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台湾文化誌

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このマガジンでは、台湾の豊かで多様な文化について、文学、歴史、生活、美術史、言語など、さまざまな側面から深く掘り下げていきます。この窓を通して、読者がこの島のユニークな特徴やその…
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#台湾美術

絵画の鑑賞から中元節を知ろう!

絵画の鑑賞から中元節を知ろう!

台湾の中元節は、古くから伝わる宗教と文化が結びついた特別なお祭りです。農暦の7月1日、「鬼門開く日」として知られ、冥界の門が開かれ、亡くなった先祖や亡霊がこの世に帰ってくるという日です。家族が再会し、感謝と尊敬の念を示す一方で、、亡霊にの大パーティでもあります。

中元節には、さまざまな宗教行事と民間の風習が交わります。舞獅や舞龍、天灯の灯りが空を彩り、亡くなった人々への祈りと思い出が溢れます。ま

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【台湾の美術館巡り】2023年梅樹月の展示会「山行譜曲」を見よう!

【台湾の美術館巡り】2023年梅樹月の展示会「山行譜曲」を見よう!

展示会が始まった時、友人と一緒に三峡(サンシャー)に半日観光をしに行きました。今回のテーマは「山」であり、台湾の山岳地帯は全体の2/3以上を占めており、台湾を表現するには山が最適ですね!
日本のお客様を案内するたびに、私たちの山脈を誇りに思って紹介しています。標高3952メートルの玉山は、日本統治時代に「新高山」という別名がありました。それは日本の富士山よりも高いため、日本人も絶対に「新高山」とい

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木下静涯の足跡と淡水の美を巡るアートの旅

木下静涯の足跡と淡水の美を巡るアートの旅

この前、私は淡水を訪れました。目的は、木下静涯さんが台湾で過ごす場所を訪ねることでした。淡水は本当に素晴らしい場所で、芸術的な風景がたくさんあります。まるでフランスのモネの庭(以下のビデオを参考)のようです。三層建ての建物の高低差や、オランダとスペインの建築が交錯する異国情緒溢れる景観、そして河岸から観音山を見上げる眺め。そのため、多くの芸術家が淡水に来てスケッチをするのも納得です。ここでは光と影

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