見出し画像

自費リハビリについて②~いわゆる慢性期に顕著に改善した患者様の経験~

回復期リハビリテーション病棟、通所リハビリを経験し、自費リハビリ施設勤務をしている私が通所リハビリ時代に経験した患者様を紹介します。

その方は60代の女性で、通所リハビリに来始めた時、リクライニング車椅子と行って、背もたれが頭まである大型の車椅子に乗り、食事はとろみのついたご飯を食べさせてもらい、麻痺のある左手足は、曲がったまま固まっていて、介助で立ち上がっても、左足は宙に浮いたまま右足だけで立っている状態でした。

身体の状態としては上述した通りですが、言葉はどうかと言うとセラピストに対して、冗談を言ったり、時には外国語をしゃべるなどユーモアのある方だったのを覚えています。

第一印象としては、通所リハビリに通われる方の中ではかなり重度で、手足の拘縮のせいで介助量は大幅に増加してしまっているというふうに感じました。

私が担当したのは通所リハビリにいた2年間だけでしたが、通所リハビリから異動したあともその方に関しては気になっていて、しょっちゅう会いに行っていたのを覚えています。

この方にどのように身体機能改善、生活機能改善に取り組んだかは後日また書くとして、結論この方の5年後どうなったかというと、

ここから先は

285字

¥ 200

宜しければ、サポートをお願いします! いただいたサポートは世界を良くするために活用させていただきます!