イジメに復讐してこそ、いじめは消える。落とし前をつけてから加害者許さないと、別の被害者が出るだけ。


より

上記文抜粋
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韓国でいじめ加害者を暴露する「学校暴力」MeTooの嵐 芸能人が活動休止、フェイクも深刻

 韓国の芸能人やスポーツ選手が、いじめの加害者だった過去を暴露される「学暴MeToo」に揺れている。韓国では学校内のいじめは「学校暴力」といわれ、省略して「学暴(ハクポク)」と呼ばれる。

【写真】韓国野球の次世代エースと呼ばれたが「学暴MeToo」が暴露され、WBCに出場できなかった選手はこちら

「学暴MeToo」が関心を集めるなか、学暴の被害者が十数年を経て加害者への復讐(ふくしゅう)を果たすNetflixのドラマ「ザ・グローリー」が公開。韓国だけでなく世界的な人気を集め、「学暴MeToo」に拍車をかけることになった。誰かをいじめたことに対して心から反省しなければ、結局罰を受けるという「勧善懲悪」のメッセージを含んでいるこのドラマは、中・高校生に学暴の深刻さを悟らせ、予防の効果を導いているという評価もあるのだが。

「学暴MeToo」が国民的な関心を集めたきっかけとなったのは、プロバレーボール選手の李在英(イ・チェヨン)さんと双子の姉妹である李多英(イ・ダヨン)さんの事件だった。

 ふたりは高校時代からその実力で注目を集め、プロのバレーボールチームに入団。とくに李在英さんはプロ新人賞とリーグMVP受賞、そして韓国代表に抜擢(ばってき)されるなど、韓国女子バレーボールの最大有望株と呼ばれていた。

 ところが2021年2月、あるインターネットコミュニティーで、ふたりから受けたいじめについての長文の暴露文が掲載された。中学校時代、同じバレーボール部に所属していた人からのもので、姉妹から長期間の暴行と暴言、カツアゲなど、ひどいいじめを受けたという内容だった。

 この学暴の暴露がニュースやSNSなどで拡散。姉妹は暴露の3日後に事実関係を認め、過去のいじめを謝罪した。しかし、世論はふたりを許さず、球団は無期限のプロバレーボール活動停止という処分を下し、韓国バレーボール協会も姉妹の韓国代表の資格をはく奪した。ふたりはトルコのプロバレーボールリーグに移籍したが、韓国に復帰する可能性はゼロに近いといわれる。

この一件がトリガーになり、有名人に対する「学暴MeToo」が連日ニュースに出てくるようになった。

 そのひとりが、日本でも知られているアイドルグループ「StrayKids」のメンバー、ヒョンジンさん。彼の中学校の同級生と名乗る人の告発がインターネットコミュニティーに掲載され、さらに別の人もヒョンジンさんがひどい暴言を日常的に繰り返していたと暴露した。

「StrayKids」の事務所である「JYPエンターテインメント」は、ただちに真相調査をはじめ、結局ヒョンジンさんは自分で謝罪文を作成して学暴を認め、活動休止を発表した。彼個人だけでなく、メンバー全員の活動に支障が生じ、ヒョンジンさんのグループ脱退を要求する声も出てきた。一部ではヒョンジンさんを擁護する意見もあったが、すでにメディアと世論は「ヒョンジンは罪人」というレッテルを貼っていた。

 有望俳優と呼ばれていたジス(JISOO)さんも、活動休止に追い込まれた。出演したドラマが人気を集め始めていたさなかに「学暴MeToo」の加害者として名指しされた。

 SNSに暴露が広がると、彼は学暴の事実を認めた。ジスさんはドラマから降板することになったが、代役での撮り直しをすることになったドラマ制作会社は、ジスさんの事務所に対して30億ウォンの損害賠償を求めて提訴。事務所も彼との契約を解除した。

 また、160キロの速球を武器に、2022年には韓国リーグ2位の15勝をあげ、最優秀防御率と最多奪三振のタイトルを獲得した安佑鎭(アン・ウジン)選手も、高校時代の後輩から「学暴MeToo」が暴露された。次世代エースと言われていたが、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)大会では韓国代表に選ばれなかった。

 メディアと世論は、彼の過去を許さなかった。大リーグ出身でダルビッシュ有選手とテキサス・レンジャーズで同僚だった秋信守(チュ・シンス)選手が、出演したラジオ番組で「彼(アン選手)の過去を許し、WBC出場の機会を与えなければならない」などと発言してアン選手をかばったが、世論の激しい叱責を受けた。

