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公開学級通信 #2

 先日人と会う約束をしていて、待ち合わせ場所に行った時のことです。到着したことを相手に知らせるために電話をしました。私の方からは中々見つけられなかったのですが、相手の方はすぐに私のことを見つけられたようでした。(まぁ、大きくて見つけやすいですからね・・・。)
 
 最近は、スマホの発達によって道に迷うことが少なくなってきました。誰でも簡単に情報を得ることができるし、発信することもできるようになっています。私が大学生のころはまだまだガラケーでしたから、車を運転するにしても、どこかに遊びに行くにしても、事前の下調べを十分にしなければ、目的地にスムーズにつくことはできませんでした。引っ越し屋のバイトをしていた時には、住宅地図が読めず社員さんにものすごく怒られた記憶があります。(「地図も読まれへんのか!」って感じです。普通に大学生やってたら、住宅地図なんて読めませんって💦この時、あぁ地図が読めるのは世間では当たり前なんだと感じたことを覚えています。結局ひと夏の短期バイトだったので、十分に住宅地図が読めるようになったわけでは無いのですが💦)
 
 地図を見ても道が分からない人というのは、たいていの場合自分の現在地が分かっていないことが多いです。以前知人と待ち合わせをしていた時に(まだスマホが無い時代です)待ち合わせの相手から電話がかかってきました。曰く、道に迷って到着できなさそうだから、助けてほしいと。私は「今どこにいるのか?」と聞いたのですが、返ってきた答えは「それが分かっているなら、とっくに着いている!」ということでした。それを聞いて、「なるほど!」と納得してしまいました。(思わず笑ってしまっていたようで、めちゃくちゃ怒られましたが・・・💦)
 
 現在、スマホが普及し道に迷うことが格段に減ったのではないでしょうか。それはスマホにGPSが搭載されているからでしょう。詳しい仕組みは知りませんが、人工衛星との通信で現在地を特定しているようです。現在地が分かれば、あとはインタネット経由で手に入れた地図上にそれを表示してやるだけです。最近は無料の地図アプリでもかなり正確に、目的地までナビしてくれます。ところが、このスマホもGPSが使えなくなってしまえば、途端に道案内ができなくなります。自分の現在地を知るっていうのは本当に大切なのだということが分かります。
 
 さて、今日みんなが受ける実力テストは進路に向けたGPSのような役割を果たすものです。中学校に入ってからこれまでの学習内容を自分がどの程度習得しているのかを知り、自分の目標までの距離を測るわけです。真剣に受けるのはもちろん、返却された後もすごく大切なテストです。さぁ、3年生に向けての準備のスタートです。

2023年1月11日発行

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