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● セドナへ行ってきました③(ホピの村 編)

前回のつづき。
こんにちは。タイシ です。

実は、2020年の5月末から6月にかけて 長女を連れて
アメリカ・テキサスにある、芸術家ドナルドジャッド が設立した
美術館 " チナティ・ファンデーション "に行く予定でした。

その後、セドナにも寄る計画をしていたのですが、
コロナの影響で、美術館も臨時休館、飛行機も飛ばなくなってしまいました。
とても残念。

昨年 セドナにオジャマした際は、現地に20年以上住まれている
写真家のスズキナナさんに1日案内をしていただきました。

先日、ナナさんが 6/6の満月祭 の様子を、アップされていました。
映像は、やっぱりスゴい。現地の雰囲気が十分伝わると思います。

ナナさんは、素晴らしい写真家であり、文化人類学の研究者であり、
個人のツアーガイドもされています。
素敵な写真も撮ってくださるので、もしセドナに行くことがあったら
オススメです。 https://www.sedonana.com/about-nana/連絡先/

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さて、本題のホピの村(居留地/Hopi Indian Reservation)へ。

セドナよりクルマで 北東に2時間。
人口は約1万人。居留地は、ちょうど三重県と同じ位の大きさだそう。
標高約2,000m。オジャマした時は気付かなかったけど、かなりの高地。

以下 wikipedia より 抜粋。
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ホピ族
主にアリゾナ州北部の6,000km²の保留地(Reservation)に住んでいる。
彼らの保留地はナバホ族の保留地に周囲を囲まれている。
ホピ族の支族には、アリゾナ州西部、コロラド川沿いの保留地に生活しているものもいる。
同地区のホピ族は、メサと呼ばれる3つのテーブルマウンテンに居留している。
トウモロコシの作付け・収穫が全ての儀式の中心である。
西方のサンフランシスコピークの近くの聖なる山に住んでいる
「カチナ」という数百に上る精霊群を守護とする。
儀式の際には、このカチナ群に扮したダンサーが踊りを捧げる。
儀式の際のトリックスターは「コシャレ」という。
カチナの一種、精霊「ココペリ」を南西部に広めたのはホピとされる。
夏至の頃、「ニーマンの儀式」という非公開の仮面行事を行う。
水木しげる はこっそりこれを写生して、画に残している。
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この記事を書くまで知らなかったけど、水木しげるさんも
いらっしゃったんですね(驚)。
いろんな資料をあたって、いろんな場所に行かれてるなぁ。

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↑左は、ホピ族ルーベンさん。右は私。こう見るとそっくり(笑)。

ホピの叡智を世界中に広めているアクセサリー作家さん。
(*本投稿の画像は「予言の岩」を含めて
すべてルーベンさん ご本人に撮影と投稿の許可を得ています)

彼はホピの水氏族。ホピは、母系社会で、母方の氏を継ぐそうです。

私の生まれた熊本・天草のと、京都の友人から預かってきた
富士山や貴船、マウナケアの湧き水をプレゼントしました。

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私もシルバーでアクセサリーも作っていて、
ほとんど同じ工具類を使用しているので、非常に親近感を覚えました。
「前世は日本人だ」と言うほど、日本が好きなんだそう。

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工房内には、カチーナドールもありました。

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(↑)2018年、東京で初めてお会いしたときにお渡しした
私のポストカード。
目立つ場所に飾ってくださっていて、嬉しかったです。

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(↑)玄関には家族を守る弓が飾られていました。
(戦うためでなく、守るための弓、と私は解釈しています)

ホピの村では、撮影はNG。
居留地内には基本的に知り合いがいないと入れないそうです。
ホピ・カルチュラルセンター は訪ねることができて、宿泊も可能)

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工房にオジャマして、お昼ご飯をご馳走になったあと、

クルマで15分ほど移動。
予言の岩まで案内してくれました。

この岩には、ホピの古くからの伝承と これからの人類の歩みについて
刻まれているそうです。丁寧に説明してくださいました。

個人的には、自然を畏敬の対象とする日本の神道や、
古事記などの神話世界と通じるものがある、と感じました。

" 奪い合いの世界から、共有し循環する世界へ "

ルーベンさん、ご縁を繋いでくださった あまね理樺さん
本当にありがとうございました。

補足:
ホピの村を訪ねて、私が感じたこと。

ホピの人たちは、
アイデンティティが崩壊し、貧しく生活している という印象でした。
お会いしたルーベンさんは、海外に「ホピの教え」を伝えに
忙しく飛び回っている方(成功している人)ですが、

村の多くの人が、アルコールやドラッグ、食生活の問題(糖尿病)などに
悩まされているそうです。

調べると、工芸品もこの100年位に作られたもので、
もともとは、もっと生活に密着したものだったんだろうと私は推測します。
白人側による同化政策や、いろんな失策で原住民の方たちの精神性は
スポイル(台無しに)されてしまった。

彼ら(ホピ族)自身も、おそらく自らの伝承や文化を改めて発掘しなおし、
体現しようとしている、と思いました。

日本も、戦後 自らの精神性を骨抜きにされた歴史(戦後教育)があります。

私たち(日本人)もまた、自らの伝承や文化を改めて発掘しなおし、
体現しようとしている人が出てきている、と感じています。

● 自然崇拝
● アイデンティティの崩壊 に直面している
● ホピの地で採掘された ウラン で作られた原子爆弾が日本に落ちた

ホピと日本には
以上の共通点 / 強い縁を感じました。

私は、東京にいた20歳位の頃、TBSテレビのプロデューサーの方から
「君は、ホピの村に行くとイイよ」とまるで予言のように(笑)
言われたのを思い出しました。
いろんな事をみて、知ることができました。

今回、案内してくださった RUBEN SAUFKIE さんは、
アクセサリーを制作されています。
彼の名前で検索すると複数のサイトで作品が購入できます。
よかったら、みてみてください。

セドナへ行ってきました④(グランドキャニオン〜モニュメントバレー 編) へ続きます。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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富永 大士(タイシ)
京都を拠点に、絵を描いたり、アクセサリーを作って 生活しています

https://www.instagram.com/taishi_tominaga/ (日々のアレコレ)
https://www.creema.jp/c/aura_loco/item/onsale (アクセサリー)

この note では、画家 である私自身の体験を通して
「 観たこと / 感じたこと / 考えたこと 」を投稿していけたら、
と思っています。
どうぞよろしくお願いします。

タイシ 於 京都  6/19 , 2020


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