「学暴MeToo」をめぐって、2021年だけで約40人の芸能人と10人以上のスポーツ選手の過去が暴露された。その流れは2023年現在も続いており、政治の世界にも飛び火しはじめた。

 今年2月末、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が国家捜査本部長という要職に検事出身の鄭淳信(チョン・スンシン)弁護士を任命するという情報が流れた。これに対して、2017年に鄭氏の息子が高校時代の同級生をいじめたという「学暴MeToo」ニュースが広がったのだ。鄭氏の息子は同級生に「豚野郎」「汚いから消えて」などの激しい暴言を常習的に放っていたという。

 野党は鄭氏の国家捜査本部長任命に対して強く反発。尹大統領はただちに彼の任命を取り消したが、野党は真相究明をするという理由で与党と大統領の追及を続けている。

「学暴MeToo」の風潮に警鐘を鳴らす人もいる。韓国の学暴問題は日本同様に深刻で、被害を食い止めていかなくてはならないが、韓国での「学暴MeToo」には、許しと反省の機会さえない硬直さがあるからだ。

「フェイク学暴MeToo」という問題も出てきている。実際には被害を受けていないのに、有名人から「学暴MeToo」を受けたという嘘の内容がSNSなどに匿名で投稿され、本人がいくら否定しても世論に巻き込まれ、釈明を聞いてもらえないともいう。活動を中止せざるを得なくなった人のなかには、偽りの暴露を投稿したユーザーを告訴し、長い時間をかけてでも濡れ衣を晴らそうとする人もいる。

 そして「学暴MeToo」がまるで流行のように注目されても、韓国内の学暴が減っているわけではない。韓国教育部の発表によると、2022年に全国小・中・高等学校で起きた暴力事案の審議件数は約2万件に上るとみられている。新型コロナウイルスの流行でオンライン授業が実施された2020年の約8300件の2倍以上だ。さらに学暴の被害に遭った生徒のうち、3人の1人は「問題が全く解決されていない」と答えたという。

 韓国の「学暴MeToo」には学暴をなくす力があるのか、それとも人々のストレスを解消してくれるリアルな復讐劇なのか、または有名人を失墜させたり政権与党を攻撃したりするための材料でしかないのか。

「学暴MeToo」をめぐる混乱は、まだ続きそうだ。

(現地ジャーナリスト/ノ・ミンハ)

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抜粋終わり

学暴MeTooが、正しいとも思えないが、「復讐」しないと、イジメを止めれない。

あるいは「報復」の恐怖が、イジメを抑止する一因になる。

イジメは、加害者側は「一時の遊び」だが、被害者が尊厳も時に命も奪われる犯罪なのである。

まあ、学校がある限りに、「いじめといじめ自殺と、それへの報復」は消えない。

まずは報復の嵐で「学校」を消滅させるのが、日本人の生き延びる小さな一本道かもしれない。

参考に


より

上記文抜粋
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『報復されないから体罰が起きる?』復讐するは我にあり

名門の大阪市立高校における体罰によるバスケット部主将の自殺問題に関して、元巨人軍投手で大阪出身の桑田真澄が、体罰は『指導者の力量不足が原因している』、『彼我の力関係が一方的である』『体罰をしても報復されないからだ』との3点を強調。
監督コーチの力量不足が体罰の原因であることは野村克也など多数の指導者も指摘しているが、桑田真澄が主張する『報復されないからだ』は誰も主張していない。
唯一桑田真澄だけですね。他と意見が違うのは。
年長の野村克也とは違い、若い桑田真澄は時間が経過していない分、自分の少年時代の体罰を正確に覚えているのですしょう。
高校1年で常勝PL学園でエースになるくらいの素晴らしい素質があった桑田選手でも、少年時代は毎日体罰を受けていたのですね。
少年たちにとって大人の監督コーチの力は絶対であり、選手には抗う力が少しも無いのですよ。
だからいくら禁止しても体罰が横行する。

『選手に体罰があり、責任が重い指導者に体罰がない』

体罰問題に対して『指導者の力不足』や『彼我の力関係が一方的である』は他と同じ一般的な考えで正しくはあるが枝葉末節、些細な話である。
間違いではないが、体罰の本質からは遠い。
勝利至上主義で、選手は些細なミスでも厳しい体罰がある。
ところが勝利至上主義の自己矛盾としてもっと問題な、重大な指導や采配でのミスでは当該責任者に対して体罰が一切無い。
体罰肯定論の石原慎太郎などがいうように体罰が本当に勝利に有効であるなら、ミスをした選手への体罰よりも、ミスをした監督コーチに対して体罰が行われて当然である。
ところが、『下』の弱い立場の者に対してだけ体罰があり、責任が重い『上』の強い者(指導者)に対しては一切体罰が行われない。
桑田真澄の他とは全く違うユニークな、『采配ミスで試合に負けても監督コーチが体罰を受ける事はない。体罰の横行は、仕返しが無いからだ』(安全だからだ)は実に的確で核心部分である。
いくら体罰をしても『相手から報復されない』。
教育現場での体罰やイジメやシゴキなど関連するだけではなく、他のすべての暴力問題での一番大事な本質を突いた素晴らしい指摘である。

