認知行動療法の本を読んで

最近認知行動療法の本を読みました。マンガでやさしくわかるシリーズです。

この本のシリーズは全てにおいて初めての人も触れやすいいい本だなと思ったので、今は同じシリーズのNLPを読んでいます。

この本の中で自分が一番印象に残ったことは、あらゆる事柄に自分たちで勝手に色をつけて受け止めているということです。

例えば、友達に文面をLINEで送っているのに、なかなか既読がつかないとします。そこであなたは何を感じますか?自分なら、嫌われてしまったのかなと感じてしまっていました。

ですが未読の状態であることは悪いことなのでしょうか。確かに嫌われているから既読がつかない可能性もありますが、もしかしたら相手が忙しいからかもしれません。

未読という事実に人間が色をつけて解釈しているから、嫌われているのではないかという新たな偏見が生まれるわけです。

この本ではそれをその人の性格により、一つの選択が出てきていると捉えて、違う選択はないのかという見直しをすることを推奨していました。

自分の選択のクセを見つけて、自分はこういう性格の持ち主だから、こういう考えもあるんだということを理解した上で自分の性格を受け入れることが大事だということが記されており、とてもそれは重要だなと感じました。

まず感情が大きく動いた時の状況出来事を上の図のように書いて客観的に見ると、いつも大きな感情を抱くと主観的になることが多いため、新しい発見があります。そこで、自分のクセというのが少しずつわかってきます。「自分は何かしなければならないという思いが強いのだな。」とか、「自分は自分の思ってることの反対のことを言いたがっていて、遠慮しがちなんだ。」とかわかってきたりします。そこで、次は問題解決へと移ります。

少しこれは詳細すぎますが、まず自分の課題を明確にして目標を立てる。その目標のためにさまざまな案を出していって、行動に移していくフェーズです。このフェーズは自分の気持ちが落ち着いてからやることが大事です。


ここでとても大事なのが、自分の性格、今までしてきた選択を否定してはいけません。何度も言いますが、自分の性格を受け入れながらも、このような選択もあるんだなという受け入れることで、自分も新たな選択ができるようになっていくというわけです。


少し長くなってしまいましたが、自分でもアウトプットは大事だなと思ったので、記させていただきました。少しでも皆さんの心が楽になれたら自分もとても嬉しいです。認知行動療法は感情的になる人たちにはとてもいい方法だと改めて思いました。

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