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「神庭の滝自然公園」散策録【岡山県・真庭市】

神庭の滝かんばのたき岡山県真庭まにわにある段瀑だんばくです。「国の名勝」、「日本百景」、「日本の滝百選」にも選ばれた名瀑です。滝の落差は110m、滝幅は20mあり、落差は西日本最大級。断崖絶壁から流れ落ちる滝は豪快かつ壮麗。まるで白いレースを掛けたように見える水飛沫みずしぶきは神々しさを感じる程の美しさです。
・・・と言うことで、今回は「神庭の滝自然公園」の散策レポです😎👍



神庭の滝

神庭の滝かんばのたき岡山県真庭市神庭にある神庭の滝自然公園内にあるです。滝の落差110m、滝幅20mあります。周囲は岡山県立自然公園に指定されており、「国の名勝」、「日本百景」、「日本の滝百選」にも選定されるほどの名瀑です。🙂

高さ100m超級の断崖絶壁から流れ落ちる滝は正に豪快無比。しかも異なる落差の小滝が複数点在する段瀑だんばくで、まるで白いレースのカーテンのように見える水しぶきは神秘的な美しさです。広大な渓谷には多様な木々が生い茂り、四季を通して美観を楽しめます。🫡

神庭の滝から200~300m下流には、「玉垂たまだれの滝」と名付けられた雨のしずくが落ちて見える滝や、「鬼の穴」と呼ばれる石灰岩洞窟などのビュー・スポットあり。また付近には野生の猿が160~200匹(大阪大学が昭和32年より野生の猿に餌付けを始め、現在継続調査・研究中)生息しており、愛嬌たっぷりに観光客を出迎えてくれます。🐵🤓🐒


八十慈やそじ伝説(神庭の滝にまつわる伝承です)
その昔、勝山城を築いた殿様三浦貞宗みうらさだむねよわい十五の照姫てるひめと言う姫君がいました。幼少の時から病弱で余命1~2年と医者に告げられていました。😔

その秋、照姫の乳母が最後の思い出に「神庭の滝の紅葉」を見せてやりたいと姫を連れて神庭に向かう道中、青海せいかいと言う二十歳の修行僧に出逢います。姫の身の上を聞いた青海は寺で受け継がれていた秘法の薬草霊芝れいしを渡し、以降、乳母の手引きで照姫青海の元へ幾度となく訪れます。😍

・・・いつしかお互いに惹かれ合うようになった二人。ただ、身分の違いから決して結ばれることが叶わないことも分かっていました。🥲

晩秋のある日、照姫は「源氏物語」の一節を青海に詠い聞かせました。それは光源氏の父・桐壺帝きりつぼのみかどが愛した桐壺更衣きりつぼのこういとが死別するシーンであり、照姫更衣の心情に自身を重ね「この歌のごとく、身分を超え一緒に死ぬほどの愛を貫けるか?」と問うと青海は「御意」と応え、来世で一緒になることを約束します。🙁

翌年の春、神庭の滝の上で照姫青海らが一緒に昼食を取っている時、照姫が突如青海に向けて桐壺更衣に送った最後の歌を詠み始めました。照姫は和歌を詠み終えると乳母に別れを告げ滝に向かうと、青海は即座に姫の後を追い、姫を抱き留め自分の腰ひもを照姫の帯にしっかり結びました。😭

二人一緒に神庭の滝壺に身を投げると一条の光がさし込み慈愛に満ちた仏様の姿が浮かび その柔らかな手に抱えられ、気が付くと二人は岸辺に寝かされていました。その後、霊芝れいしで病気が治癒した照姫貞宗の許しを得て、青海と幸せに暮らしました。🥰


神庭の滝へのアクセス

■所在地
 〒717-0004 岡山県真庭市神庭(神庭の滝自然公園内)

アクセス

◇車
 国道313号から県道神庭滝線に入り、道なりに進みます。
 ・中国自動車道 落合ICから30~40分
 ・米子自動車道 久世IC・湯原ICから25~30分
◇公共
 ・JR姫新線 中国勝山駅からタクシーで10~15分