『体罰肯定の橋下徹の公務員いじめの理由』

『指導力不足』や『力関係が一方的』は重要な発生要件(条件設定)であるが、これだけでは決して体罰は発生しない。絶対に起きないのですよ。
彼我の力関係が一方的で『報復されない』から、体罰を行うことが可能なのです。
この彼我の力関係の不平等とは、学校における生徒間のイジメにも共通する問題で、多数対少数の圧倒的な『力の不平等』の関係で陰湿ないじめ問題が発生している。
決して自分たちは相手から報復されない。(安全・安心)だからイジメが段々エスカレートしてしまうのです。
体罰といじめは日本の場合は同じカテゴリーの問題ですね。
教員など公務員イジメが大好きな橋下徹ですが、これも同じ理由で自分がいじめる対象から報復されないから行えるのです。
幾らいじめても公務員が少しも抵抗しないから好き放題、やり放題となるのは必然である。
日本も先進国並みの公務員のスト権など基本的権利を認めれば、この問題は簡単に解決する。

『18歳参政権で高校の体罰は劇的に少なくなる』

いじめ自殺が起きて大津市長が涙の謝罪会見を開いているが、より学校側に責任がある体罰自殺が起きた大阪市の橋下徹市長は謝るどころか、無責任にもすべての責任を教育委員会や学校に転化して、入試の中止を強制、廃部とか廃校で恫喝し一番の被害者である子供たちを罰しようとしている。
言語道断の無責任で厚かましい態度である。
学校の体罰禁止でも実は解決は簡単で、直接の当事者である子供たちに対して『基本的人権を認める』ことに尽きるでしょう。
体罰をなくす観点からも、今後は日本国も世界の常識である18歳(高校3年生)での参政権は是非とも必要である。
相手が子供(未成年)だと思うのと、参政権がある大人(成人)だと考えるかでコーチも選手も双方共に対応は違ってくる。
大人には、子供にはない権利と義務が生じるのは当然であろう。
体罰といえば悪名高い旧日本軍でも、海軍は陸軍ほどでは無かったのですが理由は『報復が怖いから』だったらしいですよ。
荒れた海で船から落ちれば到底助からないが、もともと海の男は気が荒い。一方的にやられ放題では済まさないのです。
これは外国でも同じで、陸兵の反乱の例は少ないが海軍の水兵の場合は昔から艦長など上官の扱いが悪いと反乱を起こすのです。
日露戦争直後の1905年に起きたロシア戦艦ポチョムキンの反乱や1918年のドイツキール軍港の水兵の反乱は有名。
昔からどこの軍隊も水兵の反抗には手を焼いていて、アメリカ海兵隊など陸兵を海軍軍艦に乗せるもともとの目的(海兵隊の役目)とは水兵の反乱防止や鎮圧用だったらしい。

『しごきで人が死ぬ日本の後進性』

『指導力不足』や『力関係が一方的(アンバランス)』の条件下、『報復されない』から体罰は発生する。
体罰と瓜二つで良く似たものに日本独自の教育方針である『しごき』がある。
『シゴキ』を売り物にして客を集めて何人も殺した私設少年院である戸塚ヨットスクールは論外であるが、昔昔の敗戦前は私的制裁で有名な旧日本軍のしごきの話は有名すぎるぐらい有名だった。
敗戦後の民主化で体罰やシゴキは劇的に減少したが一部には残り、何十年か昔はしごきで死んだといえば大学山岳部の話だった。(他のスポーツ部とは逆に、旧制大学山岳部ではしごきは無かった)
最近では時津風部屋リンチ殺人事件のような相撲部屋でのシゴキが問題となっている。
これらの死亡例の共通点は、
(1)死ぬのが一番弱い新人であること。
(2)組織の拘束時間が24時間であること。
(3)組織が『美しい伝統』とか『輝かしい歴史』とか、やたらと『歴史』や『伝統』を強調するところ。
などの同じような傾向があるようです。
(1)は、先輩(コーチ)の力量不足を如実に物語っている。
(2)は、やはり逃げ場が無かったことが最悪の結果を招いている。
(3)は、そもそも、その組織が主張している美しい伝統や輝かしい歴史に、根本的に問題がある可能性が在る。
絆(共同体)文化の日本社会の持つ、近代以前の後進性こそが『しごき』が未だに一部で根強く残っている原因なのでしょう。

