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(11) 「程々に」なんて 、 難し過ぎます・・


 スカ/ ジナビア航空がPBJの採用を決めたというメールを、石垣港でアイス菓子を齧ってる時に受け取った。「流石!ホームラ・バー」と喜んだ。そもそも、この製造会社の株主になっていない事に気がついた。夏季限定だが、年間で30本は食べているのではないか。
調べると、上場していなかった。何故か年次で売上も下がっている。巣ごもり需要の恩恵を受けなかったのだろうか。どうしたら売上が上がるだろう?と考えていた・・

PBJは休眠事業であったのと、防衛省から内密の要請もあって、破格の値段で購入した。機体にはAIを搭載し、基本プログラムに修正を加え、生まれ変わった。受注台数は60機を超え、投資額は回収出来た格好となった。暫くは工場も生産に追われるし、部品数は乗用車の比ではない航空機だ。エンジン以外は国産メーカーなので、日本経済にも大きく貢献する・・暫くは出荷初期ロットの状況を見守りながら、次の機種の開発に取り掛かる事になるだろう。その為にも雇用だ。開発者を更に招き入れねばならない・・

そんな諸々をベンチで考えていたら、財務大臣から祝いのメールが来た。
「お願いだから、上場して」。そういう頃なのかもしれない。ホ・ムランバーの外れた棒を持って、再び店へ行き、部屋で食べる数量を買って帰ることにした。細やかな売上貢献しか、この日は出来なかった。

部屋で仕事をしていたらアラームが鳴った。我に返って与党第三党とのネット会談に臨む。7月最初の日曜に行われる、都議会選の候補者を北前新党と共産党とで、6:4で分けた。選挙4週間前を切ったので、候補者名簿と立候補の市と区を明記して、北前新党のHPで公開した。各々の党で公表した為に分かりづらいだろうが、2党でキレイに住み分けされていた。
北前新党が真っ先に公開した理由がある。とにかくどこよりも先にアナウンスする必要があった。協業策についても話し合い、両党間で大枠の合意は取れた。とにかくお金をかけない選挙で済ませたかった。それが本音だった。

会談が終わったと連絡して、志乃とサチと夕飯を食べに出掛ける。2人が予約してくれた店へ向かう。郷土料理というよりも、島で食べれるものを頂く。今夜は再びネット会談があるのでアルコールは程々にする。全てが終わってから、飲もうと考えていた。

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NZと日本の首脳会談の情報はアメリカでは小さな扱いだった。日本がトップ外交で太陽光発電の営業攻勢を続けていた。中東各国が動きはじめ、NZが動いた。インドネシアに続いて、マレーシアのジョホールバルでも太陽光パネル設置が始まるという。
太陽光発電に関して言えば、アメリカは十分な土地があるので、敢えて海洋発電事業へ進出するつもりも無かった。歯がゆく感じているのは、太陽光パネルメーカー大手企業を有する中国と韓国、そして台湾だろう。この海上発電で先行されると、イメージ的に日本が最先端にを進んでいると映る。これもフローティングブリッジに飛びついた、モリの勝利と言えた。

今月早々、フォ・ドと五十鈴の提携が決まり、フォードが組み立てを請け負う形でOEMが決まった。今月の中国市場ではミ・ビシと五十鈴が売上のトップに並んだ。この結果は、フォ・ドの生産にとっても追い風となるだろう。五十鈴はフォードから手に入れた資金で、次の車種の開発を始めたとフォ・ドに伝えた。EV車ならば年内には出してくるかもしれないとフォ・ドの開発陣は予測していた。足回りはそのままにボディを変えればいいのだから。

