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佐藤ひろお先生の記事 特におすすめのもの。

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2022年3月の記事一覧

ネットの発信力は「生身をさらす」に比例する

佐藤です。ネットで発信力を得て、ファンを獲得するには、「生身の人間」を晒すことが有効である。年齢・性別・社会的な立場が不明の匿名アカウントは、2020年代は力を発揮できない。 という話をしてきました。 ぼくは1990年代からインターネットを触り、ゼロ年代からウェブで発信を始め、2010年代をすべて経験。今に至ります。「インターネット老人会」と揶揄される、昔のネットの常識も楽しめます。 若いひとには出来なかった経験です。※そんな経験はしなくてよい 2010年代後半から、ネッ

院生の「大学教員に就職できないと、研究では食えない」を疑う

佐藤です。ひとつ前の記事で、 ・まず、やりたいことを見つける ・つぎに、仕事にする(お金を得る)方法を見つける という順序で考えるのがよい。という助言を紹介しました。 やりたいことを見つける。それを通じてお金を得る。 この順序は、一方通行。同時ではいけない。戻ってもいけない。 お金になるから、やりたくないことをやる。これは不幸。 やりたいけれど、お金にならないから辞めてしまう。これも不幸。 ぼくのお金の話いまぼくは、会社員として作った貯金と、その貯金を投資で運用した利益

母集団=1の記事を書く

佐藤です。むかし、メンタリストDaiGoさんが「腰痛をどうやって治しましたか?」と質問されて、 「ぼくの答えを聞いてどうする??エヌ(母集団の数)が1の情報に、なんの価値もない。答えろと言われたら答えますけど!!」 ってまくしたててました。※質問内容は違ったかも DaiGoさんは自らの使命を「海外の論文を分かりやすく説明する」としているそうです。※かなり古い動画なので、今は知りません。 心理学・医学の論文ならば、母集団の数が1の情報には、なんの価値もない。統計学をしなけり

ライフワークの独自性と成立性を練り上げる、5つの問いに答える

佐藤です。会社を休んで三国志の研究をしています。2ヵ月間の春休みも終盤戦。京都の二条城そばのホテルに泊まって、内省中です。この内省は、ポエムのようで恥ずかしいし、身を切られる思いでしんどいですが、チェックアウトまであと1時間半。時間制限を利用して書いちゃいます。 5つの問いとは21世紀前半、自分はどのように生きるか。どのように働くか。 この問いは、「自分はどのような問題を解決したい人生だった」かに置き換えることができる。 自分が設定した問題に、価値があるのか。いまの時代に

会社員であっても「自分の売り物」を持ちたい

佐藤です。今日は、ゆうきさんと話してきました。ぼくは会社員なので、独立している人の話を聞けるのは、貴重な機会。そこで考えたのは、会社員であっても「自分なりの売り物」を持ちたい、です。 いま会社員であり、堂々と副業するぞと決心せずとも、「売り物を持つ」ことはできます。どういうことか。  ・noteの有料記事  ・Kindleの電子出版  ・文を印刷して製本 これらは、お手軽につくれる自分の「売り物」。誤解されがちですが、文章の長さは問われません。簡単に販売できます。※勤務先と

中国史のファンが、潮が引くように劇的に減った考

佐藤です。昨日は、同業者の楽史舎さんとお花見してきました。どういう意味で「同業者」かと言えば、会社員だけど、趣味がこうじて中国史について勉強し、勢い余って本を作ってしまった人。 本づくりについては、ぼくの大先輩です。 「ネタ」本をたくさん作ってて、手に取りやすいです。 時間を忘れて雑談。1時間ちょい喋ったかな?と思って時計を見たら、3時間が経過してた。2人とも終電を逃すところでした。せっかくなので情報交換とか、今後やりたいこと、などを話すわけです。 この2年弱、つまり感染