高橋ワタル / Wataru Takahashi

週刊少年マガジン原作大賞 奨励賞 / シナリオと音楽とゲームを作ります。 / Liz-…

高橋ワタル / Wataru Takahashi

週刊少年マガジン原作大賞 奨励賞 / シナリオと音楽とゲームを作ります。 / Liz-Arts代表。 ゲーム:Memory's Dogma/リゼットの処方箋 サウンド:リーメベルタ/彼女と彼女と私の七日 [BOOTH] https://sohmatoa.booth.pm/

マガジン

  • Memory's Dogma 制作関連 記事まとめ

    ノベル版、およびゲーム版「Memory's Dogma」に関する情報や告知などはこちらから。

  • 廃訪少女

    いつかの未来のどこか、文明が灰と化し、悠久の時が流れた後の世界。〈生活圏〉で生活し、領域外を調査する"アーキタイプ"と呼ばれる少女たちの、少し不思議な生活の記録。

最近の記事

  • 固定された記事

週刊少年マガジン原作大賞で奨励賞を頂きました / ノベル「Memory's Dogma CODE:03」の校正終わりました。

【死者の記憶と会話可能な2030年の日本を舞台にしたビジュアルノベル】 こんにちは。高橋ワタルです。 Xではもう告知済みだったので、こちらにももう書いたものと思っていたのですが、まだだったようなので、改めてとなりますが、ノベル版の「Memory's Dogma CODE:03 」の校正が終わりました。 今回も表紙イラストや挿絵はぴこぴこぐらむさんです。ありがとうございます。 表紙はこちら。 例によってKickstarter支援者の方にはもうお届け済みかと思いますので、ぜひ

    • ノベル「Memory's Dogma CODE:04」の表紙イラストのご紹介

      【死者の記憶と会話可能な2030年の日本を舞台にしたビジュアルノベル】 こんにちは、高橋ワタルです。 CODE:04のイラストが届いておりますので、ご紹介いたします。 今回ももちろん、表紙イラストや挿絵はぴこぴこぐらむさんが描いてくださいました。ありがとうございます。 右上の人はいったい誰なのでしょうか…? その答えはぜひ、ノベル版を読んでご確認いただければと思います。 現在は英語版のepubデータを用意している段階とのことなので、まだいつKickStarter支援者の

      • ノベル版「Memory's Dogma」 のCODE:04 および CODE:05の進捗について

        こんにちは、2024年もあっという間に2月末ですね。 前回の記事から1ヶ月以上あいてしまいまして、音沙汰が無いのもよくないかなと思いまして、ノベル版Memory's Dogmaの進捗のご連絡です。 CODE:04については、日本語版の校正が全て完了しております。CODE:02〜04の中でCODE:04がいちばん長いお話で、校正作業もなかなか手ごわいものでしたが、ノベル版としてしっかりしたものに出来たと感じております。今の時点では何かお見せできるスクリーンショットなどは無いの

        • 対戦ボードゲーム「ルディガ(Ludiger)」のPC版リリースのお知らせ

          ▼ゲームはDiscordサーバーからフリーでダウンロード可能です https://discord.gg/VYJ5eE66Y7 (※↑以前貼っていた招待リンクは有効期限付きだったみたいなので、11/2に無期限のリンクに差し替えました) ということで、かつて2017年にiOS/Android向けにリリースしていたデジタルボードゲーム「ルディガ」を、このたびPC上で遊べるようにしてv1.2として本日リリースしました。フリーゲームです。(いまのところWindowsのみでプレイ可能

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        週刊少年マガジン原作大賞で奨励賞を頂きました / ノベル「Memory's Dogma CODE:03」の校正終わりました。

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        • Memory's Dogma 制作関連 記事まとめ
          10本
        • 廃訪少女
          18本

        記事

          Liz-Arts関連グッズ登場のお知らせ

          かねてよりBOOTHの方では音楽アルバムのDL頒布をしていまして。 ありがたいことに、BOOTHでアルバムを結構買ってくださる方がいるので、もっとバリエーションがある方が楽しんでもらえるかなーと思いまして、関連サービスのpixivFACTORYという、グッズを作成できるサービスを利用して、うちでもいくつかグッズをご用意してみました。 アクリルキーホルダー こちらは、アルバムジャケットを活用したアクリルキーホルダー。Nintendo64のソフトパッケージデザインのキーホル

          Liz-Arts関連グッズ登場のお知らせ

          二代目Xアカウントを作りました。

          やっぱりゲームとか作り始めると、告知はXでやった方がいいなあと思い作りました。よろしくね。次は凍結しないでほしい。

          二代目Xアカウントを作りました。

          廃訪少女 #18 凪

          illustration by Stable Diffusion License : CreativeML Open RAIL-M 【死者の記憶と会話可能な2030年の日本を舞台にしたビジュアルノベル】 【少女リゼットと冒険する2Dポイント&クリック型ファンタジーADV】 【動画などにも利用可能なサウンドアルバム - BOOTHにて頒布中】

          廃訪少女 #17 黒点

          〈北部調査班のα-8遺伝子型による報告書〉 調査班が出発してから22日目、〈生活圏〉から北へ42kmの地点の山岳部に存在する洞窟内部にて、生活の痕跡を発見。調査により、数名が1週間程度滞在していたものと考えられ、事前に通達されていた情報から、脱走したλ-11遺伝子型2名のものと推測される。 発見された物品は下記の通りである: ・シガリロの吸い殻:23本 ・未開封のビーンズティーの袋300g:2点 ・開封済みのビーンズティーの袋300g:10点 ・点火用器具:1点 ・集めら

