぞれありました。

いつも家で母が作ってくれたカレーは
ご飯ととても合っていた、

名店Yで食べたカレーと食べたナンが最高だった、

とか。

私たちは過去の体験を通して、快・不快言語化し、
価値観を作っていってます。

そして、お店の新商品がでて、
新しいものをすぐに食べくなることもあれば、
好みの味のカレーを食べてしまうことや、
「お店の人の笑顔が素敵だったから」、
とか味とは関係なく決めることもあるかもしれません。


ここからは、私の妄想的な話になりますが、
よかったらお付き合いください。(笑)


私が提供するサポートの根幹になっているたとえ話です。

観客の中のVIPの存在

ところで、
さきほどのスタジアムの話に戻ります。

観客席ではワ~ワ~と
騒がしいことになっていますが、

中には、
ガラス張りのVIP席で静かに座って
あなたの健康を想って見守っている人も居ます。

いつも見に来てくれている人がいるけど、
会った覚えがない。
その程度にしか感じられないかもしれません。



でも、たまにVIPの声が聞こえるときがあります。

周りがどんなに騒がしくても、
スイーツを買うのを諦められるときがあったりする。

そして、代わりに新鮮なフルーツを手に取る。

でも、そんなにしょっちゅうはその声が聞けない。

本当は、スイーツではなく、
新鮮なフルーツを選びたい気がするんだけど、

今思うと、以前の私の感覚はこんな感じでした。

今は、
「それは、観客席のあなたの主張だよね。
もっと大事な事あるから」

とは聞き分けられるようになった
のではないかと思います。
(完璧ではありません。)


普段の生活を送っていると、
外部からの色んな情報に晒されて、
それこそ多くの他人の声が入ってくるでしょう。

そして、食べると良くないと分かっている
スイーツに手をだしたり、
全然いらない通販のグッズを買ってしまったり、
合わないと分かっている仕事を選んでしまったりして、
歓喜したり、苦しんだりしているのでは
ないでしょうか。


V.I.P.席の声に耳を傾けていますか?

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