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【台湾駐在ワーママ会】駐在するんだったら子供が何歳までが良い?

「台湾駐在ワーママ会」のいちみなです。今回は、以前「ワーママ×駐在」をテーマにしたセミナーを実施したときに寄せられた質問についてです。
セミナー参加者の方から

「私も海外駐在を目指したいんですが、
 駐在するんだったら、子供が何歳までが良いでしょうか」

という質問がありました。

私の周りの事例でいうと
お子さんが未就学児の方(なんと0歳の方)も
小学生の方も
中学生の方もいるし、
もっというと高校生の方もいる。それ以上の方もいる。
なので、実際に駐在している人たちのお子さんの年齢からいうと

・・・お子さんが何歳まででも海外駐在はできます!

となるわけですが、
おそらくその質問の裏にあるであろう
「教育環境」という要素と絡めて考えてみたいと思います。


子供の進学先を日本人学校にするなら

海外にいるからといって
子供の進学先について過度に心配することない、というのは
以前の記事で書いたとおりです。

【台湾駐在ワーママ会】子供の教育環境は?|台湾駐在ワーママ会 (note.com)

【台湾駐在ワーママ会】日本人学校?それとも現地校?|台湾駐在ワーママ会 (note.com)

ただ、お子さんを「日本人学校」に進学させるとなると
物理的に制約が出てきます。
というのも、 ほとんどの日本人学校には、高等部がないから です。
高等部があるのは、2011年に開校した上海日本人学校高等部だけ です。

なので必然的に、
高校生のお子さんを駐在先に帯同しようとすると、
現地校 or インターナショナルスクールの2択 になります。
お子さんが、駐在先の国・地域の言語を学んだことがない場合
これはなかなかのハードモードかもしれません。

一方で、中学部までは日本人学校があるので、
日本語環境で学ばせたい、という意味でしたら
中学生までは可能 ということになります。

「帰国子女枠での高校入試」を目指すなら

お子さんが海外で中学時代を送った場合に
「帰国子女枠」がある高校を目指すのも
ひとつの選択肢になるかもしれません。
が、その選択肢には条件があります。

まずは海外での生活年数。
多くの学校は 1年以上在住 を条件としていますが、
なかには 2年以上の在住 を条件としているケースもあります。
そして帰国年数。
ほとんどは 帰国後3年以内 が条件となりますが、
それ以上の年数でもOKの学校もあれば、
2年や1年以内など短いケースもあります。

つまり、お子さんが「中学3年生」になってから
海外生活をスタートした場合、
帰国子女枠の対象外となる可能性が高いため
注意が必要です。

子供の進学先を現地校にするなら

お子さんを現地校へ進学させる場合は、
「高等部がない」という問題や
「帰国子女枠の対象にならない」という問題は発生しないので
基本的に年齢の制約はないといえます。

ただ、やはり年齢が低いお子さんのほうが
現地の言葉への適応力はあるようです。

また、未就学児の場合、
「日本人専門の幼稚園/保育園」が
比較的少ない(国・地域によっては皆無)
ということもあり、
望む望まないに関わらず
「現地校にせざるを得ない」というケースもあるようです。

結論 何歳まででも駐在はできる。ただし…

前述したように、
実際に駐在している人たちのお子さんの年齢は
さまざまですので、
お子さんの年齢が何歳まででも、駐在はできます。

ただし「日本人学校に高等部がない」
「将来の受験が…」「言葉の問題が…」
などの現実的な問題を考えると、
駐在時のお子さんの年齢は
小学生~中学生の前半 がボリュームゾーンだといえます。
なお、台北日本人学校の例だと、
小学校低学年→小学校高学年→中学部
になるにつれて、クラスが1つずつ減っていきます。

ただ、海外生活は、お子さんが何歳でも
(もちろん駐在者にとっても)
非常に貴重な機会になるはずなので、
「子供が〇歳だから…」と躊躇するのではなく
チャンスがあったらぜひ
前向きに検討されてはいかがでしょうか。

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