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【社会的証明】なぜハロウィンで仮装する人が多いのか?

質問です。
このような状況に遭遇した経験ありませんか。

#学校や講演会で一人が拍手し出すと続けて拍手する
#自分の周りの人が寄付活動しているから自分もする
#4人で食事に行った時、友達3人が全員500円のランチではなく1000円のランチを頼んだので自分も1000円のランチを頼んだ

これらは全て、”社会的証明”という心理的トリガーの影響を受けて自動的に決断してしまう行動パターンの一つです。

この現象によって助かる命が助からなかったりしてしまうことだってあるのをご存知ですか??

今回はそんな社会的証明についてお話ししていきたいと思います。

本記事を読むとあなたはこうなります。

#なぜ人は周りと同じ行動を取ろうとするのか理解することができる
#社会的証明の仕組みを理解できる
#仕事でどのように活用できるのか知ることができる
#この原理から身を守るためにはどのように対処すればよいのかを理解できる

社会的証明とよく一緒に使われる強力な心理的トリガーについてはこちらの記事をチェックしてみてください。

返報性→【返報性】好きな人から誕生日プレゼントをもらう方法
一貫性→【一貫性】本記事を読むと、あなたは人生で数十万円得します。
権威性→【権威性】なぜ人は専門家の指示に従うのか?
好意→【好意】なぜお世辞を言われても嬉しいと感じるのか
希少性→【希少性】なぜ人は期間限定に弱いのか?


1人の被害者と38人の目撃者


1964年にアメリカで衝撃的な事件が起きたことをご存知ですか??


事件は、20代後半の女性が夜中に仕事から自分が住んでいるアパート(住宅街の一角にある)に帰っている途中に起きました。

暴漢に遭って殺害されたのです。

最初、彼女は服を掴まれてナイフをチラつかせられていました。

たすけてーー!

時間は深夜2時を回るところでした。
彼女のその一言で、住宅街の人たちは、部屋に明かりをパッとつけ、カーテンを覗いてみると、、、

なんと暴漢にあった女性がナイフで右太ももを刺されているのです。

それを見た一人の男性が窓を開け「おい!なにやっているんだ!!」と叫びました。

その声に気づいた犯人は、慌ててその現場から離れていき、
その間に刺された女性は、自分が住むアパートへ逃げようと足を引きずりながら歩いていき、残り30mのところで犯人がまた走ってきてその女性の背中を刺したのです。
女性は亡くなり、帰らぬ人となりました。

その事件は犯行から約1時間行われたそうです。

恐ろしのはここからです。

その犯行を1時間見ていた目撃者はなんと38人もいたのです。
それなのに、彼女の命を守ることはできませんでした。

その理由はいったいなぜなのか?
そう思い警察は、後日目撃者38人を警察署へ呼び、事情聴取を行いました。

恐ろしい事実が判明したのです。

女性が刺されるところを見たにも関わらず、
その中で警察に通報した人はたったの1人だけで、
しかも、それは犯行が行われて45分後に通報をしたのです。

なんですぐに通報しなかったのか。刑事の方が問うと、

目撃者は、「誰かがもう通報していると思った。」、「何が起こったのかパニックだった
と答えたそうです。

なぜ誰も、最初の女性の「たすけてーーー!」の声で、通報しなかったのでしょうか。

助けたられたはずなのに、、、


社会的証明が与える影響


社会的証明という心理効果をご存知でしょうか?

先程の事件はこの影響を大きく受けています。

これは、簡単に言うと、「みんながやっているから僕も同じことをしよう!」という心理現象になります。

僕はこの原理を確かめるためにある実験をしました。

年が明けて、ほとんどの人が今年の目標やお守りを買うために初詣にいくと思います。

でも、本当は「周りが行っているから自分も流れで行くんじゃないのか?」と思い、友達10人に「なんで初詣に行くのか」を聞いてみました。

その結果、なんと10人全てが「みんな行っているから」と答えたのです。


先程の38人の目撃者も初詣に行っている人もこの社会的証明の影響で行動を決定しているといえます。

社会的証明という心理現象は、人間が生まれながらにして持っている自動的に行動してしまうパターンとなります。

これをビジネスではどのように活用すればよろしいのでしょうか。


ビジネスでの活用法

例えば、販売や営業の仕事をしている人の場合は、このように活用することができます。

(お客の名前)さんと同じように、美容師経験がまだ1年以内の方でこれからSNSの集客に力を入れていきたい!という方に多くご利用いただいているものなんですよ!

このように伝えることで、社会的証明の影響を無意識に受け、こう思うわけです。

えー!僕と似ている人が、すでに利用しているのか!なるほど! 僕も使ってみようかな。

相手の人物像に合わせた事例を伝えて商品の魅力を紹介するとお客は「なるほど!」と思い、無意識に「自分もやろうかな。」と思うわけです。


ビジネスの場面でこの心理現象を使わない手はないということです。

もし、社会的証明の心理現象をビジネスで活用したい場合は、38人の目撃者がいたのに助けることができなかった衝撃的な事件を思い出してください。

そこに自分のビジネスで活用できるヒントが隠されています。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は、社会的証明についてお伝えしていきました。

社会的証明がはたらく要因はこの他にもいくつかあり、それぞれの要因が合わさることでより効果が強くなります。
冒頭でもお話しした通り、この原理と一緒に使われる心理的トリガーが他にも5つ存在します。

それぞれについて詳しく知りたい場合は、こちらの書籍をチェックしてみてください。

社会的証明の他に5つの心理的トリガーを簡単に解説した記事はこちら


返報性→【返報性】好きな人からバレンタインをもらう方法
一貫性→【一貫性】本記事を読むと、あなたは人生で数十万円得します。
権威性→【権威性】なぜ人は専門家の指示に従うのか?
好意→【好意】なぜお世辞を言われても嬉しいと感じるのか
希少性→【希少性】なぜ人は期間限定に弱いのか?


無料で書籍を見たい方は、下記のアマゾンオーディブルをチェックしてみてください。

今なら30日間無料体験できるらしいので、それまでに聴いて退会すれば料金もかからないので、無料で見たいからはこちらからぜひチェックしてみてください。


試しに、知り合いに「初詣って何で行ってるの?」と聞いてみるのも面白いと思います。

何でハロウィンでコスプレするのか?を聞いてみるのも面白いかもしれません。

きっとほとんどの人が、口を揃えて、「みんなやっているから」と言うはずです。




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