【人道支援バグダッド】病院初日~感じたアウトブレイクの息苦しさ~
みなさんこんにちは。
人道支援家taichirosatoです。
今日からイラクに入ってからの話になります。
お待たせしました。
が、しかし、
かなり状況がカオスだったので、日記がかなり飛んでいて、7月中旬に出発してたんですが、次の日記が8月12日になっていました。
~~~~以下日記内容~~~~~
(12/8/20 バグダッド日記より)
#againstcovid19 in ICU, Baghdad.
あつい。。
ICUマネージャーとしてバグダッドに。
アラビア語難しい。
状況は、、色んな角度からはげしい、、。
激しすぎて今のところ写真撮る機会も日記に残す機会もあまりできてない。
~~~~日記はここで終わっていました~~~~~
活動内容は広報規定で載せれないので公式記事を以下に乗せておきますのでよかったら読んでみてください。
チーム国境なき医師団 世界の現場から 佐藤太一郎
バグダッドについてから、直ぐに隔離に入り、当時は10日間の隔離があると事前説明を受けていたが、3日後にPC(プロジェクトコーディネーター)から、連絡を受ける。状況が状況なので、現場に入ってもらいたい。
というわけで、到着4日後には、病院に行くことになった。
国境なき医師団で知り得たこと、活動の詳細や病院の中の状況は、個人のSNSで投稿できないため、自分が何を考え何を感じたかに焦点を当てて書いていくこととする。
予めご了承ください。
(写真はイラクで最初のご飯)
自分にとって、病院初日。
外気温40度後半の中、全身防護服に身をまとい病院の中へ。
生きる、死ぬ、
ここに医療者として全力で対応していくことに慣れている自分だったが、ここの病院の雰囲気は何かそれだけではないと、1歩足を踏み入れて感じる。
私たちが無意識に呼吸をし、
普段はほとんどの人が意識することない
「生」というものに対して、
患者や家族たちが、
必死に答えを見出そうとしているような、
なにか夢のような遠い存在をつかみにいくような、
そんな息づかいを感じた。
救急の現場働き、恐らく生と死というものには、触れる機会が多かったし、ダイヤモンドプリンセスでカオスを経験しているので、ここに関しての経験は積んでいるつもりだったが、
なんだろう、このこちらも呼吸するのが苦しい感じ、こんな空気感に包まれたのは初めての感覚だった。
正体の見えぬ敵、未知ウィルスとの戦い
圧倒的に足りない医療者と
それでも続々と運ばれてくる患者たち。
大袈裟じゃなく5歩-10歩くごとに、
家族につかまり、患者の元へ連れていかれる。
彼らが言ってるアラビア語は
僕には全く分からない。
でも、彼らの顔を見ればわかる。
何とかしてくれ。
何とかしなきゃ。
でも、この状況で自分に何が出来る?
色々なことが初日に起こり、訳あって数時間の滞在で病院から自分の家に戻ることになるわけなのだけど、
自分に何ができる?
患者を、救えるのか?
ゴールへの地図も
そもそもゴールがどこにあるのか
それすらも知らないのに
スタートの号砲は鳴らされたのだった。
※投稿内容は全て個人の見解です。
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また次回お会いしましょう。
Best,
Tai
いつも記事を読んでいただきありがとうございます!!記事にできる内容に限りはありますが、見えない世界を少しでも身近に感じてもらえるように、自分を通して見える世界をこれからも発信していきます☺これからも応援よろしくお願いします🙌