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抜粋終わり

上のコメント欄 より


上記文抜粋
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お久しぶりです~。 (平行連晶)
2013-01-27 08:46:58
>彼我の力関係が一方的で『報復されない』から、体罰を行うことが可能なのです

最近、本田靖春のルポを幾つか拾い読みする機会がありました。
その中に70年代、中東でプラント建設に携わっていた日本企業の社員についてのエピソードがありましてね。
イラン・イラクに赴任して現地人を指揮しプラントを建設する人たち。中でも現場で仕切る土木・建設の監督は、いわゆる職人、技能者です。

こういう職人・技能者たちは現地人に言葉で諄々と作業の手際を説いたり注意するより先に、まず手が飛ぶ。自身も現場でそう「躾けられて」きたのでしょう。
早い話が体罰です。日本でそうしてきたように、序列が下の作業者に体罰を用いた。

しかし、彼らはじきに体罰を止めることになる。
なぜか。

現地人たちは体罰に対して、暴力で反撃してきたからです。現場で監督役の日本人の職人にはたかれたら、高額な重機を故意に河に転落させてお陀仏にする。解雇しようとすれば集団で猛抗議する。
同じく日本人の職人に殴られたら、反撃して腕をへし折ってしまう。倍の暴力でもって返礼してくる。

日本企業は予想だにしなかった現地人作業者からの反撃に震え上がって、現場での体罰を固く禁止したそうです。

体罰が体罰として機能するのは、序列が上位者と下位者の間で共有され、特に下位者に服従の意思があるときに限られるということですね。

>教育とは本来聖職ではなくて醜業である

これは、至言ですね。

承前 (平行連晶)
2013-01-27 09:31:41
暴力で報復といっても、たとえば自殺した体育科の生徒の場合、スポーツ推薦ということで自身の在校条件と将来を共に質草として取られているわけで、暴力に訴えて逆襲するわけにもいかなかったでしょう。
高校時代体罰を忍従して卒業、更にスポーツ推薦で入学するであろう有名私大の体育会で数年間コーチと上級生からの体罰に忍従した者が、その忍従を買われて商社・証券などの企業に「兵隊」として迎え入れられる。

自殺せずにレールに乗っていたらいたで、10代のほとんどを体罰(と称する暴力)に全身浸かったまま過ごすわけです。これで正気でいろと言う方が無理ですわ。

戦後最強のステゴロと呼ばれた花形敬も、少年時代は学業優秀・スポーツ万能のいわゆる「神童」だったのが、士官学校に優先的に進学できる中学(旧制)に通うようになってから、そこが校長の思想により苛烈な軍事教練と体罰の横行する校風だったために「力がすべて」と考えるようになったようです。

しかも大戦末期の「学徒動員」により通わされた東芝工場で上長の工員たちから常習的に理不尽な体罰に曝されました(ただし、規格外の強さを誇った花形は工員たちを片端から叩きのめしていたそうですが)。

序列を背景にした体罰と称する暴力に対して、これに隷従した花形の同期生達の多くは大企業の重役・上級職に就きました。
体罰に対して力で抗した花形は、表社会の序列からこぼれてアウトローになるしかなかった。
体罰は結局のところ、彼を力を恃む者に仕上げただけだった。

これでは、教育は「力なきものは屈服せよ・征服したくば力ある者たれ」と調教する手段でしかないといわざるを得ませんね。

スポーツ推薦 (マトリックス)
2013-01-27 12:27:43
漫画『スラムダンク』でも、たしか安西先生が鬼コーチで大学の監督をしていた時に、身体の故障か回復不能のスランプで悩み抜いた学生が自殺したのをきっかけに、鋭い観察力を持って高校のバスケ部の学生に細かく的確な指導をする方針のコーチになったという設定であったのを思い出しました。

体罰が有効に作用するのは、指導者が高潔な人間で学生の立場を理解している場合で、バスケが生きがいの学生に高校3年生で二軍になれ(イコール、大学のスポーツ推薦の可能性もゼロに)というのは、最悪の事態を招く可能性があるのを体罰をしていた教師はどう思っていたのか?

