ほんとうに大切なことは書けない

毎日書いていると、それはそれは毎日いろんなことを思っています。

で、その中で愚痴だとか悪口ではないようなものを決めて文章にしていて、毎日ですから他愛もないことを真剣に書く。なんて１日も何日もあるわけです。

そして心に響いたこととか、まだ言葉になっていない途中のようなものすら、ここには書いていて、そういうものの連なりで毎日というものができています。

でもそうしていると時々思うことがあるのです。

書けないことがある、と。

今じぶんの心を覆っているこの感情、思考のほとんどを割いているこの環境、あの人の態度や姿勢や言葉、そういう目の前に起こるじぶんを支配してしまう大きなもの、大切なもののことを、僕は書けない。ということ。

そしてそれは人にも話せない、ということを、そういうものがあることを、毎日書いている中で見つけたのです。

そうすると目の前の他者にもまた僕とは違う、でも同じように人には言えない、書けない悩みがある。

そういうものを抱えながらも、目の前の人は今日を生きていて、日常を暮らしているのかもしれないと、想像できるようになったことは、毎日書いている中でよかったことの一つかもしれません。

人はじぶんの身体や心を通した体験でしか、そこにあるほんとうの思いを理解することは難しいように思います。

だけれども体験を経ると、その分やさしくなれるのも、また人の強みのように思います。

今感じているものは今後のじぶんを、目の前の誰かを救うと思って、今感じていることを大切にしようと思います。

今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
今残したものは未來の人が資料として検索をかけます。
そのときどう思われるかは、今何を残すかにかかっています。