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幽霊の悲哀〜あの世とこの世のすれ違い〜

昔からずっと考えていたことがあります。


昨日初めてチャーミング絵描きさんに話したら思いの外のリアクションだったので備忘録も兼ねて記事として残しておきたいと思います。


皆さん幽霊の存在を信じますか?


僕自身は今まで見たことがないのでどちらの主張を後押しすることもないのですが、幽霊に対して思うことはあります。


よくテレビで霊能者などが幽霊を語る時に『生前の強い怨念が‥』などどいいますよね。


ここで重要なのは、霊は『自らの意思で霊としてこの世に化けて出ている』という点です。



もう一つよく聞くのは『幽霊は霊感がある人にしか見えない、または見えにくい』のだそう。


この2点を踏まえて、僕がいつも考えていることがあります。



例えばとある幽霊が


『ひっひっひ‥生前の強い怨念でおめーの前に化けて出てやるぜーぃ‥ぐひひ』


と僕の部屋の隅にでも出てきたとしましょう。


でもさ



気づかないってパターン絶対あるよね?


『夢中でギター弾いてて気づかなかったよー』とか


『そもそもメガネかけてなかったからよく見えなかった』とか


もっと言えば僕には霊感がないので頑張って化けて出てきてもそもそも見えてないわけです。


これ霊からしたら完全に『スベってる』と思うんですよね。


だから霊感のない僕の周りではかなりの霊たちが寒いことになってると思うのです。



生前強い怨念を持っていたにもかかわらずあの世に行ってまでこんな思いをするなんてあまりにも不憫です。


なのでもう僕の周りで化けてでるのは辞めたほうがいいよ。



突然詩が降りてきたので一節だけ。


『僕に君が見えないのは 足りない何かがあるからかい?


あの世に行ってもすべるなら 僕だけは笑ってあげよう


憎しみに囚われてすれ違うくらいなら


ロックを聴きなよ


ROCK!ROCK!BEATS!』



誰か曲でも付けてくれ。

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