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残さないと残るもの

先日トトロが大好きな甥っ子と『ジブリ美術館』に行って来ました。





建物は直線を排しているのが印象的で、開館から来年で20年になるのに木材や建物自体の傷みがほとんど見られないのも、日々の掃除、お手入れの賜物という美しい館内だった。


しかしその館内は撮影禁止。




館主(宮崎駿)曰く『主人公はカメラを持っていない。』とのこと。



今という瞬間を五感で味わって覚えていた、残ったものこそが、キミの響いたものである。キミのこだわるモノである。
ということなのかな?と。


つまり写真や動画という記録装置で残さないからこそ、消えてしまうものがほとんどなのだけど、そんな中でもやっぱり残るものがあって、それに気付いて欲しい。

それを大切に胸に秘めて生きて欲しい。


だからこそ館内撮影を禁止します。


という来場者のこれからを思う決まりに、哲学に、僕は一番グッと来ました。



純粋にまた訪れたいなぁって思える美しい場所でした。



今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
昨今の決まりの出来方が、効率とか合理化とか儲かるとかコストカットとかリスク軽減だとかばかりで聞き飽きてたので、美しい決まりの作り方でした。



建物の外部は撮影可だったので、撮ってきました。


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