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コンフォートゾーン 〜人は変わりたくない生き物〜



コンフォートゾーン:無意識にとって居心地のいい空間や領域

我々は一人一人、独自のコンフォートゾーンを持っています。
このコンフォートゾーンというのは人間にとって欠かせない機能です。

私はサウナが好きで、結構友人と行ったりするのですが、サウナの室内は大体90〜110度くらいあります。

6分ほど入ってからたっぷり汗をかき、外に出るわけですが、この「たっぷり汗をかく」というのがまさに、人間かコンフォートゾーンを持っているからです。人間の体温は基本的には常に36度前後ですよね。これがコンフォートゾーンです。

ですから、36度以上になろうものなら、体は猛烈に元に戻ろうと汗をかくわけです。100度のサウナに入っても体温が100度にはならないですよね。

このように、人にとってコンフォートゾーンは大切な役割を果たしており、コンフォートゾーンから出ようとすると、強く元に戻ろうとする力が猛烈に働きます。


ただ、一方で変わりたい時にはこのコンフォートゾーンが猛烈に邪魔をすることになるのです。
痩せたい!と思っていて、ランニングを始めたとしても大抵の場合3日坊主で終わってしまいます。これは、ランニングをしていない状態がコンフォートゾーンなので、体がランニングを無意識に嫌がり、ランニングをしていない状態に猛烈に戻ろうとするからです。


おいおい、そしたらどうやって変わるんだよ!!
私は、もっと痩せたいんだよ!
もっと挑戦していきたいんだよ!
もっと稼ぎたいんだよ!


そんな声が聞こえてきますので、認知科学に基づいて唯一の解決策を説明します!

「本音の現状の外のゴール設定」

これだけです!

コンフォートゾーンを抜け出す唯一の方法はこれだけです。

本音?現状の外? この辺りをもう少し説明しますね。


本音であるということは、心の底から望んでいるものであるということです。まあそうだったらいいな〜程度であれば特に望んでいないので、本音ではないのと、そのくらいの望みであれば実はそんなに自分にとって重要でなかったりするのです。


では現状の外とは何か??

『現在の状態のままいけば十分に起こりうると予測される未来』

これは、未来でもなんでもなく、『現状』と呼んでいます。

例えば、あなたがある会社の営業マンだったとします。おそらく数年後には、数人の部下がつき、さらに数年後にはさらに多くの部下やチームを率いることでしょう。

もちろん毎日の仕事をサボっていてはこのような未来は約束されないものの、今の頑張りを続けていけば十分予想されるはずです。つまり今のコンフォートゾーンから外に出ることなく、時間が経過すれば自ずと到達する領域なわけです。


これをここでは『現状』と呼んでいます。

なので、この例で言うところの「数年後にはさらに多くの部下やチームを率いる」ということをゴールにおいても、コンフォートゾーンは変わりません。なぜなら、コンフォートゾーンが変わらなくても時間が経過すれば達成するゴールだからです。


だからこそ、「現状の外のゴール設定」がコンフォートゾーンを抜け出すために必須なのです。
また、「本音の」という単語をつけているのは、本音でなければ、いくら現状の外のゴール設定をしたところで、心の底から望んでいるゴールではないので、コンフォートゾーンがズレることはありません。

「本音の現状の外のゴール設定」をすることによって、現状の外のゴールに没入し、

「現状の外の世界線最高!気分がいい!。。。あれ、リアルの生きてる世界線なんか居心地悪いぞ。現状の外の世界線に早く移動したい!」

と脳が思えばこっちのもんです!コンフォートゾーンが、本音の現状の外の世界線側にずれており、そっちの方が気持ちいいと感じるので、元に戻ろうとする猛烈な力は、本音の現状の外の世界線側に働くことになるからです!


「本音の現状の外のゴール設定」なんてやったことないよ。。

これは確かに相当むずいです。

『現状』と『現状の外』の区別がつきにくいからです。

実はコーチングは、「本音の現状の外のゴール設定」をサポートするためのものなのです。
言い換えると、コーチングは強烈に働いているコンフォートゾーンから外へ連れ出すための手段になるわけです。

コーチングについては、こちらの記事になるべくわかりやすく記載していますので、ぜひ目を通してもらえればと!




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ここまで読んでいただきありがとうございます!




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