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就活、人生初めてのグループワーク。周りが超絶優秀だった話。

大学時代、初めての就活、人生初めてのグループワークの時の話。

確か1グループ6人くらいで分けられ、課題を与えられて話し合って解決する機会があった。

俺のグループの人達、ものすごくものすごく優秀だった。

頭の回転は早いし積極的だし、個性的だけど協調性を保てていて、有用な提案は飛び交うし、理性も教養もあり、賢くて自分自身への自信も漂わせているし。社交的でコミュニケーション能力も高い。

俺は展開について行けず、愛想笑いをしながら有能な人材達のグループワークを眺めている他なかった。ほとんど発言はできなかった。

グループワークの振り返りで一人一人感想を発表する際には、同じグループの人からこんな意見が出た。

「全体的に活発な意見交換ができ、解決に進めたのがとても良かったです。自分の課題としては、グループの中でもっと、全員が発言しやすいような雰囲気作りができれば、さらに良かったかなと思いました。」

発言できていなかったのは、俺のことであるのは明白だった。有能であるから俺を傷つける意図はなく、自分の課題として捉えていて、それがさらに俺の心を抉りました。

俺はこれから先、社会人になったらこんな人達の中で、恐らく何度も何度もこんな思いをしながら、戦って生きていかなければないのかよ。と絶望するほどでした。

で、それから社会人生活約10年が経ったが、あれほどまでに優秀な人材達をほとんど見たことがない。

もちろん、自分には無い有能さを見せつけられて似たような状況・挫折を経験することはあるが、あの時の衝撃ほどの違いを感じることはない。

自分が成長したわけでは無い。あの時の人達がすごすぎたのだと確信している。

あの時あの場所で、奇跡的にグループとして組んでいた5人の優秀な人達。皆30歳前後になって、さらに、全てに磨きが掛かっていることだろう。きっと俺より先をいって、違うレベルで悩み、成長していることだろう。

ということもあるので、就活している皆、周りが優秀だからって落ち込む必要はない。そいつらは全社会人の中でも既に上位に入る程、優秀である可能性が高い。

俺は俺のレベルで、日々頑張るのみ。


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