見出し画像

Web制作のコーディングについて

コーディングは基本的に、デザイナーさんが作ったWebサイトのデザインを『ブラウザで表示させるため』にプログラミングする作業になります。

こちらも前回のデザインと同じように、具体的な作業内容を中心に、説明していきたいと思います。

① 作成前(事前準備)

コーディングの制作を開始する前に、前のフェーズの担当からいろんな情報を共有されます!

デザイナーからの引き継ぎ


・デザインデータ
 Adobe XD、Figmaで作成
したデザインファイル(クラウド)
(もちろん今になっても AdobeのPhotoshopまたはillustratorで作成する会社もありますが、ツールについては別途紹介します)

・製作用素材
 基本的に上記のXDまたはFigmaからそのまま使うことが多いですが、
 別途で作成することもあります。

・動き(アニメーション)の共有
 XDまたはFigam内のプロトタイプ機能またはコメントに記述。
 (会社によって担当の違いがあり)

ディレクターからの製作情報と資料共有


・サイトマップ
直接コーディングとの関係性は少ないですが、サイトのページ構造が一目でわかる。

・ディレクトリ一覧
直接制作に関わっており、主に各ページのMeta情報が記載されております。

・その他
上記のサイト制作の基本の情報以外に、『GA/GA4タグ埋め込み』『相対/絶対パス』『SNS連携』『外部API連携』など必ずしもコーディングではない部分もありますが、こちらでは省きます!

② 作成中(実作業)

会社によって少し差があるかもしれませんが、基本的にはコーディングでHTML、CSS、JavaScriptのコードを書くことが主の仕事のなります。

具体的制作の業務は、

サイト制作

上記の①にあった『XD』または『Figma』のデザインデータを見てコンテンツ、サイズ、文字、画像などの組み方を考えながら作成します。

レスポンシブ対応

デザインフェーズでも出てきた画面サイズですが、
基本的にでCSSmedia query を利用しで表示を変更してます。

@media (media-feature-rule) {
  /* CSS 規則をここに */
}

ディレクトリ構成(ファイル構造)

こちらは要件定義で作成したディレクトリマップを見ながらファイルの構造を見ながら組んでいきます。
合わせてmeta情報もこちらのファイルで確認しながら入れていきます!

<head>
  <title>World Wide Web Consortium (W3C)</title>
  <meta charset=utf-8" />
  <meta name="description"
        content="The World Wide Web Consortium (W3C) is an international community
        where Member organizations, a full-time staff,
        and the public work together to develop Web standards." />
</head>


その他

制作の会社によって多少の差はありますが、前項にあった『GA/GA4タグ埋め込み』『相対/絶対パス』『SNS連携』『外部API連携』などのタグ埋め込みます!

③ 作成後(引き継ぎ)

会社によってこちらの作業担当が違う場合もありますが、前項のコーディング作業完了後、作成したコーディングデータをアップロードして、『テストページ』をサーバにサイトアップロードします。

アップロードしたテストページをそれぞれの関係者に展開して、『コーディングフェーズ』の確認を行います。

この段階ではシステムが入っていないので、データとやり取りがないサイトになり、主にサイトのデータやり取り以外の動き(アニメーション・サイト遷移など)の確認になります。

引き継ぐの際には、担当のシステムエンジニアに動的(システムやり取りある)になるところの共有する必要があります!

④ 最終の作成物

コーディングでの作成物は基本的にコーディングしたデータの一式になります。

多くの場合は『GitHub』『FTP』などのツールを活用して作成したデータの管理を行いますが、ここではツールの紹介を省きます。

具体的な作成物はは、基本的には下記のようなもので、
①各ページHTMLファイル
②ページの表現を管理するCSSファイル
③ページの動作に使われたJSファイル
④上記以外に導入したプラグインと関連情報など(あれば)

もちろん会社によって、JavaScriptで作成したり、PHPで作成したりすることもありますが、ここでは一番スタンダードのやり方を例としてあげてます!

以上の準備と確認が完了したら、次は『システムエンジニア』に引き継ぐことになります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?