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公開学級通信 #1

 さぁ、3学期です。過ごしてみれば早いもので、2年1組が始動してから9か月が過ぎました。まだまだ頼りないなぁと感じていた1学期が終わり、長い長いと思っていた2学期も気づいたら終わってしまっていました。残すところは3学期の3か月しかありません。いや、1月はもう1週間経っているいるわけですから、そして3月は1週間前に終わってしまうわけですから、実質2か月半しかありません。短い、短すぎますね。
 さて、新年最初のこの通信で“2-1おなか一杯プロジェクト”の始動を宣言します!!3月24日の修了式に「もう2-1でやり残したことはない!」「よし、2-1は今日で解散。3年生になったら新しいクラスで頑張る!!」などなど、そんな風に前向きな気持ちでクラスを終わりたいなぁと考えています。だから、2-1がおなか一杯になるまで味わい尽くしてやりましょう!!
「そこでがんばる」 
人間っていうのは中々自分の置かれる環境を選べない生き物です。みんなもきっと望んで今年度このクラスの一員になったわけではないでしょう。でも、それってきっとどんな人でも一緒だと思います。置かれた環境に文句を言っても、嘆いても、周りの人のせいにしてもきっと何にも変わりません。逆に置かれた環境は望んだものではないけれど、“今いるこの場所で、できる限りのことをやってみよう!”と前向きに取り組むことができる人もいるのです。そしてそんな人は、いつの間にか自分の置かれた環境を、自分にとって素晴らしいものへと変えていけるのだと思います。
 人は人生の節目に大きく環境が変わる経験をするものです。そんな時はきっと以前の環境を懐かしく思ったり、戻りたくなってしまうかも知れません。きっと人間はそんなものです。でも、戻りたいと願っても、現状が良くなったりはしません。きっと自分にできることは、今いる場所で精一杯を尽くすことだけなのでしょう。
 でも以前の環境に悔いがあっては、きっと新しい場所で頑張ることなんてできません。戻りたいと思えるほどに以前の環境が良かったからこそ、新しい場所で頑張ることに価値があるのではないでしょうか。2-1をそんな戻りたいなぁと思える場所にするために、2-1は3月24日で“ちゃんと”やり切らなければならないのです。
 2-1がこれまで取り組んできたこと。“細かいことにこだわる”“掃除は人生の解答用紙”“まわり向きでいこう”などなど、まだ完璧に出来ているとはいえないことを最後の最後までこだわり抜きたいと思います。始まった時から終わりを見据えてきた担任は、みんなの2学期間を見ていて、3学期のみんなが楽しみだなぁと思えました。今年度は3学期に校外学習という大きな行事を残しています。だからこそ、いつもの2-1の日常を大切に、大切に、噛み締めるようにして過ごしていきたいですね。どんなに大切にしたって、このクラスで過ごすことができるのはあと2か月半しかないのですから・・・。

2023年1月10日発行 学級通信より

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