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ポートフォリオの完成度を上げるには…

真似て学ぶ「デザイン模写の重要性」

人は真似て学ぶ。
これは基本中の基本だと思います。
前回書いた「アイデアの出し方」の話とは矛盾しそうですが、
まず最初は誰しもが真似ることから始めます。
赤ちゃんを見てみれば、それは一目瞭然。
大人の行動を真似て大きくなっていきます。
まずは真似ること、そして、その後に
自然と心に理解が生まれます。
「なるほど、こういうことだったのか」と。
この際大事なのは、真似るなら徹底的に真似ること、
中途半端に一部分だけ真似ても、その本質は見えません。
(あくまで学習過程の話なので、真似たものをそのまま発表はしてはダメです)
デザインの教育の現場をわたしは知りませんが、
絵画の模写のように、徹底的に「デザインの模写」をするべきです。
参考レベルではなく、完全に再現してみること。
イラレにせよ、フォトショにせよ、徹底的に真似ようと思えば、
自然とその技術をどうやってやるんだろうと考え、
調べ、頭に刻まれます。
自分の好きなデザインを選び、徹底的に模写をする。
それを30点ほど繰り返してから、
いよいよ、オリジナルのデザインをやってみる。
そのころには、溢れんばかりの創作意欲で、
取り組めるはずです。

ポートフォリオの完成度を上げる

数百人のデザイン学生やデザインに興味のある応募者と面接をし、
ポートフォリオをみてきました。
自分の好きな発想で、架空の課題作品を載せています。
完成度は正直いまいちです。
理由は「完成とは何かを知らない」からです。
完成度をどう学べばいいのか?
完成された作品をひたすら真似ることなのです。
完成された作品をまねることで、
完成度の高い作品をつくることができます。

Titan Art Co., Ltd.  
CEO TaichiYonehara

もし宜しければ、サポートのほどなにとぞ宜しくお願い致します。