何よりも驚いたのは、ウクライナで建設が始まった工場の数々だった。米国ブランド生産の為に18棟の工場建設が始まっていた。これで90を超える品目の製造を始めるのだという。食品工場なので建屋はそれほど大きくはないとは言え、一斉に着工を始める勢いは、嘗ての中国を思わせるものがある。EUへの本格的な進出のために、労働力と原材料の安いウクライナで製造するという発想も、人件費の安かった頃の中国を思い起こさせる。本来ならば食品会社がやるべき一手を、モリが手掛けてしまった。
大統領選とコロナで、それどころでは無かった背景もある。ウクライナへの工場進出は、大統領の次男の一件があるのでアメリカ企業は二の足を踏むだろう。ウクライナ周辺国のベラルーシ、モルドバ等にウクライナ程の豊かな農業は無い。次の候補地はロシアだが、仮想敵国である国へ米国資本を進出させる訳にもいかない。日本だから出来たと言えよう。しかし、この発想と行動力は見事だ。訪米前に自己資金を香港に移して、巨額の資金力を見せつけた。あれは今思えば資金を投じる為と言うよりも、香港の銀行且つイギリス資本だからこそ、知り得る国が出てくると読んで、モリは行動に出たのではないか。「金ならある」とアメリカに見せつけようとしたのではないか。

国務長官は、成果を上げ続けるモリという異質な存在に、捉え所のない感覚を持ち始めていた。プルシアンブルーバンクの為替システムを用いて、日本の北部州での観光客向けのサービスを始める。先の中露との首脳会談でトライアル的に運用し、そのサービスを利用した米国の記者が記事にした。アメリカ中のカード会社が新聞社に問い合わせをし、プルシアンブルー社に接近をした。しかし、モリが時期尚早だと交渉にストップをかけたという。

FRBがカード会社各社に理由を問い質すと、世界経済に変化を与えかねないので、観光用途に限定すると断わられたようだ。しかし、日本のカード会社だけは協議を続けているらしい。CIAの調査に寄ると、このプルシアンブルーバンクの為替システムは、イランの石油販売用に開発されたものだという。イランから日本政府に譲渡された油田は、いまや人気の油田となっている。その理由が為替手数料の安さだという。OPECで石油価格は揃えられているので、手数料が少しでも安い所があれば、靡くのも当然だった。
モリは「ペルシャ湾の最安値ガソリンスタンドを目指す」と中東支局の記者に話したらしい。お陰で売上の下がったアラブ産油国が、同じ仕組みを欲しがっているという構図だ。

数ヶ月で6千万バレルを超える石油を算出し、日本はイランへの半年分の投資の4割を、回収したと想定されている。6千万バレルを1バレルあたり50ドルとすれば、30億ドル、3000億円それだけの売上を短期間で達成した。 プルシアンブルーのマージンがどれ程のものか調査中、とレポートは締めくくられていた。
もし、他の産油国で採用されるようになれば、プルシアンブルーは更に巨額のオイルマネーを扱う事になる。「その次」に気づいたのは国務省だった。
石油事業限定だったバンキングシステムを流用して、本格的なネットバンクに乗り出せば、ネットバンク事業社として圧倒的なシェアを得る可能性が高くなる。そもそもが両替手数料の安い仕組みなので、各国通貨の兌換通貨的な位置づけになりうる。もし、市場に登場するような事態となれば、少なくともビットコインを始めとする仮想通貨は大打撃となるだろう。実際の世界中の貨幣で、世界中どこでも電子商取引が可能になるのだから。

国務長官は財務長官にそのレポートを伝え、プルシアンブルーと日本のカード会社の協議を注視するように要請したばかりだった。
この全てがリンクしていくような動きを知ったときに狼狽えた。一体何だ、と愕然としていた。法的には何ら違反をしていない。全てが法の枠内だった。イランでの援助の見返りが油田となり、そこから全てのストーリーが描かれているかのような動きだ。実際、首脳会談で手の内を見せている。この大胆さに惹かれたのだろうか、中露が味方にしようとするのも頷ける。