岡山観光WEB:HOME>観光スポット>神庭の滝自然公園>基本情報から抜粋(一部修正)
アクセス・マップ真庭市公式HP~神庭の滝>アクセス[PDFファイル]より抜粋
各駅までの所要時間と各インターからの距離同上のアクセス[PDFファイル]より抜粋
神庭の滝・所在地


公園内散策用マップ

神庭の滝自然公園内の散策には;
真庭市公式老HPトップページ >~神庭の滝>関連書類>公園内 案内図[PDF]
から参照/DLできる「神庭の滝自然公園内 案内図」が便利です。👇😊👌

神庭の滝自然公園内 案内図


散策録

案内図の「バス駐車場」(案内図の下方右側)からスタートです。🙂👉💧

バス駐車場からスタート🙂👉」
「先ずはトイレで用を済まそう!😉」
八十慈堂/願い事を書いた絵馬を持ってその願い事を唱えながら 八十慈像の周囲を三回まわると願いは叶うと言われています😌※八十慈像青海が身投げした時に瞼に浮かんだ仏様の木像😮」
滝の茶屋/お土産、喫茶、和食処です🤤(手打ちそば、ソフトクリーム、かき氷が人気!)」
「満開のひまわり鉢」
猿渡橋
「橋の横を流れる渓流」
神庭の滝自然公園の看板/自然公園の広さは100haヘクタール・・・東京ドーム21個分の広さ!😮」
「名勝 神庭瀑(←この名称で名勝指定されています)🤔」
「遊歩道沿いの渓流」
紅葉橋
滝まで350mの地点
「この幅の狭い川の所付近に玉垂の滝があります🙂」

玉垂の滝

玉垂たまだれの滝看板」
雨垂れが少ないなぁ・・・🤔
おぉ、ここは玉垂が沢山で滝のようだ!😃」
玉垂橋/神庭川に架かる橋の一つです🙂」
「遊歩道沿いの渓流にある大岩(お猿がくつろいでいました)🐒」
「さらに渓流沿いの遊歩道を進むと・・・」
料金所/入場料:大人300円です(さるくじ1000円🤔)。」

神庭の鬼の穴

神庭の鬼の穴看板/料金所のすぐ奥に立つ鬼の穴の説明看板」
鬼の穴(入口)/料金所を進んですぐ左側に【鬼の穴】へ続く階段が見えます😱260mかぁ・・・ここは行くしかないでしょう!😬👍」
「最初はまだ階段っぽい道でしたが・・・😐」
「おぁ!?道の先・・・岩場しかないぞ?😮」
「・・・あぁ、鎖に摑まりながら登るのね・・・それでも大変だぁ🥵」
鬼の穴ふ~やっと着いた~!😆【注意】なになに、電灯は20分で消えます。(消えたら)ここまで出て入り直してください・・・だって😱」
「おそるおそる中へ・・・😑」
「おぉ、電灯が点いたぞ!」
「結構壁なんかゴツゴツだ!」
「うゎ、道幅せまっ!」
「天井はこんな感じ・・・」
「おぉ、あの穴から向こうは電灯がない!」
「真っ暗だ!・・・あれ、なんか鳴き声が聞こえる?😱キャ~ッ!!!」
「はぁはぁ、鬼の穴の入口に戻って来ました😑(穴の向こうには蝙蝠がいるらしい・・・)」
「入口を出て真正面は崖っ縁・・・😱」
「またこの岩場を降りるのかぁ・・・😓」
「くねくね山道を進み・・・😑」
「料金所の横に戻って来れました😂」

