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私の思ったこと

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2020年3月の記事一覧

素晴らしき哉、人生

素晴らしき哉、人生

amazon primeで『素晴らしき哉、人生』という1947年の古い映画を観た。

1945年のクリスマスイブ[3]。ジョージ・ベイリー(ジェームズ・ステュアート)という男がニューヨーク州のベッドフォードフォールズという町で自殺を図ろうとしていた。周囲の人間の祈りが天国まで届き、翼をまだ持っていない二級天使のクラレンス(ヘンリー・トラヴァース)が翼を得るために彼を助ける使命を引き受けた。その準備

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嫌いに潜む未来

嫌いに潜む未来

じぶんがどんな人と仲良くできないか?合わないか?と振り返ると僕は以下の二つのパターンが多い。

①(嫌なところが特に)じぶんに似ている。

②意識的にじぶんはこれはしない、したくないと思っていることを、している人、見せ付けられる人。

の二つだ。

なので、反対だったり、差だったり、まったく違うから嫌いになるのではなく、むしろ近かったり、方向性が同じだったり、似ているからこそ感じるものが不快感なの

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じぶんを良く見てくれる人

B型の人は周囲にB型と言われ続けることで、B型らしく振る舞うようになる。

トイレをキレイにお使いいただきありがとうございます。
と書かれていると、人はトイレを汚しにくくなり、結果キレイに使ってしまう。

人はいついかなるときもぶれぬ確固たるその人がある。というわけではなく、受けた影響で立ち振舞いや話す言葉、行動までも変わってしまう周囲の他者の影響を受けやすい生き物でもある。

だとするならば『誰

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今お金を使うことの意味

今お金を使うことの意味

多くの人々が、この先どうなるのか?という言い知れぬ不安の中にいると思う。

そして身体とは別に、経済的な不安を抱えている人もまた大勢いらっしゃると思う。

今の時点で影響をすでに受けていたり、この状態が長く続けば生活や仕事の形態が変化する可能性がある、という人ももちろんいて、人が最も閉鎖的に、かつ利己の心が強くなる瞬間は、「先行きが見えない」というときで、今はまさにそういう時なのだと感じている。

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やっぱり人が好き

やっぱり人が好き

今僕らが抱えているストレスのパターンというのは、実に多くのことがある。

例えば鉄道や飛行機を使って、違う土地や新しい出会いを見つける旅行というものに行きにくいということ。

図書館だったり、演劇だったり、コンサートだったり、美術館だったりといった新しい視点や感性に出合えるものが軒並みやれていないということ。

卒業とか入学とか異動とか転職とか、たくさんの節目を迎えた人たちとの出会いや別れについて

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いつも通りという偉大さ

いつも通りという偉大さ

一昨日引っ越してから初めて、電車内で人身事故のため電車が止まるという事態に遭遇した。

時間帯は帰宅時間帯、人身事故のため線路内の調整をしているらしく、30分ほどの完全停止。

いつもはまるで血液のように滞りなく、数分おきに人々を輸送しているため完全停止の時間的な遅れと、その停止の影響で駅という物理的なキャパシティを超える人が輸送されないため、駅に溢れかえる様はいつ見ても働いている駅員の方の苦労を

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桜の木

桜の木

桜の木を見ると、毎年思いを巡らせることがある。

誰がこの木をここに植えようと決めたのか、だ。

例えば家から見える公園に一本の木が生えている。その木は春になると桜の花びらを咲かせ、それが桜の木だったのだと気づくことがある。

例えば冬に新しい街に越すとして、春になるといつもの道が桜並木になっている。

そういうときに決まって想像してしまう。

この場所に桜を植えましょう、この道を桜並木にしましょ

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「楽しい」という基本姿勢

「楽しい」という基本姿勢

幼稚園の頃のことだけど、今も覚えていることがある。

僕はいつもは早くに起きて余裕を持って行動するタイプであったが、その日は寝坊して時間ギリギリになってしまった朝だった。

いつもよりせわしない朝となり、幼稚園に着いたのだが、あることに驚愕した。

幼稚園の制服の下にまるまるパジャマを着ていたのだ。

つまり朝着替えではなく、パジャマの上に制服を重ね着をしていたのだった。

大人のじぶんなら焦った

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ネガティブやコンプレックスを笑いに

ネガティブやコンプレックスを笑いに

クレヨンしんちゃんの映画を観ていると、野原ひろし(しんちゃんの父)の足が臭いという描写が出てくる。

ある程度の年齢を過ぎた男性には加齢臭というものがあり、長時間履いた靴や靴下にはその臭いが強く残り、「お父さんのものと一緒に洗濯しないで」というショッキングなセリフの理由は、この加齢臭によるものだと思われる。

つまりある程度の年齢をこえた男性にとって、じぶんの着ていた衣類というのは、コンプレックス

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生きやすさのはじめの一歩

生きやすさのはじめの一歩

じぶんのことはじぶんが一番わかっている。

その通りでもあり、そう思わないところもある。

そう思わないという理由には、じぶんがどういう人ですか?ということを説明するときにじぶんを説明する単語や言葉は、他者から言われた言葉を元にしているように感じるからだ。

そしてその言葉の中にはじぶんが意識していなかったり、そう見えているのか、とハッとするようなものも含まれていて、じぶんのことはじぶんが一番見え

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暗闇と静寂と人

暗闇と静寂と人

インターネットで今後5Gも普及するとインターネット常時接続の世界になる。

情報やコミュニケーション、様々なコンテンツにいつでも繋がっている世界。

それは姿勢として受け取っていることが多くて、それはまた常に光っていて、動いていて、何か音もする。

そんな状態が当たり前になるのだろうし、繋がっていないことが不安と感じることになるのだろうとも思われる。

しかしそれはここ最近で、人が生きてきた歴史は

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今の時代の贅沢

今の時代の贅沢

贅沢は時代によって移り変わる。

戦後の混乱期は、お腹いっぱい食べることだったかもしれないし、暮らせる住居があることだったかもしれない。

それが浸透すると今度は冷蔵庫、洗濯機、テレビのような家電に興味が移り、マイホームやマイカーといったものへ変化していった。

その後は生活をより豊かにと、カメラ、ビデオカメラ、ビデオデッキ、ウォークマン、CDなどのいつでも楽しめるものや、外食産業や海外旅行なども

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実写化の違和感とその楽しみ方

実写化の違和感とその楽しみ方

原作が小説の作品を実写化、映画化したりすると、元より小説の読者だった人たちは、口を揃えてこう言う。

「わたしのイメージと違う。」

でもこれは映画を、映像を小説のように楽しもうとしたから起こることなのだと思う。

春のにおいと夏のにおいが混じる海岸線を、赤い自転車で先を行く君の、風ではためく髪を見ながら、後を追う。

この文章で頭の中でそれぞれが描く映像は、おそらく全員違うものだろう。

二人の

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おいしい食事とは?

おいしい食事とは?

皆さんはおいしい食事ってなんだろう?と聞かれたらなんと答えるだろう?
何を思い浮かべるだろうか?

僕はおいしい食事だったなぁと思うときには、次の日に決まって感じる身体の変化がある。

それは「きちんとお腹が空いている」という感覚だ。

おいしい食事はもちろん食べているとき、空腹を満たしているその瞬間にこそ幸せは感じやすい。

だが空腹を満たすということに限れば、ファーストフードや冷食やコンビニで

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