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ロティーナに感じる不安要素

2回目の投稿になります。TAESOLです!
今回は僕が最近思うロティーナへの不安について書きたいと思います。

ロティーナはJでは東京V・C大阪と双方2年ずつ監督をし、双方で好成績を収めた経験を持っている。ラ・リーガではラレアル(レアルソシエダ)や久保建英在籍したことでも最近話題になったビジャレアルで監督をしていた。経歴を見る限り名将であることに変わりはない。ただ、今シーズンの我が清水を見てみて僕は不安要素を拭いきれないでいる。当初から僕はロティーナ信者であった。C大阪の磐石な試合運びをみても守備に定評がある監督であることは知っていたためである。

しかし、清水に来て開幕戦で鹿島に対し3-1というスコアで劇的な幕開けをしたものの結果を見れば31節を終えた時点で15位と苦戦を強いられており残留争いの真っ只中である。ロティーナは一年は我慢しなければならないとC大阪サポに言われ我慢して見続けてはいるもののやはり不安が残る。シーズンを通して連敗が2つで2回しかないというのは素晴らしいと言える。ただ、連敗は少ないものの勝ち試合を引き分けにされてしまう試合もあることが否めない。試合を重ねる毎に良くなってきている。というのも凄くわかる。

補強

一方で考えてしまうのは補強の多さである。今シーズンの開幕から見れば現時点で14人(ウィリアムマテウスを除く)もの選手を他クラブから獲得している。クラブを通して見てもロティーナに対する信頼と期待の大きさを伺うことができる。ただ、監督は結果を出さなければならないというのが僕の考えだ。14人ということは、人数だけで判断すればロティーナが求める選手をスタメンに揃えることは容易い数字である。つまり、一年目とはいえロティーナが指揮を取る上でやりやすい環境を与えたのだ。にも関わらずこの結果は頂けないのではないだろうか。何も解任しろというわけではない。それでは今までの悪循環の繰り返しだからだ。ただ、サポーターの我々はロティーナに対する認識を改めなければならないと僕は感じる。

比較

J1で今のうちと比較するのであればやはりC大阪が一番だろう。C大阪は清武をはじめタレントが揃っていた。CBでは瀬古も大きく成長し東京五輪代表に選出。今ではJ1で出場している若手CBの中で一番スケールの大きな選手なのではないだろうか。各ポディションにスペシャリストがいた。昨年までの清水ならばこのチームに寄せるのは現実的にみて難しかっただろう。ただ、14人の選手を獲得し各ポディションにJ1屈指のレベルの選手が揃った。GKには日本代表権田。DFラインには大分の皇帝鈴木、東京五輪候補でポリバレントな原、C大阪から片山。長年の懸念点だったボランチには夏に松岡とホナウドを獲得した。この補強6人だけ見ても中々この顔ぶれを2回の移籍ウィンドで揃えるのは困難だっただろう。プラス8人の特徴を持った選手を獲得している。普通冷静に考えれば監督の好きな選手をこれだけ揃えるのは至難の技でありGMの技量が素晴らしいことが伺える。しかし結果は現状では15位。残留争いを強いられている。

自論

あくまで自論であるが、これだけ補強して現時点で15位という成績だったならばほかのクラブであれば解任されててもおかしくない。C大阪では2年目に成功した話はあくまで選手のロティーナ戦術がマッチしておりポゼッションに長けた選手が揃っていたからであると考えざる終えない。ただ解任せずにいるのは昨年一昨年と違い本気で清水エスパルスというチームを変えようとしているからであろう。クラブがその気ならとことん我々サポーターは信じて応援するのみである。

まとめ

今年残留して来季2年目ロティーナ体制で上位に食い込むほどの実力を発揮するかもしれない。しかし、今季干されてしまっている選手などの人員整理が例年より多くなってしまうことも覚悟しなければならない。長年の課題であったボランチ問題は解決し人数が多くなったポディションでもある。レンタル組もそれぞれの場で活躍している。今季残留できれば来季はそのパワーアップしたレンタル組も加わり更なる期待が持てる!僕は、冒頭から言っている通りロティーナに不安があるがその不安もバカバカしかったと思えるくらいになることを祈って全力で残り7試合を応援しようと思う。

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