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ある時は、凸凹な娘を育てる母でもある。

小学6年生の娘がいる。
世間でいうところの発達障害、ASD&ADHD気質のある子だったこともあり、学区内の大きな学校では受け入れが難しく、隣町の田舎の学校(全校生徒13人)に転校させた。

その素晴らしい学校の話は、また別の機会に書くとして。

その学校に通わせるために、手っ取り早く、隣町にアパートを借りて住民票を移した。本当なら、もともと住んでいる市の教育委員会にお願いして「越境入学」を申請することもできたんだろうけど、「越境入学」はよっぽどの理由がないと認められないし、教育委員会にかけあうのが面倒くさいというのもあって、転校する学校の近くに安いアパートを借り、住民票を移したのだ。

そのアパートの契約が昨日終了した。
結果的にそのアパートには2年弱しかいなかったし、安いアパートだったこともありトイレが汲み取り式だったりと住みづらいこともあり、実際に生活することはほとんどなかったのだけど。(元の家から学校まで、車で送迎していた)

でも、2年間お世話になったアパートを引き払うときは、「お世話になり、ありがとうございました」と、からっぽの部屋にお礼を言った。

このアパートがあったから、娘は素敵な田舎の学校に通うことができて、そこで小学校の思い出をつくることができた。
元々の学区内の小学校では不登校になっていたから、本当に良かったと思う。

学校に通わせることがすべてとはまったく思っていないし、自分に時間と余裕があれば、ホームスクーリングでもよかったのだけれど、社会性のない娘に少しでも集団活動を学ばせるなら、やっぱり学校に行くのが早い。
そして、少人数でアットホームなその学校は、本当に素晴らしい小学校だった。

同じ公立の小学校でも、こんなに差があるのはいかがかと思うが、凸凹のある子どもたちが行きやすい(生きやすい)学校の1つが、少人数校だと思う。

3月まで車で送迎しながらの学校生活は続くけれど、まずはアパートにお別れ。余市のアパート、ほんとにありがとう!

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