スポーツ推薦という仕組みが、教育において百害あって一利なしだと思いました。

・・・・・・中略・・・・

日本体育大学卒の体罰教師 (宗純)
2013-01-29 11:12:50
マトリックスさん、コメント有り難うございます。

『采配ミスで試合に負けても監督コーチが体罰を受ける事はない。
体罰の横行は、仕返しが無いからだ』
との明言を吐いた桑田真澄は、仰られている『スポーツ推薦』の抜け道を上手く利用してドラフト破りを行って巨人入りに成功しているので、アンチ巨人(反読売)の私としては今まで評価していなかったのですが、体罰事件での『仕返しがないから』に対しては脱帽。
考え方が素晴らしすぎる。
唯一ですね。今回桑田真澄一人だけが体罰の問題点や本質を正しく把握しています。
常勝のPL学園での輝かしい実績で、東京六大学への推薦入学が決まっていたのでプロ野球では誰もドラフトで指名しなかった。
ところが巨人との裏談合で、桑田を指名。他球団をあっと言わせる。
無抽選ですんなり逸材中の逸材の桑田は巨人入りするが、後遺症として大学側は制裁として高校野球の名門PL学園の持っていた推薦枠を取り上げて仕舞うのです。
以後長らく甲子園にPL学園の名前が出なかったが、これは当然で、リトルリーグなど少年野球の中学生は大学推薦枠を持っている高校に進学するのです。
体罰禁止の通達も法律も無視して体罰は横行。
処分される教師は毎年400人前後で推移しているが所属では圧倒的に体育教師なのですよ。
そして体育教師と言えば圧倒的に日本体育大学卒なのですから、処分された教師の出身校の名前の統計がないが間違なく、圧倒的に日本体育大学卒のはずです。
ちなみに今回の桜宮高校バスケ部顧問も日本体育大学卒です。
この日体大の理事長松浪 健四郎は過去に暴力団と親密交際していた自民党国会議員。 自分自身も国会の壇上からコップの水をかける等の行為を行っている暴力男。
橋下徹は体罰事件を口実に桜ノ宮高校の今までの伝統を全否定しているのですが、本当に体罰を無くす気持ちが少しでもあるなら、今も懲りることなく体罰教師を教育現場に送り出し続けている暴力団組員や暴力団関連企業との人脈がある理事長が仕切る日本体育大学の責任追及こそが大事でしょう。
ただ、体罰が一切効果がないとの考え方は間違いですよ。
体罰は動物の調教では、上手く行えば間違いなく効果があるのですから、人間相手でも言葉がよく通じない幼児では上手く利用すれば効果がある。
スポーツでの体罰ですが、これは一流か、それとも三流以下かを簡単に見分ける目安として有効でしょう。
とうとうレギュラーになれなかった半人前の長嶋一茂は桜ノ宮高校の体罰での自殺について、
『われわれはビンタとかバットで尻を叩かれるなど、他のしごきを含めて、このレベルじゃなかったですけど、殴られながらもボクは愛情を感じていましたよ。何十発殴られても、いまだ恩師だと思っている。』と体罰肯定発言を恥ずかしげもなくテレビで語っている。
体罰が本当に有効なら、長嶋一茂のような半端物ではなくて、責任者などの方が効果があるが、桑田真澄が言うように、
『采配ミスで試合に負けても監督コーチが体罰を受ける事はない。』のですよ。
日本人だけでも350万人が死んだ第二次世界大戦でのヒロヒトが責任を少しも取らなかった日本の悪しき伝統、『責任者に責任はない。最高責任者にはもっと責任が無い』のでしょうか。
体罰の横行は、
『仕返しが無いからだ』の一言に尽きるのです。

