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母集団=1の記事を書く

佐藤です。むかし、メンタリストDaiGoさんが「腰痛をどうやって治しましたか?」と質問されて、
「ぼくの答えを聞いてどうする??エヌ(母集団の数)が1の情報に、なんの価値もない。答えろと言われたら答えますけど!!」
ってまくしたててました。※質問内容は違ったかも

DaiGoさんは自らの使命を「海外の論文を分かりやすく説明する」としているそうです。※かなり古い動画なので、今は知りません。

心理学・医学の論文ならば、母集団の数が1の情報には、なんの価値もない。統計学をしなけりゃダメ。たとえDaiGoさん自身であれ、たった1人の事例は、何の価値もない情報だ。
そりゃそうだ。
しかし、それはDaiGoさんの方針(論文を紹介する)に根ざした回答であって、なおも「DaiGoさんは、どうやって腰痛を治したの?」と聞きたいひとは聞きたいんですよ。切り捨てられちゃいましたが。

ひるがえって。このnoteでも、生活や仕事、就職や資産運用など、いろいろな記事を書いているひとがいます。
ぼくが読みたいのは、エヌ(母集団の数)が1の情報です。

10,000人の性格分析に基づき、人間を4つのタイプに分類し、そのタイプごとの特性と対処法を……なんて記事、noteで読む必要はないんです。
より率直に言えば、「あなた」から読む必要がない。
気の利いた本、分かりやすい本は、古本屋で100円で買えるので。

タイプごとのお金の稼ぎ方なんで、どうでもいいから、「あなた」が1万円もうけた方法を教えてほしい。再現性がなくても、全然OKです。

偉人の名言なんかも、かなり際どくて。名言を聞いて、「あなた」がどう思ったか。その名言を「あなた」がなぜ選んだか。それが書いてない発信者は、フェードアウトしちゃいます。

ぼくは「noteを読み合っている」のみの関係で、直接会って、お茶をさせて頂いた方が、この1年弱で5人ぐらいいます。
「出会い」活動でnoteを使ってるわけじゃないので、5人というのは全然多くないかも知れません。でも、人数を稼ぐことには意味を感じてないです。
会ったけど本名も住所も分からないままです(ご本人が名乗った場合は知りますが、ぼくからは聞きません)。もちろん、売買とか契約とかもせず、あー楽しかった、で帰ってくるだけ。

会いたい、会って嬉しいのも、エヌ(母集団の数)が1の情報を授受している同士だからだと思うんですよ。
有益でお得だが「無色透明」の情報を、ものすごくたくさん発信しているひととは、何を話したらいいか分からないんですよねー。

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