セカンドハーフ通信 第36話 仙骨をたてる

仙骨をたてる

今姿勢を正すために挑戦しているのが仙骨をたてるということだ。仙骨は骨盤を構成している骨で尾骨の上にあり腰椎に繋がっている。実はその骨を垂直に立てることで姿勢全体がすっとなる。

よい姿勢を作るためには仙骨を立てなければいけないが仙骨は前かがみになりやすい。仙骨が前かがみのままだとそれに続く骨もまっすぐ立たないので、その結果おなかとおしりがでてしまう。それに付随して肩も丸まりひざが出る。本人は普通に立っているつもりでも実際はしょぼくれた、かっこわるい姿だ。

私の悪い姿勢は長年かけてできた形なので、油断しているといつの間にかそうなってしまう。例えば、いすに座っていても気がつくと腰はまるまり胸は前かがみになっている。ヨガをはじめてそのことを指摘され、なんとか正しい姿勢を身につけたいと思うようになった、

ところがこの修正は簡単にはいかない。なぜなら姿勢というのは体全体のパーツが相互に関連して成り立っているものだからだ。1箇所のゆがみは他の部位のゆがみへと連鎖する。1箇所を正すだけでは全体はなおらない。

ゆがみの原因は関節や筋肉がかたくなって本来もっている柔軟性を発揮できていないことに起因する。

仙骨をたてるには、同時に股関節や肩甲骨の柔軟性を高めなければならない。まさに総合的に体のバランスを修正していかなくてはならないようだ。今ヨガを継続することの理由の1つは仙骨を立てきれいな姿勢を取り戻したいというシンプルな希望のためだ。

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