コウ

「公立中学校教員」「ごくごく平凡」「3児の父親」 中堅と呼ばれて戸惑っていますが、少し…

コウ

「公立中学校教員」「ごくごく平凡」「3児の父親」 中堅と呼ばれて戸惑っていますが、少しでもこれまでの経験を発信していけたらと思っています。 投稿内容は、あくまでも自分の実践整理という側面が強いので、不快になられる方には申し訳ありません。

最近の記事

私の学級経営の軸 #2

 前回は学級通信を学級経営の軸とすることについて書かせてもらいました。今回は学級通信を書くことで生じるメリットについて書きたいなと思います。私はこの6年間毎日発行していますが、決して毎日発行する必要はありません。特に経験年数も浅いうちは授業準備や生徒との関りだけでも大変でしょうし、無理をしないことが重要です。正直なところ、生徒と関わる時間以外はすべて雑務だと思っても良いくらいです。私たちの仕事の中で最も重要度が高いのは、生徒と関わることなのですから。その上で余力が出てきたら、

    • 公開学級通信 #4

      「気高さ」と・・・ 冬になると教室でよく見かける光景です・・・。6時間目終了のチャイムとともに、掃除用具入れに向かって我先にとダッシュする人たちの姿です。「そんなに掃除が好きなのか?」というのは見当違いで、実際のところは、「雑巾をしたくないから、箒を確保する」というのが正解です。つまり班の中で、雑巾と箒に分かれて掃除を行う班で起こる現象なのです。  こんな光景を見るたびに、自分自身の学級経営の拙さを感じます。4月から再三掃除の大切さを話し、学級通心にも書いてきたにも関わら

      • 公開学級通信 #3

        コントロール  昨日の夕方、帰宅すると奥さんと長男が何やら話をしていました。どうやら長男がゲームをしているときの態度が問題のようで・・・。  私自身も自他ともに認めるゲーマーです。もっともゲームをやり始めたのはかなり遅く、高校を卒業し、大学に入学し一人暮らしをするようになってからです。(人見知りだったので、初めての土地で、初めての一人暮らし・・・。持て余した時間をゲームで埋めていたわけですね。もっともそれ以来、現在に至るまでストレス発散と言えば、ゲームになっています。)実

        • 私の学級経営の軸 #1

           初めて教育現場に出てから13年が経とうとしています。初任のころはとにかく早く担任がしたくて、子どもたちと一緒に過ごしているのがとにかく楽しかったように思います。  右も左も分からず、吞みにつれていってもらって、先輩たちの実践を聞き、憧れ、ヒントをもらっていました。何が正しいか分からないので、とにかく思いついたこと、教えてもらったことを無我夢中で実践していった1周目の3年間。初めて送り出した卒業生たちには本当に申し訳ないことをしていたなぁと思います。当時憧れだけで書いていた

        私の学級経営の軸 #2

          公開学級通信 #2

           先日人と会う約束をしていて、待ち合わせ場所に行った時のことです。到着したことを相手に知らせるために電話をしました。私の方からは中々見つけられなかったのですが、相手の方はすぐに私のことを見つけられたようでした。(まぁ、大きくて見つけやすいですからね・・・。)  最近は、スマホの発達によって道に迷うことが少なくなってきました。誰でも簡単に情報を得ることができるし、発信することもできるようになっています。私が大学生のころはまだまだガラケーでしたから、車を運転するにしても、どこ

          公開学級通信 #2

          公開学級通信 #1

           さぁ、3学期です。過ごしてみれば早いもので、2年1組が始動してから9か月が過ぎました。まだまだ頼りないなぁと感じていた1学期が終わり、長い長いと思っていた2学期も気づいたら終わってしまっていました。残すところは3学期の3か月しかありません。いや、1月はもう1週間経っているいるわけですから、そして3月は1週間前に終わってしまうわけですから、実質2か月半しかありません。短い、短すぎますね。  さて、新年最初のこの通信で“2-1おなか一杯プロジェクト”の始動を宣言します!!3月2

          公開学級通信 #1

          公開学級通信 #0

           年単位で投稿をさぼっていたのですが、2023年は自分の文章力の向上を目指して、もう一度投稿を頑張ってみようと思っています。  現在の学校での勤務も4年目の終わりが見えてきました。周囲には中堅としての役割を期待され、今年は同じ学年に教え子と同い年の若者がいます。担任をするようになって10年以上。そろそろこれまで自分が先輩方から吸収してきたことを、後輩に伝える事も必要かと思い、ここ6年ほど毎日発行してきた学級通信を公開していこうかと思います。  その時のクラスの中の出来事を

          公開学級通信 #0

          レッドスワンの死闘

           明日(この投稿を打っている時には、もう今日なのですが)も仕事があるのに、何をしているんだと思いながら、止まりませんでした。  前作の「レッドスワンの混沌」が刊行されていることを知ったのは1週間前でした。続きを楽しみにしていたのにも関わらず、1カ月ほども気づかなかったとは痛恨の極みであると思っていたのですが、2か月連続刊行と知り、むしろ3日もすれば続きが読めるのか!と元気になりました。  前任校に赴任時よりサッカー部の顧問をするようになり、プレー経験がないのにも関わらず強豪

          レッドスワンの死闘

          ”非凡”な才能を持たなかったとしても、きっとできることはある

          始まりは”非凡”な先輩に囲まれていたことだった 初任者のころ、私のまわりには素晴らしい先輩方がいらっしゃって、色々な話を聞かせてくださった。それこそこれまでの実践をお話して下さる方もいらっしゃれば、その時の私が躓いていることを見抜いてアドバイスをくださる方もいらっしゃった。私は特に、先輩方の”非凡”な実践の話を聞くのが好きで、いつかは自分もそんな素晴らしい実践がしたいと思ったものでした。  今思うと、その時に聞いていた実践というのは、誰にでも真似できるものではなかったように

          ”非凡”な才能を持たなかったとしても、きっとできることはある

          ”平凡”だからこそ伝えられることがある

           教員となって生徒と関わるようになって11年目となります。学校社会の中では中堅とよばれるようになり、「ミドルリーダー」との言葉もよく耳にするようになりました。まだまだ自分が何か成し遂げられたとは思っていないのですが、これまで「担任」としてクラスづくりをしてきた中で、実践してきたことなどを書いてみようかなと思い立ちました。私が新任のころは周囲にスゴイ実践をされている先輩方がいて、色んな話を聞き、憧れ、自分もそうなりたいと願いながら、結局10年経っても何もすごいことなどできていな

          ”平凡”だからこそ伝えられることがある