投資とクラウドファンディング

新しい投資方法として注目を浴びているものとしてクラウドファンディングがあります。クラウドファンディングは、群衆を意味するクラウドと資金調達を意味するファンディングを組み合わせた造語で、インターネットを利用した新しい投資手段として、さまざまな場面で用いられるようになっているものです。

クラウドファンディングといっても実際には多くの種類があり、従来の営利目的に行うものから非営利目的に行うものなどがあり、法人が実施するものもあれば個人が行うものなどがあるなど、その内容はバラエティに富みます。このため、一般的にはクラウドファンディングは、購入型と寄付型、金融型の3つに分類されています。前者2つは見返りが少ないもので投資としてみると利益はほとんどりませんが、事業成果が上がれば大きなリターンを得られる可能性があるものもあります。特に購入型の場合には商品開発などに資金を出してもらうもので、見返りに商品をもらうことができます。この時の商品が将来的に大きな価値を持つものであれば、それらを売却することで大きな金銭的なリターンを得られます。

一方で、金銭的なリターンを確実に行いたい投資であれば金融型のものが一般的です。これは法人や個人が資金を調達するために行うもので、これらに小口出資するというものになります。クラウドファンディングの特徴は、インターネット上で募集を行い、そこに小口から参加できるというもので、仲介を行っているサイトに登録すれば誰でも投資することができます。リターンについては、必ず保証されたものではありませんし、一定のリスクもあるものですが、さまざまな事業に小口から投資できるため、資金が少なくても始めることができるものです。ソーシャルレンディングもその一つですね。

クラウドファンディングは投資として見た場合には一定のリスクはあるものの、その内容次第では安定した利回りが期待できますし、また見返りを求めず企業や個人を応援したいといった場合にも使うことができます。各ファンドによって個性や強みがあり筆者もファンドへの投資は継続的にしています。金融機関が出しているものから、ノンバンク系が出しているファンドもありますので精査しながら分散投資するのをおすすめ致します。今後は私が実際に投資しているファンドの分析と見解も皆さんに共有しますね。