ミンスとイグックさん、はじめまして (宗純)
2013-01-29 15:26:08
コメント有り難う御座います。

『ブラッディスポーツ』の言葉は松井良明の著書から引用させてもらいました。
ブラッシングボールと武道、必修化の危険性
2012年02月19日 | スポーツ・文化
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/4168eb9851711846e72addbcc586658c
スポーツが歴史的に本来持っている危険性とか暴力性ですが松井良明以外の他の学識者も全員が同じように指摘しているのですが、困ったことにテレビに出てくるコメンティーターでは皆無。ほぼゼロですね。
玉木正之などはその代表格でスポーツの歴史云々を言うくせに本来の暴力や賭博と同居していた危険な歴史には触れないのです。
なんとなくこれは、『つくる会』などの、自虐史観であると悪い日本を無かったと否定する歴史修正主義に似ていますね。
玉木正之は今回の事件に関連してスポーツ強豪校で体罰が横行している事実を目撃していた事実と、それを公表してこなかった自分自身を反省する言葉をしゃべているが、橋下徹と同じでなんとなくインチキ臭い。
体罰は悪いと口では言いながら、実は内心では体罰を肯定してしてるのではないかと疑っています。
本当に暴力が悪いと思っているなら自分が目撃したらその場で止めるか、止められなかったならマスコミに公表するが、いずれも行っていない。
スポーツですが、これは極悪利権集団の原子力村と同じ仕組みで危険性を内部告発すれば京大小出裕章助教と同じように村八分のいじめに合う。
今まで玉木正之がスポーツを飯の種にしていたこと自体、利益共同体スポーツ村の村民だった証拠ですよ。
今後玉木正之が心を入れ替えて体罰を内部告発する可能性は残念ながら低いでしょう。

報復がないから (宗純)
2013-01-29 16:04:47
平行連晶さん、コメント有り難う御座います。

報復される恐れが無いから、無法な暴力がふるえるとの恐ろしい現実ですが、これは桑田真澄があらためて指摘するまでも無く、全てに当てはまる大人の常識ですよ。
ところが桑田真澄以外では誰も指摘しない。
いくつかの他の記事を読んでみたが、やはり何処にもない。
なんとも情けない話ですが、大人としても普通の常識(経験や最低限の知識)が今の日本人には根本的に欠落しているのですよ。
なにも歴史を考えなくても、今のイラクやアフガン、パレスチナ問題、イランの核問題での欧米諸国の態度を見れば、誰にでもこの『報復されないから無法な暴力がふるえる』ことは分かりそうなものだと思うのですが、自分に直接不幸が降りかからない限りは他人事なので、真実に必死で目をつぶって無視しているのです。
他人の痛みは、幾らでも辛抱出来るのです。
福島県の原発から今でも放射性物質が漏洩している段階で、福井県では原発再稼働賛成が多数派なのですよ。
賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶと言うが、実は愚者は経験しても学ばない。
多分、醜すぎる現実は耐えられないので学びたくないのですよ。大人になりたくないのです。

・・・・・・中略・・・・・・

ドーピングよりはカンニングに近い (宗純)
2013-01-31 14:28:29
酔狂人さん、コメント有り難う御座います。

体罰によるスポーツの勝利は、『精神レベルでのドーピング』であるとの説は愉快ですね。
ドーピングはスポーツマン精神に反し選手の心身を傷つけるので厳重に禁止されているのですが、それでも違反者が続出する。
理由は簡単でドーピングで確実に筋力が向上して、勝敗や成績に直結するからですよ。
だから是非とも勝ちたい選手は誘惑に負ける。
ツールドフランス7連覇の偉業の自転車選手や、大リーグのホームラン王記録を塗り替えたハンクアーロンなどトップ中のトップがドーピングしているのです。
体罰でのインターハイ出場ですが、これは選手に実力以上の力を発揮させ様と無理やりインチキするものであるので、入試でのカンニングに近い姑息な行為であり、本当の実力アップには繋がらない。
これは一流選手だった桑田真澄が体罰の仕組みを解説しているのですが、選手は体罰を避ける目的で、失敗を極端に恐れて行動するようになるのですよ。
体罰で全国大会出場程度のところまでは無理やり行けても、これではトップには到底なれません。
今回体罰が表面化したオリンピックの女子柔道ですが、メダルが少なかったのは当然だったのです。
スポーツの体罰ですが、これはプロクルステスの鉄の寝台と同じ原理で、『正しい規格に合うよう』にする目的で無理やり引き伸ばしたりしているだけなのです。
ですからオリンピック選手のような『正しい規格に合わない』伸びすぎたものは切り落としているのですね。無茶苦茶なのです。

ご返信有難うございます。 (酔狂人)
2013-01-31 15:02:59
いっそのことドーピングオリンピックや体罰オリンピックやったほうが潔いです。
ドーピングや体罰で強化された選手同士が戦う公正な競技になります。隠れてやるから問題になるわけです。
もちろん冗談ですよ。冗談と書かないと本当にやらかす奴がいる恐ろしい世の中ですから。

