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ロボット劇作家のエッセイ

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尾崎太祐が書いたエッセイ・コラムをまとめたマガジンです。
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#スランプ

創作はネガティブからはじまる

こんばんは。尾崎です。 今年はじめての三連休。緊急事態宣言下の、成人の日。 私事ではありますが、わかりやすく落ち込んでいまして。 少し時期外れの長期休暇のような、垂れ込めた状況です。 年末年始にあった勢いはどこへやら。 人間関係も、仕事も、なあんだかうまく進まず。 自分の作品や、自分自身が「不要不急」に感じられてしまうような気分。 こんなご時世ですので、皆さんもどこか似たような気持ちを抱えていることと思います。 「落ち込んでます」なんて明け透けに書いていますが…… あま

書けない劇作家が、60日間noteを書いてたら、スランプに陥っている話

こんばんは、尾崎です。 毎日投稿61日目。ただいま23:45です。 最近、ネタがない……というわけではないんですが、迷走しています。 こんな時期にこそ、書けること、書きたいこと、読みたいものってなんだ? そんなことばかり考えてしまいます。 意識しすぎて、なにも書けないんじゃないか、面白くないんじゃないかという疑心暗鬼状態に。 2ヶ月前。 毎日投稿を始めた頃は、吹っ切れたようにエッセイを書いていました。 次第に「ああ、書けるじゃん」と自信を取り戻してきたのはいいのですが、気

戯曲の書き方を学ぶときに印象的だった"2つの言葉"と、最近の悩みごと

今回は演劇の脚本(戯曲)のことを下地に、記事を書こうと思います。 私が2018年に、戯曲セミナー(日本劇作家協会 主催)に通っていた時期に聞いた、印象深い2つの言葉を紹介します。 いずれも、最近新しい作品や企画を考えるにあたり、思い出したものです。 「コップから溢れ出た雫」劇作家の故・井上ひさしさんの言葉として、講義中に紹介されたものがありました。 (ご本人ではない方から又聞きの形で紹介されており、私も記憶が曖昧ですので、一言一句正確ではないことをご容赦ください。) 戯

ネタ切れと充足感の関係性

注意:本日、ネタ切れです。 毎日noteを書き始めて、まもなく2ヶ月が経とうとしている。 元々、"毎日、なにかを書く"という名目で、800字程度の物語や文章を毎日書くところからスタートしたのだが、本日、完全にネタ切れを迎えている。 したがって、本日はネタ切れをネタに書こうと思う。 禁断の手だ。 しかしなぜ、ネタ切れを……? 自問自答してみた。 2ヶ月前のような「書けない……」という喪失感とはまったくの別物だ。 むしろ、書くことへの楽しさや充足感があり、時世こそ厳しいも

書けない劇作家が、50日間noteを書いて気づいたこと

noteで毎日、”なにか”を書き続けて、昨日で50日が過ぎました。 意外と早かったような気がします。 そんななかで、楽しいなと思うこともあり、困っていることもあり。 この記事は、50日前の自分、それからこの先の自分のために。 そして似たような状況の方のために、書き残したいと思います。 大げさで小っ恥ずかしい内容になりそうですが、読んでみてください。 自己紹介とこれまで僕は「ロボット劇作家」を名乗っています。 試験に合格して得た肩書きでも、大きな実績があるわけでもありません

「あっ、今日はダメな日かも。」

――ああ、なんだか今日、ダメな日かもしれない。 なんとなく、そんなふうに感じる日。 落ち込んでいるだとか、明らかに体調が悪いとか、そういうことではない。 全く何も手につかないとか、そういうことでもない。 でも、ただなんとなく、不意に直感的に思ってしまう日がある。 「自分の書く文章が、なんだかつまらない」 「やるべきことはあるが、なんだか億劫」 「作業の進捗が、なんだか悪い」 私の場合、このような「なんだか」で、「ダメな日」に気づく。 そういう日は、なんとなく原因を探り

書けない劇作家が、20日間noteを書いて気づいたこと

noteで毎日、”なにか”を書き続けて、今日で20日目になります。 「毎日書いて、毎日発信する」ということに、だいぶ慣れてきました。 3週間前の自分、それからこの先の自分のために。そして似たような状況の方のために、この記事を書き残したいと思います。 少し大げさで小っ恥ずかしいタイトルですが、読んでみてください。 自己紹介するほどでもないけど、僕は「ロボット劇作家」を名乗っています。 なにか試験に合格して得た肩書きでも、名声があるわけでもありません。 演劇の世界と、ロボット