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【読書#3】嫌われる勇気

時代に乗り遅れながら、手を付けられていなかった本を今やっと!

読み終えて、人の状態(心)を整理することができました。

「自由な生き方を選びたいけど、変わることに不安を感じている人」におススメします!

この本は心の根っこを洗い出し、思考を奥深くから整理してくれる本です。
そして、『自由に生きる勇気』を与えてくれます。

(完全に僕個人の見解です。「心の根っこ」=「思考の奥深く」ですが、心の根っこ(本心)、思考の奥深く(考え方)という意味で表現を区別しました。訳わからなかった人ごめんなさい…)

以下、ほぼメモ書きで書きます。

+ + +

【提言】 
自分の人生を自由に生きるということは、他者から嫌われることである。
【理由】
あらゆる人から好かれようと生きていたら、人の人生を生きることになるから。人から好かれる生き方は、自分の人生を生きることはできない。
【結論】
嫌われることを恐れるな。

(↑本書を完結にまとめると。)

これだけ完結にまとめてしまうと精神論ですが、その理屈の部分も丁寧に書かれています。

まず大前提にあるのが、

「すべての悩みは対人関係」ということ。

この考えには衝撃的でした。正に考えてみてもそうで、結局、悩みを掘り返すとたどり着く最終地点は人です…

例えば、スポーツ選手で個人の能力が伸びないという悩みを抱えていたとします。一人称のみで収まる悩みだと思いますが、他者から自分と誰かを比べられて「自分は今誰かより劣っているのではないか」と感じたり、能力が伸びないことに「他者からの期待に応えられない」と感じたりして『他者』を意識して悩んでしまいます。

このように悩みの根源はすべて人に行きつくということ。。

では、なぜ悩むか?

それは、他者に好かれようとして生きているから。
承認されたいと思っているから。

だから本書で「嫌われる勇気(自由に生きる勇気)をもとう」と言っています。

その『勇気』をもつために、

課題を分離する
■共同体感覚を目指す

が必要とされます。
(以下の説明は中田敦彦のyoutube大学サラタメさん【サラリーマンYouTuber】でも説明されています。)

=======
課題の分離とは、
「自分の課題と他者の課題を分けて考えること」で
❶他者の課題を切り捨てる
❷自分の信じる最善の道を選ぶ
❸承認欲求は不自由を強いると知る
が大きな柱。

共同体感覚とは、
「他者を仲間だと見なし、そこに自分の居場所があると感じられること」で
❶自己肯定ではなく自己受容する
❷他者信頼をする
❸他者貢献をする
が大きな柱。

❶の説明。
①自己肯定…できもしないのに「私はできる」「私は強い」と自らに暗示をかけること。
②自己受容…仮にできないのだとしたら、その「できない自分」をありのままに受け入れ、できるようになるべく前に進んでいくこと。

❷の説明。
①信用ではない。信用とは条件付きに話し(銀行の融資をイメージ)。
②信頼とは、他者を信じるにあたって、いっさいの条件をつけないこと。無条件に信じること。

❸の説明。
①私は誰かの役に立っていると”感じる”。
②①は主体的な感覚で◎。(役に立っているか決めるのは他者の課題。)
③承認されることで「貢献できた」という感覚は×(承認欲求は捨てる)
=======

そして、
「人生そのものには意味はなく、自分自身が意味を与える」ということ。
自由を選ぼうとする時は道に迷う…そこで「他者貢献」を人生に指針にすること。
ゴールができる人生こそが価値ある人生×。
「いま、ここ」をダンスするように生きることが価値ある人生
⭕️
とうことを知る。

以上を紐解き理解すると、人の価値観を気にすることなく、自分の人生を貫くことができる『勇気』がもてます。

+ + +

本書を読み、ここまで人の心理を深く考えたことは初めてでした。

「心理学好きなんだよね」って言ってた割にまだまだ知識が浅はかだったことに気が付きました.笑

なぜ、前向きな人とそうでない人がいるんだろう?と考えることはありましたが、結局「性格⁉」で終わっていた自分。しかし、この本を読んでそのモヤモヤもスッキリです。

人はよく「人に好かれよう」として生きています。

それは自分も同じ。人気者でいたいし、人からスゴイと思われたい。

けど人気かすごいかを決めるのは他者の課題であって自分には決めることはできないんだとわかりました。

自分にできることは自分で人気があると”感じる”ことか自分はスゴイと決めること。(←もちろん自意識過剰になりすぎずに。)

振り返ると、悩んでいた時はやっぱり対人関係で自分の場合は「まわりからどう思われてんのかな」と自分では解決できない問題でした。

最近は昔に比べかなり少なくなりましたが、無くなってはないです。

だからこの考えを知れてよかった!

「心理学はコーチングをするにおいて知っておくべき知識」だと思って手にしたこの本は、自分を内省することにもつながる価値高いものとなりました。


『嫌われる勇気』は読んだ人多いだろうから共有したいですね!

また、アドラー心理学をベースにしているコーチングもあると知り、どんなコーチングをするのだろうと興味をもっています。


これでまた一段と学びを深めることができました。感謝!


今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

では!!





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