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タイプの違う人とも関わる

趣味嗜好、考え方、価値観が似ている人と友だちになることは多いし、一緒にいる時間も増えることだろう。


だって争いやトラブルになることも少ないし、お互いのことをお互いで頷き合えるのは、やっぱり人にとってうれしい。



でも時々、すごく時々違うタイプの人と会ってみるのはいいこともあると思っている。



僕はどちらかと言えば文化部系の物静かでインドアな方なのだが、ある時サッカー部のクラスでも人気者の男の子と二人でごはんに行くことがあった。



最初はサッカーの話しや学校の話しで、僕がイメージする通りの彼がそこにいた。

快活で、明るく、前向き。


でも次の瞬間、悩みの話しから死にたい夜があったという話しになった。


彼でも?


文化部や内気なものが考えてしまうことなのだと勝手に思い込んでいたので、僕は驚いた。

そして申し訳ないのだけど、少し肩の力が抜け、楽になった。


彼でも思うのかぁ〜後ろめたいことや特殊なことじゃなく、むしろ健康なことなのかもしれないとすら思えた。



という話しを彼にもしたら、君も飄々と生きているから意外だ。
そして明るいばかりなことなんてあるかぃ、僕だって悩んで戸惑うわ。とその日はお互いのイメージのギャップを共に笑いあった。


人は違う。
けれど、そんなに違わない。


そんなことがわかると少し楽に生きられて、他の人にも少しやさしくあれるのかもしれない。


だから時々、ほんとう時々、タイプの違う人とも会うって大切なのではと思っている。



今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
違うことに救われたり、違わないことに救われたり。

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