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【中島輝 著】うつ感情のトリセツ~自己肯定感が高まる【読書感想文】


この本は「うつ感情」との向き合い方を教えてくれます。

憂鬱になる原因を客観視する

うつ感情になりがちのシチュエーションに「朝起きたとき」があります。

そんなときは「何が自分を憂鬱にしているんだろう?」と考えてみるといいです。

ここで注意してもらいたいのが「原因の追求」にあまり深入りしないことです。

原因の特定はテンションが上がる曲を聞きながらいいです。

原因がわかれば、客観視ししてみます。
それって本当にそんなに悩むべきことか?」と自分に問いかけてみることです。

憂鬱になって、悩むべきことなんてほとんどない。
だからうつ感情に襲われた、まずその原因を客観視してみるといいです。

自分の気持ちを紙に書き出す

続いてのシチュエーションは「何をしていても楽しくない」と感じるときです。

これは「PTSD」にみられる状況です。

ここでの対処法は、心に余白を作ってあげることになります。

紙とペンを用意して
今自分が思っていること」「どんなことに楽しさを感じるのか」を思いつく限り書いていきます。
それができたら次は、「嫌なこと」「悔しいこと」などネガティブな感情も書いていきます。

ポジティブなこともネガティブなことも全部書いて吐き出すと
気持ちが楽になってきます。

無理して周りに合わせない

人間関係が原因の「うつ感情」への対処法です。
人間関係が嫌になってしまう人には「真面目な人」が多いそうです。

真面目がゆえに他人も自分も傷つけたくないから、周りに合わせようとしてしまう。
だが、それだけ注意を払っていたにも関わらず人間関係で嫌な思いをしてしまうと、
「あ~もういい!こんなことなら、誰とも一緒にいたくない!」となってしまいます。

人間関係に悩まされないようにするためには
自分と同じ考え方の人なんて一人もいない」と思うといいです。

だからこそ、相手に合わせようとするのではなく
自分の気持ちをしっかり伝えながらお互いにとって
「快適な関係」を模索しないといけないわけです。

その結果合わないとわかったら、その人からは離れればいい

逆に、こちらの気持ちを受け止めてくれた上で心地いい関係を結べる人は大切にしましょう。

いい人間関係は「自分の気持ちを伝えること」から始まると覚えておいてください。

夕方は嫌な気分になるもの

夕方は憂鬱になりやすい魔の時間帯です。

人間の身体は日が傾き始めてから「副交感神経」が活発になり始めます。
副交感神経とは、リラックスになるときに活発になる神経です。

夕方は誰にとっても気持ちが揺れ動きやすい時間帯です。

もしネガティブになったら「ぜんぶ夕陽のせいだ!」と割り切りましょう。

落ち込んでしまったら、何もしなく、お風呂に入り、早く寝てしまいましょう。

自分に厳しくしすぎない

考えすぎて寝られない人は「自分に厳しい人」です。

もっと上を目指すために、過去を思い出して改善点を探ろうとしてしまいがちです。

いくら頑張ったところで常に自分を認められる人は少ない。

うまくいっている時には自分を好きになれるが
失敗したときには自分が嫌いになる。
人間っていうのは、そういうものです。

だから過去2時間前になったら過去を振り返って反省しないことです。

嫌な気持ちに点数をつける

具体的な方法としては、まず紙に
今までの人生で最悪のできごと」と「今の状況」を並べて書きます。

そうしたら、両方のできごとを比べながら、最悪だったことを10点として今の状況は
何点になるか考えてみることです。

最悪の状況から考えて今はまだましか?って思う。客観視してうつ感情を抑えることできます。

欲求は無理に抑えなくていい

無理して欲求を抑えてしまうと楽しみがなくなって
だんだんと無気力になってしまう危険性があります。

さらに、もし「やめないといけない」と思いながらもやめることができないでいると
「自分はダメなやつだ」と落ち込んでしまいかねないです。

だから無理に欲求を抑えるのを辞めましょう。

欲求は「0か100」かで考えるから辛いんです。
とりあえず80ぐらいまで減らしてみるか!とゆるく考えてみることです。

ポジティブな言葉を口に出す

暗いニュースを見て暗い気持ちになったときにやってほしいのは
これは自分に直接関係のあることかな?」と一度立ち止まって考えてみることです。

自分と関係のないニュースとはしっかり距離をとってほしい。

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#中島輝 #うつ感情 #自己肯定感 #読書感想文 #まとめ

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