          廃訪少女 #16 彼女たちのさえずり

          「それにしても最近、肩身狭い気がしない? あたしたち」 『まあ、ふたりも《脱走者》が出ちゃったから』 「あたし、主犯格とされてるあの子と、何度か探索行動したことあるんだけど、大人しくて真面目で、そんなことをするようにはとても思えなかったけどなあ」 『内面は誰にも分からないってことだね』 「……あ! でも、居なくなる少し前に、北の方に興味があるっぽいこと言ってたなあ。〈生活圏〉の"禁区"で古い機械からデータをどうのこうのとか……もうちょっと詳しく聞いておけば良かったなあ

          廃訪少女 #16 彼女たちのさえずり

          Sohmatoa、閉じるってさ。

          sohmatoaのドメイン契約の期限が10/3に切れるというメールが来ました。 ▼sohmatoa(私のむかしの個人ページ) かれこれ10年以上、なんとなく消すのが忍びなくてドメインの契約を継続しつづけていたこのサイトですが、さすがに時代に合っていないかなと思いまして、これを機に閉鎖しようかなと思っています。上記のように、noteにリンク掲載してもサムネも出ないし。「なんかここにサイトの説明」ってなんだ? 初心者が制作中のホームページかな? そもそも音楽はすでにCDの時

          Sohmatoa、閉じるってさ。

          廃訪少女 #15 追跡

          「生活圏脱走者のふたりを、我々〈武力制圧版〉が捜索行動することになったというのは、本当ですか?」 『ああ、そうだ』 「我々は同胞を脅威から守るための盾では無かったのですか? 脱走者とは言え、同胞の遺伝子型を追跡する作戦行動など、前代未聞ですよ!」 『あのふたりは我々の脅威になりうる。第三枢機はそう判断したんだろう』 「そんな……何を根拠に!」 『それを考えるのは我々の役目では無い。もし本当に脅威の種となりうるのなら、早急に排除する必要があるだけだ。不服ならこの作戦か

          廃訪少女 #14 鳥たちの消息

          「今日も収穫は無さそうだね……」 『うん、そうだね……。一応、このあたりでも、シガリロの吸い殻が見つかっているから、実際に長距離探索班の皆さんが居たのは、間違い無いと思うけど……』 「そうなるとやっぱり、最初の拠点であるここと、例の《最後の映像記録》を撮影した場所との間のどこかに、何かがあると考えるのが自然かなあ」 『そうだね。この辺の調査は切り上げて、明日からは、最後の記録が撮影された場所がある方角を進んでみよっか』 「意義なし! ところでさ……シガリロって、そんな

          廃訪少女 #14 鳥たちの消息

          廃訪少女 #13 脱走者

          「それで、先輩はこのさきどうする予定なんすか? 〈生活圏〉から脱走までしちゃって。結構詰みなんじゃないすか?」 『ついてきてとは言ってない。キミだけ帰ってもいいんだよ』 「いやいや、あんな記憶を同期しちゃったら、自分だけ帰る訳には行かないでしょ。というより、もう戻れない、が正しい表現すけどね……同じλ-11遺伝子型が配置される監視塔をあえて選んで、しかも記憶同期して同情誘って突破って、どうかと思いますよ? 人として」 左側に映っている遺伝子型の両腕に力が入る。 『あの

          廃訪少女 #12 監視塔での会話

          「白髪の子を殺した殺人鬼の噂って、本当なのかな?」 『ああ、黄色髪の子がやったっていう……どうなんだろう? 半年くらい前に、β-4と仲の良かった黒髪の子が〈生活圏〉を脱走したとかいう話で、ちょっとした騒ぎになってたのは覚えてるけど」 「もしそれが本当なら、どこかの監視塔を抜けたってことだよね。もしかして、その監視塔の子も殺されてたりして……」 『ちょっと、怖いこと言わないでよ。この前のインシデントで起動した遺物機械が、〈生活圏〉にやってくるんじゃないかって話だけで、怖く

          廃訪少女 #12 監視塔での会話

          廃訪少女 #11 ビーンズティー

          〈生活区〉では、いくつかの種類のエネルギー補給方法が遺伝子型たちに提供されている。その中でもビーンズティーは多くの遺伝子型が好む補給方法である。 昨今、ビーンズティーを持ち出し、業務行動中に補給を行う遺伝子型たちの姿が散見されている。生活管理委員会では、これらの逸脱行為による業務効率の著しい低下が確認された場合、〈生活区〉での行政無線(屋外スピーカー)を用いた警告発令も検討されているが、現時点では業務効率の低下は観測されていない。 illustration by Stab

          廃訪少女 #11 ビーンズティー

          廃訪少女 #10 インシデント

          〈#通信開始〉 「生活圏指令室へ通達、こちらは中距離行動班です。聞こえますか?」 『こちら生活圏指令室、何か問題か?」 「探査行動の道中、〈生活圏〉から西南西53kmのポイントで識別ID不明の遺物機械らしき物体を発見した」 『その遺物機械は稼働しているか?』 「不明だが、小さな振動と、赤く点滅しているディスプレイあり」 『了解した。そのまま待機しろ。折り返して連絡する。遺物機械には触れるなよ。』 「了解」 〈#通信終了〉 その後、映像左側に立っていたγ-2遺

          廃訪少女 #10 インシデント