スポーツがくれたもの④～本当の楽しさとはなんだ～

こんにちは！

朝からMTGしてコーヒーを飲む。矢上です。
夜中のMTGより朝のほうが頭が冴えてて効率がいい気がします(^^)/

さて、昨日の記事のつづき、「スポーツがくれたもの」第4弾です。今回が最終章になります。

前回の記事はコチラ！

のぞんでいた？副将のポジション

2年生で悲願の1部昇格を果たし、3年生はがむしゃらに1年間を走りぬきました。少しは試合で活躍できるようになりましたが、まだ4年生の目を気にして過ごしていました。

リーグ戦を終え、1部リーグ4位で入れ替え戦に行くことなく、1部残留をしました。

そして迎えた最終学年、4年目に突入します。
リーグ戦を終えると、少しのオフをはさんで、4年生だけで1年の方針を決める1.2週間のMTGが始まります。

その期間は練習参加はなし、MTGでは1人1人の他己評価をしたり、スローガン、目標を話し合ったりします。

一番最初にやるのが「主将決め」です。
千葉大学では完全に立候補制で部員からの投票で選びます。
そして決定した主将が副将を選ぶというルールでした。

当時僕は副将になろうと決めていましたが、僕が大尊敬だった前主将に
「たいが主将やれよ」
と言っていただき、主将に立候補することを決めます。

言ってくれたことが嬉しい気持ち反面、自分にできるんだろうかという不安もありました。

自分が決めていることとなぜ主将になりたいかを部員全員の前でスピーチし、全員に紙を配り、なぜその人がいいかという理由とともに投票を集計します。

投票の結果、ずっと学年リーダーをやっていた同期が選出されます。僕は新主将に「副将をやってほしい」と言っていただき、副将をやることになります。
（ちなみに当時もらった投票は今も机の引き出しに入れて嬉しくてたまに見返します。）

周りからの期待と上に立つ重圧

1月に副将になってから苦難の日々が続きました。
全然勝てない、勝てないどころではなく、全て大敗。

GMやコーチ、幹部とMTGを重ねますが、うまくいかない、チームメイトとの熱量にも差が出てくる。

「勝つとはなにか」、そもそも「楽しいってなんだ？」と悩みました。
ワイワイやることが楽しいことなのか？勝たなきゃ意味なくないか？
楽しむことをモットーにしていた僕は完全にラクロスをやることの面白さを見失い、常にイライラしていました。

そんなこんなで勝てない日々が続き4月、ある練習試合のあとに主将に呼び出され、こう言われます。

「副将を交代してくれ」

ショックでした。確かになにもまだチームに与えていないのは自分でも認識している。しかし、目に見える形で宣告されると心にズシっとくるものがありました。

それと同時に責任を逃れられる安心を感じている自分もいました。
「役職があるから」やらされている自分がいることに気付きました。

自分自身で価値を付ける

僕の副将交代を機に再度、4年でMTGをしました。
目標、スローガンを一新し、各々がやる理由を明確にする時間を作りました。

副将は日本代表に選ばれている1つ下の後輩がやることになり、僕はクリアという部門のリーダーになりました。

スローガンは「やれ」から「DREAMERS」になり、各々が各々の夢や頑張る理由のためにやろうと全員で決めました。それが俺ららしいよね！って。

僕はずっと大事にしている「楽しむこと」を一番体現しようと決めました。
副将だった僕は勝てないからつまらない、楽しくないと思っていました。練習中にワイワイヘラヘラしてて勝てるわけないじゃないかと。

実際は違いました。楽しむからこそ勝ちにつながる。
やるべきことをやり、小さな成功体験でも喜び、褒め合う。練習中に「そんなパスとれて当たり前だろ」から「よくそんな難しいパスとれたな！すごいじゃん！」と下級生を褒める言葉に変え、空気を作る。ともに達成経験を分かち合い、やるべきことをやらないときに𠮟咤する。

どうせ努力するなら楽しいほうがいいじゃないか！
チームの潤滑油になることを徹底して意識しました。

そうすると不思議なことにMTGをしてから勝ちが増えました。勝ちが増えるとさらに楽しい。MTG後の練習は本当に楽しい日々でした。

リーグ戦の直前にブログを書いていたのですが、題名が「楽しむ」でした。我ながらいい文章書いてたなあ。笑
振り返ったら残っていたのでぜひみてください。

『楽しむ』

迎えたリーグ戦、日本一を経験している日体大を破り、リーグ4位で1部残留という結果で引退しました。

最後の笛が鳴って、勝った瞬間に女性にもすることないだろという熱い抱擁を選手同士で交わし、泣きまくったのを覚えています。

勝ちでスポーツ人生を締めくくれたのは本当によかった。ラクロス部に入って本当によかった。
そしてその夜に浴びるほどお酒を飲みました。

今が楽しくない人、悩んでいる人、たくさんいると思います。
僕は捉え方と自分自身での「今」への価値付けで全てが変わると思います。

つまらなくしているのは自分、その選択をしたのも自分です。
同じ事象だとしても自分でそのことに価値を付け、面白くしていきましょう。そしてそれを共に頑張っている仲間がいるはずです。

僕は同じ練習でも副将をやっていたころと外されたあとでは毎日が180度変わりました。当時は仲間を傷つけ、自分しか見えてませんでした。
仲間も環境も僕のスキルも変わってません。変えたのは僕自身の捉え方です。

スポーツを通して得たものは一生の財産です。
これからも仲間とともに今を最大限楽しみ、達成する人生にします！

2000字を超える、長い文章になってしまいました(^^)/
ではでは！

#スポーツがくれたもの