まぁ 元気な人なら洞窟内探索も含めて、30分あれば往復できそうです。😑

・・・・・・・・・・・・・・・

猿の集団
料金所を少し進むと、そこには猿、猿、猿、ただひたすらに猿の集団
🐵🐒🙊🐒🙉🐒🙈

「道端に普通に猿」
「結構近づいても微動だにしません」
「寝転がる猿」
「うつぶせの猿」
「え~サルに近づいて写真撮っちゃった~」
「おぉ、猿がウヨウヨいるぞ~!🐒🐒🐒」
「赤ちゃん猿と母猿(赤ちゃん猿に近づいても意外と威嚇しない母猿)」
「お母さん猿が移動中、赤ちゃん猿はお腹にへばり付いています😙🙈(・・・ちなみに16時過ぎるとお猿はみな山へ帰って行くそうです)🐒bye」
展望ウッドデッキと滝見橋が見えます(左の建屋は猿のエサ小屋です)」
展望ウッドデッキ(あっ、滝が見える💛)
滝見橋からの眺め・・・滝がはっきり見えますね!」
岡直廬おかなおり歌碑【星山の み谷にあまる 滝の音(ね)は 流れて遠く 世にとゞむらん】岡山にゆかりのある歌人で桃太郎で有名な吉備津神社の神官もされたようです😮」
「湯原奥津県立自然公園の看板」
「さらに進むと・・・おっ左の橋から行けるのか!?」
こちらの橋は立入禁止で行けません(三匹の猿が見張っているよう・・・)🤔」
「・・・なので右側の遊歩道で進み・・・めがね橋🤓に到着!
めがね橋🥸を渡ります」
めがね橋😎からのの眺め🫡」
「橋を渡って・・・さらに方面へ🙂」
神庭の滝はしっかり見えています💛」
「道なき道を迂回して行きます😕」
「この最後の橋を渡り・・・」
「この岩の段を上った所に・・・」
を近くで眺められる小径を進み・・・」
の手前まであと少し・・・」
神庭の滝/ウヒョ!まるで白布をまとったかのような段瀑の水飛沫みずしぶきが神秘的!😍」
神庭の滝滝の中央に突起している黒い岩は まるで滝登りをしている鯉のようであるため「鯉岩」と呼ばれています🎏」


滝の雰囲気をお楽しみください(50秒の動画です)。


「少し降りてもう一度振り向き観賞・・・緑の自然に囲まれ、流れ落ちて行く神庭の滝。景観がすばらしいです!🤩」
「滝側から見ためがね橋⇒駐車場へ戻りま~す🫡(さらば神庭の滝!)」

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スタート地点の駐車場に戻って来ました。実はこの駐車場の脇に「滔々とうとうの滝」と言う滝スポットがあったのですが、気が付かずスルーしてしまいました。落差は7mと小振りながら神庭の滝と同じ段瀑です。駐車場から見て神庭の滝とは反対方向だったので見落としてしまいました。😓・・・ちなみにこんな感じです。👇🤨

「滔々の滝」滝ペディアより



・・・神庭の滝自然公園の散策録はここまで。


感想

神庭の滝は「段瀑」と言って複数段の異なる落差がある小滝の集合体のような滝で「直瀑」のド直球的ストレートな滝感はないものの、滝のあちこちで飛び散る水飛沫しぶきが複雑な模様のようでとっても趣きがあります。🤔

その一瞬毎に生まれた滝の模様が一瞬で変わり、決して同じ形には戻らない。まるで刹那的人生の縮図をリアルタイムで観賞しているかのようです。こういう景色(滝)って飽きずにず~と眺めていられるんですよね。👉🙂

神庭でもう一つ印象に残ったのはお猿さん。ここのお猿は野生ながら餌付けされていて 人間とうまく共存しているようです。昔訪れた大阪は箕面で遭遇したお猿はとにかく狂暴で、油断すると人にも襲い掛かる程でした。😱

(その時も車のボンネットに座り込んだり、観光客が手にした食べ物を引ったくったりする場面を目撃しました😮)

その後「箕面市サル餌やり禁止条例」が施行され、お猿による被害は徐々に減少したようです。今回神庭で見付けた看板にも「サルに食物を与えないでください」とありましたが、お猿人間がうまく共存するためにはルールとそれを遵守する人間の意識と行動が必要なようです。🤔

最後まで本記事を読んでいただき、ありがとうございます。😌


まとめ

今回の散策ルート


おまけ

神庭の滝自然公園で印象深かったもの・・・🫵🙂

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