「9プリンシプルズ」(著/伊藤穣一・Jeff Howe)早川書房
変化に対応できるものだけがこの厳しい環境の中で生き残っていける。まさにダーウィンさんの話を今の時代で理解するとこんな感じって話。
■もっとも印象に残った部分
地図よりコンパス
・もし、目的地を目指して地図を分析して詳細な道筋をたどろうとしても緊急で予測不能な変化が起こってしまったときに対応できなくなる。一方、コンパスを使って目的地の方向感を外さなければ突発で予測不能な事態にも道筋を柔軟に変更でき創造的に発見して前進して目的地にたどり着ける
★<<So what>>
今の時代、詳細な戦略設計は役に立たないことが多い。予測不能な変化は常にやってくる。まさにコロナ(COVID-19)が象徴的できごと。そんな中、良きコンパスをもっている企業のみが変化する環境下で進化しながらより強靭になって次世代のゴールに向かっていけるのだ。
■変化が激しい21世紀の生き方
人類は根本的には適応できる。我々は柔軟になって、新しい役割を学び、その結果は機能しない過去を捨て去るよう手伝ってくれる。
★<<So what>>
自らに負担をかけながら日々アップデートすること。
■外部環境に対してのKey Word
・非対称性(規模の経済が効きづらい)
・複雑性
・不確実性(予想外の出来事が超短期間にゲームのルールを変える)
■経営戦略を考える上での9つの原理
1、権威より創発
自然発生的な動きを大事にしよう
2、プッシュよりプル
自主性と柔軟性に任せてみよう
3、地図よりコンパス
先のことは分からないから、おおざっぱな方向性で動こう
4、安全よりリスク
ルールは変わるものだから、過度に縛られないようにしよう
5、従うより不服従
むしろ敢えてルールから外れてみることも重要
6、理論より実践
あれこれ考えるより、まずやってみよう
7、能力より多様性
ピンポイントで総力戦をやっても外れるから取り組みもメンバーも多様性を持たせよう
8、強さより回復力
がちがちに防御を固めるより回復力を重視しよう
9、物よりシステム
単純な製品よりはもっと広い社会的な影響を考えよう
■書籍
■読書記録(2020/5月~)
・May/1st/2020
・累計:1冊目
以上
#ビジネススキル #読書#読書感想文#自己啓発#経営戦略
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