そこへ速報が来た。ボ・イング社がまた負けた・・勝ったのは、またしても日本だった。ノルウェー、スウェーデン、フィンランドの3国のスカ・ジナビア航空が、プルシアンブルー・エアのPBJ 10機導入決定、とある。

やられた。完全に波に乗ってしまった。輸出国日本は立ち直った。
ボ・イングもエ・バスも負けた。国務長官は天を仰いだ。今までは日本と商取引の真っ最中の国なので 仕方がないと受け止めていたが、スーパーを3ヶ国に出店しただけの国に負けるはずは無かった・・日本を選んだ理由を徹底的に調べろ! 国務長官はメールを発信した。性能面、仕様で、負ける要素など、どこにもないからだ。

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街へ飲みに行った官僚達はホテルに帰ってきて耳をそば立てた。
モリの部屋から英語で話す声が聞こえる「誰かと話をしてるようだが、相手の声が聞こえない」「電話じゃないか」と誰かが言うと、そりゃそうだと、各自の部屋に入っていった。

モリは米国大統領とネットカンファレンス中だった。

「モーテルのような部屋だな」・・爺さん、日本では意味が違うんだ・・

「これが日本の一般的なホテルです」PCを持ったまま部屋の中を歩く。

「なるほど。 官僚と一緒だと、それも仕方がないか・・」

「私にはこれで十分です。さて敗者となった閣下、勝者の権利を履行しても宜しいでしょうか」 「約束だからな。構わんよ、どうぞ」

「ありがとうございます。今、私は選択を迫られています」

「なんだね、君に悩むような事があるのかね?」

「今、私が居る島には極めて少数ですが、日本の陸軍が駐留しています。台湾と2百マイル、中国本土とは4百マイル離れた島です。ここが私が居る島です。ここが、日本がギャーギャー騒いでいる尖閣諸島です」 GMAPをPC上に表記する。「陸軍」と言ったが、正式な会談では無いのと「陸上自衛隊」って単語が頭に浮かばなかった・・

「おお、まさに目と鼻の先じゃないか。そこに軍隊が居るのは極めて当然だと思うのだが・・君の国ではそうはいかんのだろうな」

「仰る通りです。前の政権がこの島々、ココと、ココですね。この島々に、ミサイル配備を計画していました。対北朝鮮と言っていましたが、射程距離はロシアのシベリア、北京も十分に狙えるものです。今年は軍事費を縮小しているので、配備は来年以降で結論を下さねばなりません。ここの州政府はリベラル寄りなので、ミサイル設置に反対なのです」
ここでも「州政府」を使い、相手に理解し易いようにした。

「君は今どちらを考えている?」

「ロシアから返却してもらう北部の島に設置しているミサイルを、ロシアが撤去します。これとの関係性を考えると、来年は、配備は出来ません」

「来年は、と言ったな」

「はい、言いました。しかも、地上ミサイルはどうしても目立ちます。中露も穏やかではないでしょう。一方で中露は理不尽な事に、沖縄、横田、横須賀、グアム、ハワイの米軍基地、並びに台湾と日本の主要都市に何時でも発射できるミサイル何発も持っています」

「それで?」

「小隊程度では島の防御などできません。一発打ち込まれればそれで終わりです。それで潜水艦・・SLBMではなくてですよ。潜水艦が発射する、巡航ミサイルを持てないかと考えているのです」

「我が国にあるのかね?」

「あります。由緒正しき、歴史あるミサイルです。何れ、ハワイかグアムの演習に参加させて頂いて、そこでこっそり訓練できないかと考えています」

「君は中国・ロシア向けとは考えてないんだろう?」いいぞ、爺さん・・

「仰る通りです。北朝鮮だけです」

「ミサイルは置かない。しかし潜水艦で見えない武装をしておく。なぁ、北朝鮮が挑発行為をした際はどうする?」

「最初の2、3発までは抗議するに留め、静観します。
しかし、過去にもあったように度重なる発射を続ける場合は、こちらも恣意行動をしたいのです。ロシアと中国に事前アナウンスを行った上で、北朝鮮との境界まで潜水艦を送り、潜水艦用の護衛艦と監視機を出動させます。出来る事ならば、貴国の海軍との共同演習という形で」

