「らしさ」を軸にデザインを手がける|note社のグラフィックデザイナーを紹介します
note社のオープン社内報「バリューバトン」。バリューを発揮したメンバーたちをバトン形式で紹介していく記事企画ですが、今回は私も所属するブランドコミュニケーションチームのグラフィックデザイナーの仕事を紹介したいと思います。
「noteのグラフィックデザイナーって、普段どんなことをしているの?」とイベントや交流会で聞かれることがあります。ただこの話題、一度たりとも満足な話が出来たことはありませんでした。
今回の記事では、グラフィックデザイナーのIguchiさんが普段やっていることやつくってきたもの、現在ブランドコミュニケーションチームで取り組んでいる活動を紹介します。
note社一人のグラフィックデザイナー、
Iguchiさんを紹介します!
井口 万里江(いぐち・まりえ)
通称「Iguchi」。広告制作でクライアントワークに従事し、事業会社のインハウスクリエイティブチームをへて、2020年4月にnote社へジョイン。プロダクト以外のあらゆるデザインを担当している。(note)
note社のグラフィックデザイナーの役割って?
noteでは、「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする。」をミッションに、クリエイターを支えるプラットフォームを提供しています。
このミッションを達成するためにも、noteのデザインは使い心地がよく、クリエイターに創作を楽しいと思ってもらえるよう、全てのタッチポイントのデザイン品質をあげていくことを役目としています。
具体的には、Webバナー、営業資料やホワイトペーパー、広告、ノベルティといったものから、Voice&Toneやクリエイティブガイドラインという社内外へのブランディングを目的としたツールまで、一貫した「noteらしさ」を体現するための多岐にわたるデザイン業務に取り組んでいます。
また、プロジェクトによってはPdMを兼任するケースもあり、周年イベントや創作大賞などの大型案件では、主体的にnoteのデザインをリードしてくれています。
今年作ったもの
せっかくの機会なので、今年、Iguchiさんが手掛けたプロジェクトの一部を紹介します。
①noteの上場記念ノベルティ
上場という節目のタイミングで、社員のみんなが会社に誇りを持って、クリエイターの創作を応援していけるように、その記念となるノベルティを制作してくださいました。
リブランディングの準備をしながらすべてのノベルティ制作進行を担当していたため、業務が重なり忙しかったと思いますが、プロ意識のもとで妥協せず高いクオリティのものを作ってくださり、バリューが発揮されていると感じました。
②クリエイティブガイドラインvol.2
ロゴのリニューアルに伴い、日本デザインセンターさんに制作いただいたビジュアルガイドライン(VI)を捕捉する形で、「ブランドに一貫性を持たせるためのガイドブック」を作ってくださいました。
noteらしいデザインの具体的な使用方法を理解するための社内ツールで、企業ミッション、ロゴ、推奨書体、余白規定、カラートーン、写真やイラストのタッチなどについて記載されています。
また、非デザイナーの社員向けに、Canvaを使った見出し画像のテンプレやGoogle Slideのフォーマットも改訂してくださいました。noteらしい表現に迷った時は参考にしています。
スライドテンプレートをもとに、社員さんが作った決算説明資料のデザインが社外の方に褒められたこともありました。新しいデザインを守りながら白黒の強弱を活かして情報が分かりやすく整理されていて、皆のよいお手本となりました。また、自分たちが作ったものが誰かの役に立っていると実感し、純粋に嬉しかったです!
デザイン制作における共通言語やルールが確立されていなかった組織において、Iguchiさんは非常に重要な役割を担っていると思います。これからも定期的にメンテナンスを行いアップデートしていきながら、ブレのないブランド作りをしていきたいと思います。
③note創作大賞2023
オールジャンルの作品を対象とする投稿コンテスト「note創作大賞2023」のキービジュアルや受賞者の方にお渡しするトロフィーのデザインも担当されています。
③-1.キービジュアル・Webバナー
③-2.ポスター・チラシ
③-3.トロフィー
今年のトロフィーは10月中に公開される予定です!
去年のトロフィーのデザインや制作過程が気になる方は、iguchiさんの記事を参考にしてみてください。
キービジュアル制作からWebや紙媒体への展開、ノベルティまで作れてしまうIguchiさんの凄さ…!ノベルティを作った経験がない私でもIguchiさんが全力でフォローしてくれるので協力して作れています。
さいごに
Iguchiさんは、毎年驚きべき量の成果物を出し続けていますが、そんな中でプラットフォームがどんどん良くなっていく様が内外に届くように、あらゆるデザインのクオリティを上げてくださっています。
この間も、私がノベルティのデザインに悩んでいたときに、わざわざ時間を割いてより良くなるためのアドバイスをしていただいたり、一緒に解決策を考えていただきました。
長い付き合いの中で、馴れ合いになり感謝することを忘れそうになったので、改めて感謝の気持ちを、こうやって記事にしました。いつもありがとうございます!
これからもチームワークを活かし、クリエイターを支えるより良いものを一緒に作り上げていければと思います。noteでのIguchiさんの取り組みについてもっと知りたい方はぜひこちらもチェックしてみてください!
今回のバリュー
クリエイティブでいこう / Be Creative
クリエイティブというのは、ある状況に対して、前向きに楽しく問題を解決しようとする姿勢を指します。どんなに困難に見える課題でも、クリエイティブに解決する糸口は必ずあります。note株式会社のメンバーはそれを追い求めます。
つねにリーダーシップを / Leadership
note株式会社のメンバーは、あらゆることに当事者意識を持って、率先して行動します。傍観でも、感想でも、批評でもなく、まず自分が行動することを重視します。どんなときも問題を解決する意志を持ってことに臨みます。
すばやく試そう / Try First
新しいことに取り組む時、まず、すばやく、小さく、試すことからはじめます。大きな問題は分割し、議論が長引きそうなときには、どんどん手を動かして、動くものを前に議論します。大事なのは事業を具体的に前にすすめることです。