・・・・・・・中略・・・・・・

くまごろうさん、コメント有り難う御座います (宗純)
2013-02-01 17:32:03
ハンクアーロンはドーピング無しではボンズの年間70本以上のホームランは無理だと言っていますね。
ドーピング疑惑ではなくて、最初からドーピング行為は有名だったようです。
1960年代のアメリカが一番光り輝いていた時代に大活躍したハンクアーロンと、バリー・ボンズとの間には30年の時間差があるのですが、アメリカ社会が段々と病んでいった証拠ですよ。
話は逆で、社会が全般的に劣化衰退していく風潮に、スポーツ界が影響されただけでしょう。
日本のスポーツ界の嘆かわしい体罰の横行ですが、アメリカのドーピングとは意味が大きく違い、これは日本社会の小児化現象ですよ。
ドーピングは確実に成果があるが、反対に体罰は悪影響しかないのですよ。
そうです。初期段階の人間でいえば3、4歳児程度の知恵しかない連中がコーチとか監督をしているのですよ。
今度はオリンピックの金メダルを目指す、一番上のトップ選手にまで体罰が横行していた実態が明らかになる。
柔道ナショナルチームの体罰は欧米メディアでも高校バスケット部主将の自殺と関連付て『日本の特殊な後進性』と報道しているようですが、
この話は間違いなく去年から今年にかけて欧米主要紙で相次いで取り上げられた南京大虐殺否定従軍慰安婦否定など我が日本国右傾化報道と関連していますよ。
報道する側では意識していなくとも、読んだ欧米市民の側では関連付けて受け取るでしょう。
これ以上ない日本の国辱行為でありイメージダウンです。
ところが肝心の日本側のスポーツ界のトップ方では、全く責任を感じていないのか、反省しているふうがない。
本来なら日本国民に向かって土下座すべきですが、会釈程度で謝罪する雰囲気ではなく全く頭を下げていません。
全員が大人として最低限の礼儀も常識もわきまえていないのです。
この柔道ナショナルチームの体罰話ですが、なぜかマスコミ全員が体罰ではなくて『暴力』と表現されている。
これは確かに『暴力』であることは間違いではないが、体罰の言葉の方が一連の事件の流れからいえば正しいでしょう。
そもそも一人前の社会人の間の『暴力』は、効用が云々どころか問答無用で犯罪行為ですよ。
しかも張本人(柔道ナショナルチームの監督)は現職の警視庁の巡査部長ですよ。同じ犯罪でも立場により責任の重さが違うが土下座程度で許される限度を超えています。もう無茶苦茶ですね。

・・・・・・・・中略・・・・・

Unknown (NダDサク)
2013-02-24 22:45:18
旧日本軍の悪名高い

員数合わせ

ですが
これは故意的に行われていたのではないでしょうか?
実は全体主義国家の源流とも言われる古代スパルタでも同じような教育が施されていたそうです
目的は狡猾な兵士作りの為なんだとか
人間性そのものが崩壊させられるシステムを旧日本軍が採用していたと考えるべきなんでしょうね

http://ja.wikipedia.org/wiki/スパルタ教育
また、意図的に十分な食事を与えず、大人の食事や畑の作物を盗ませるようにした。これは、盗みによって兵士の能力としての大胆さや狡猾さを身に付けさせるためであったとされる。