「なるほど。つまり、潜水艦のミサイルなんていうのはそんなに簡単に配備できない。議会が承認してくれるか怪しいだろう。それまでの間、我が軍の恣意行為を必要としたいと・・航行威嚇だけでも十分だと思うが・・」

「その演習費用は日本が支払います」

「費用を払うって・・そんなワンポイントリリーフみたいな使い方出来るのか?まぁ分かった。ちょっと考えておこう。こちらから返答が出るまで、この件はペンディングとして欲しい。再度確認だが、取り敢えずはアメリカ政府の支援を取り付けたから、ミサイルは置かないと、君は報告したがっているという理解で宜しいかな?」

「宜しくお願い致します・・」頭を深々と下げた・・まともな思考だ。認知性のはずが無い。

前の政府が考えていたのは護衛艦や陸上から発射する、言わば目視出来るミサイルだった。これでは衛星、偵察機などで認識されてしまう。しかし、潜水艦ならば隠すことが出来る。国内開発は検討、開発着手をしながら技術的に難が出たら、アメリカから購入としようと考えた。大統領が言ったように国会で審議する必要があるが。今回は、択捉島のロシアミサイルの撤去が絡むので、話が複雑となる。しかし、こればかりは仕方がない。先の3か国の会談でも、内々で中露には相談をしていた。
防衛大臣や首相がアメリカに相談すると、公にせざるを得ない。マスコミが首脳会談が行われ、ミサイルの話が話された報じる事になるが、2人の私的な定期連絡を使えば、外に漏れることはない・・

「最後に、フォ・ドを助けてくれたことに感謝する・・しかし、北欧の航空機まで日本にしてやられるとはな・・」

「ボ・イング社に我々のR2D2を提供しましょうか?採用いただくと、賢くなるのですが」

「どういうことだ? R2D2って、スタ・ウォーズのか?」

「そうです。ロボットではありませんが、AIを機体に搭載して居ます。まだしゃべりませんが、もう少ししたら話せるようにもなります」

「そんな機能を積んでるのか・・」驚いた顔をしている。

「R2D2の様に困った時の万能ロボットではなく、パイロットのガイド役に特化しています。パイロットの勘違い操作を減らすのが目的です。副機長と管制官に、更にプラスαです。これが日本の航空機のアドバンテージであり、連勝の理由です。他には操作系プログラムを、よりデリケートなものに改良しました。何しろハードウエアでは、ボ・イング社には敵いませんので。
どうです? PCユニットを2台乗せるだけで使えます。ボーイ・グ社に提供しましょうか」

「結局、ビジネスか・・分かった。今後も連敗が続くようなら、検討しよう。それまでに話せるようにしておいてくれ。そうだな・・ダイアン・レ・ンの声にしてくれないか?」

「閣下、奥さんに怒られますよ・・」

「操縦席には来ないよ・・あぁ、日本の専用機に付けて飛んできてくれ、それをボ・イング社と一緒に見ようじゃないか」

大体、いつもこんな感じになる。スカ・ジナビア航空の結果が出る日だったので、どっちが勝つか賭けていた。

「では、これで失礼する。いい一日を」

「こちらはもう寝る時間です。どうぞ、よい一日をお過ごしください」

ログオフして、今の映像を首相、副首相、防衛大臣、副外相に送る。明日にでも見て、ネット会議となるかもしれない。

鮎から「見た」とメールが帰ってきた。冷蔵庫からビールを取り出して、飲みながらノートに纏めていった。

ーーーー

「それは潜水艦の巡航ミサイルです・・」

大統領の執務室に国務長官と国防長官が呼ばれて、大統領から質問を受けていた。モリは国防の知識まであるのか・・国務長官は驚いていた。

「現行のトマホークには核弾頭はついていなかったな?これを改良し、忌まわしい弾頭を取り付けるのはそれほど難しくはないのだろう?」

「仰る通りです。日本なら技術的には可能でしょう。但し弾頭を作るのは、我々の監視下にあるので、かなり難しいと言えます。また、トマホークですが、イギリス以外に提供した実績がありません」

