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高齢者の栄養状態を的確に捉えるツール

高齢者を治療したり、リハビリしたり、ケアしたりする中で重要性が明らかになってきているのが、栄養です。

例えばリハビリテーション栄養という考え方は、スポーツ栄養のリハビリ転用版といったところで、より良い成果を出すためには栄養状態もそれに合わせた栄養量や栄養バランスを取るべきだというものです。

実際に私も回復期リハビリテーション病棟や通所リハビリなどで勤務する中で、経験した著明な改善事例はほとんどが、体重増と一緒に起こっていました。

改善事例に関してはこちらの記事でご紹介しておりますので、ぜひ御覧ください!

私は個人的には、痩せてもいいのは20代~30代で、40代以降は戦略的に痩せていない場合は注意しなければならないと思っています。

また高齢者で足が細くなって嬉しいなんて言う言葉を聞いた場合は全力で語ります!それは勘違いだと(もちろんオブラートに包みまくってお話しますが)

高齢になって、足が細くなっていいことなんてなにもないのです。

少し長くなってしまいましたが、高齢者の栄養状態を的確に捉えるためのツールについて私のオススメをご紹介します!

高齢者の栄養状態を捉えるためのツール
①カウンセリング
②体重測定
③MNA-SFを使用する

①カウンセリング
カウンセリングと書きましたが、要は栄養状態や食事の状態に関して、患者さんやご利用者さんと話すということです。例えば病院であれば管理栄養士や看護師が中心に担うことかもしれません。

しかし重要なのは、他の職種も含めて、栄養状態に関して、多面的にカウンセリングすることです。

リハビリの専門職であれば、例えば、麻痺の回復や動作の安定を目的に関わっているでしょう。そうすれば、それを目的に関わる上で、栄養状態も重要な要素であることを伝え、その状態に関して、しっかりヒアリングを行うのです。

もっとも重要なツールだと思っています。

②体重測定
患者さんやご利用者さんの主観的なものだけではなく、最も簡単に測定できるのが、体重です。体重計くらいはどこの事業所にもあるのではないでしょうか。

そして高齢者の体重減少はすべて、チェックし、少しでも減少している場合は、減少の理由に関して思い当たる部分をヒアリングしましょう。
是非とも最も簡単な測定である体重測定をしっかり活用しましょう!

③MNA-SFで測定する
数ある栄養状態を確認するツールのうち、最も簡便で最も生活場面で活用しやすいのが、今回紹介するMNA-SFです。
この指標は、ネスレさんが開発した指標で、栄養状態を測定する指標としてかなり一般的になっています。

病院などの医療機関などでも、この指標を用いて、栄養状態を確認しているところが増えています。

MNA-SFに関しては、詳しい説明をしているサイトを添付しますね!

https://www.nutri.co.jp/nutrition/keywords/ch5-1/keyword3/

また測定用紙のダウンロードはこちらから

https://www.mna-elderly.com/forms/mini/mna_mini_japanese.pdf

体重だけでなく、食事量や精神状態、身体活動レベルなどから総合的に栄養状態を確認できます。

是非とも現場で活用してください!
また測定の仕組み化についても、記事をあげますね!

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リハビリと統計の専門家
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