兵は詭道なり (孫子の兵法) (宗純)
2013-02-27 14:09:30
NダDサクさん、はじめまして。コメント有り難う御座います。

ブログ記事にも詳しく説明したが、正常な道徳や人間性が邪魔をして人は人が殺せない。
アメリカ軍の行った非人道的な殺人訓練(マインドコントロール)と同じで、大量破壊とか大量殺人を目的とした軍隊が、一般市民の道徳や人間性を破壊する目的で体罰を行っていた可能性は高いでしょう。
古代スパルタですがアテネとギリシャの覇権を争ったが、最初は優勢だったが結果的には負けてしまう。
これ、第二次世界大戦の日米の関係とそっくりですよ。
この場合には徳川幕府と薩長新政府と同じで負けた側の話は記録されない。
戦争で一番最初に犠牲になるのは真実であり、大きく歪曲される危険性があるのですね。
洋の東西を問わず2000年以上前から同じで、『兵は詭道なり』なのですよ。
スパルタとしては他のポリスに対して『我々は小さな子供の時から誰にも真似が出来ない厳しい鍛錬をしているぞ!』と兵士の強さを宣伝したい。
アテネの方では敵国が『非人道的な無茶苦茶な連中だ!』とスパルタの悪を宣伝したい。
ここでは両者の思惑が完全に一致しているので、『スパルタ教育』の言葉が途絶えることなく、今の社会にまで伝わったのです。
断食で闘争心が高まるのは事実ですが、成長期の断食は心身の発達を阻害するのです。
同じ心身の能力がある者同士の間では、体罰では強くなることは決して有りません。
日常的に行えば、間違いなくスパルタ兵は弱くなりますよ。
多くの皆さんは大きく誤解しているが、体に悪いことは分かっていてもドーピングのように本当に体罰で勝てるなら(金メダルが取れるなら)
ほんの少しでも効果があるなら、いくら禁止しても世界中で体罰が横行する。
隠れて殴りまくっていますよ。
一流のアスリートなら通常では耐えられない苦痛でも我慢できるだけの凄まじい心身の能力があるのです。
勝つためには何でも行います。
ナショナルチームの選手が怒っているのは、それでは世界に『勝てないから』ですよ。
話は逆で、スパルタですが都市国家の中では一番女性の権利を認めていた民主国家だったので、市民からなる兵士の国家に対する忠誠心が高かったので、スパルタ兵が強かったのです。
敗戦前の日本では、規則としては学校でも軍隊でも体罰が絶対禁止だと書いてあるのですよ。
これを見つけたお馬鹿な研究者が『日本軍には体罰がなかった』と発表する。
典型的な歴史の改竄というか阿呆臭すぎる勘違い。
空自の制服組トップ田母神がソ連のKGBの文章の中に張作霖爆殺の記述があったので、日本の関東軍では無くソ連が行ったのだとの珍説と同じ水準です。
紙に書いてあるからといって、現実にあるとは限らない。
勝海舟が氷川清話で、たかだか20年から30年で江戸時代の真実が忘れられている、今後実際に経験している古老が死んだらどうなるのかと嘆いているのですが、危惧は現実となり半世紀後の大正時代には完璧に忘れられる。
今は戦後68年。
歴史は繰り返すで、日本軍が体罰が無かったなど,あまりのバカバカしさに口があんぐりで言葉もない。
私の父親は第一次世界大戦のロシア革命直後の対ソ干渉戦争でシベリアに出兵しているのですが、凄まじい体罰を経験している。
理屈っぽい性格なので体罰禁止の規則とか、体罰は結果的に軍を弱くすると繰り返し主張したらしい。
そのために余計に集中的な体罰を受けて『このままでは殺される』と思って本気で脱走まで考えた。
しかし当時の遠征軍の兵士を苦しめたのは死ぬほどの体罰でもシベリアの極限的な寒さでもなくて、じつは飢えだった。
軍隊では食事が終わった時が、平時の空腹時程度なのです。
兵士には米を1日5合5勺支給すると決まっていたのに半分にも満たないので全員が飢餓に苦しんでいた。
当時から日本の軍隊は腐敗していて上部が少しずつピンハネするので、最前線の兵士が飢えに苦しむことになったのです。
日本の軍隊とは、究極の官僚組織だったのです。
江戸時代は儒教が基本道徳なので教育でも武芸でも同じで、体罰は無かった。
教育で、体罰が日本で行われるのは王政復古の後の出来事です。
ですから体罰ですが敗戦以前の昔は間違いなく富国強兵(軍国主義)と関係がある。
戦後68年も経った現在の体罰の横行ですが、これは多分軍国主義よりも日本が一番得意とする品質管理を、人間にも間違って導入したからですよ。
そもそも我が日本では、出る杭を常に叩いてきた均質で横並びを尊ぶ、長い伝統や文化的な素地があったのです。
これは、ギリシャ神話のプロクルステスの寝台と同じ話でしょう。
今の日本国の体罰ですが、選手とか生徒を鉄の寝台に無理やり寝かせて身長を寝台の長さに合わせて切り落としたり、短ければ引き伸ばしたりして『正しい規格に合うよう』にしているだけなのです。

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抜粋終わり

体罰といじめは、どうも同根なのですは。

為政者・指導者の無責任・無能。

天皇の無道徳・その臣僚の無責任。

圧倒的な強者が、弱いものから搾り取る。

それを「遊戯化」したのが、いじめで、天皇が率先して国家が行っているのだから、国民が学校でそれを習得するのは、必然ですし。

天皇は「天皇制国家」で、国土を焦土に化しても責任を取らんかった。それと同様にいじめの加害者が、被害者になんとも思わんのは、当然のことでもあります。

で、韓国は、いびつながら「報復」を被害者が行うことで、その歯止めを利かそうとしている。

なんせ、「皇帝や天皇・国王がダメならぶっ殺す」って儒学の「健全」な思想がまだそこは息づいているからね。

「弱者の泣き寝入りの強要」を、似非坊主が正当化する日本とは大違いです。

天皇抹殺 日本泰平

天皇の無い 蒼い空を取り戻す

慈悲と憐みに富む社会になりますように

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