「日本に渡すのは好ましくないか?」

「はい。改良されて性能が上回るのです。日本はそこが厄介です。潜水艦ですので、我が国の海域にこっそり侵入すれば、脅威の対象となります。日本のディーゼル潜水艦は世界一と言われています。クルーの質も良く、探査も厄介です。ミサイルを各国に提供していない理由もそれなのです。ドイツやフランス、日本の潜水艦に備えられたら、防衛ラインが崩壊します」

「確かにモリではなく、右派政権になれば面倒だな・・よし、万が一の際は第7艦隊のレンタルにしよう」

「レンタル、ですか?」

「必要なときに、必要な分だけってヤツだ。それで考えて欲しい」

「分かりました。検討してみます・・」

巡航ミサイルは確かにいい着眼点だった。「歴史ある」とモリは称したが、アメリカの巡航潜水艦のアドバンテージでもある。ロシアの原潜にはSLBM核弾頭ミサイルは積んでいるが、狙ったターゲットだけを破壊する潜水艦発射の巡航ミサイルは持っていない。故にロシアは、地上型ミサイルでアメリカを凌駕する戦略に変え、音速ミサイルの開発を進め、配備に成功した。

国務長官は冷静に考えていた。
大統領とモリが私的に遣り取りしていた内容が、国防に踏み込んで来たことに何より驚いた。しかも、秘蔵っ子のミサイルを要求してきた。これは不味いのではないか・・

「大統領、モリとの会話を公式に保管するようにしたいのですが、如何でしょうか」

「ああ、そうしよう。更に、ボ・イングが負け続ける理由を明かしてくれたよ。R2D2があっちには居るらしい。そんなものではなく、女優にしてくれとお願いしたがね」

「R2D2ですか?」

「ああ、後で君たちも見て欲しい。AIを搭載していると言っていた。・レクサのようなものではないかな」 「車ではなく、飛行機でですか・・」

「恐らく、その日のフライトコンディションを認識して、どの位の質力で巡航し、どの角度で着陸するか、管制官のようなアドバイスをするのではないでしょうか。戦闘機ではパイロット一人ですので、そのような機能が求められます」防衛大臣が言う。

「戦闘機だと・・」大統領が口にして呆然としていた。

「大統領、失礼しました。落ち着いてください。戦闘機と申し上げたのは言い過ぎでした。申し訳ありません。あくまでも旅客機を飛ばすだけです。敵基地や空母、相手の戦闘機を迎撃する支援プログラムは、極めて独特のものです。そう簡単には出来ません。プルシアンブルーが航空機を買ったのは先月の話です。1ヶ月で出来るようなものではありません」

「国防長官、確か日本に提供したF16は、日本で作り込んで独自に仕上げたのではなかったでしょうか。ブ・シュ政権時で、うろ覚えなのですが」  国務長官が尋ねた。

「そうでした。ハードウエアと基幹プログラムだけ提供して、日本が必死になってプログラム開発したのです・・それも途中で行き詰まり、開発を断念しようとしていた矢先に、・BMの日本法人にたまたま出向していた天才プログラマーの支援を受けて、解決したと聞いています」

「つまり、戦闘機のプログラムは組んだ実績があるということか・・」
大統領の顔が険しさを帯びた。

首脳達は日本の次期主力戦闘機も、対日本のカードの一つとして考えていた。これは歴代の政権と何ら代わらない。さらに、当時のプログラマーの名前が判明するまで、さして時間は掛からなかった。

(20章へつづく)


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