88歳の世界最高齢プログラマー若宮正子さんをご存知ですか?
最近、驚くべき人物の存在を知りました。その名は若宮正子さん。彼女は88歳という年齢で、「世界最高齢プログラマー」と呼ばれる日本の女性なのです。
短編映画アプリで「ファミリー・コード」というタイトルの、プログラミングを学ぶおばあちゃんの映画を見つけ、視聴したところ、主人公のモデルが若宮さんだと知りました。映画から感じ取れた独自の前向きさに興味を持ち、詳しく調べてみました。
▼映画「ファミリー・コード」14分52秒
若宮さんは戦前生まれの元銀行員で、当時は男女平等の意識が今ほどではなかったにもかかわらず、彼女の前向きさとチャンスをつかむ能力は特筆すべきものがあります。なんと彼女は58歳のとき、1997年頃(Windows95がリリースされたばかりの時期)にパソコンを始めました。その後、彼女はメロウ倶楽部という会員制サロンを設立し、高齢者向けのゲームアプリ開発にも携わりました。
80歳を超えてからは、Appleのイベントへの招待を受けるなど、数々の功績を挙げ、デジタル庁の構成員となりました。彼女の経歴は、確固たる意志と努力によって自らが築き上げたものであり、そのキャリアの進化は誰もが感銘を受けることでしょう。
彼女の人生哲学を象徴するような言葉を引用したいと思います。
彼女は「これまでの時代はフォルダー型人間だった」と語ります。これは、自分の存在が大企業の特定の部門や課に帰属することに強く意識を向けていた人々のことを指します。しかし、彼女は警鐘を鳴らします。そういったフォルダーの中に閉じ込められてしまうと、定年退職と共に自身が置き去りにされてしまう危険性があると。
それに対して、若宮さんが提唱するのが「ハッシュタグ型人間」です。自身の興味や得意なこと、好きなことを多く持ち、それぞれにハッシュタグをつけることで、社会や職場が変わろうとも自己を見つけ出し、価値を発揮することが可能になるという考え方です。彼女は、時代や環境がどう変わろうとも、自分自身の特性や関心を活かすことで機会をつかみ、生きていく術を示しています。
引用: “お荷物社員”と言われていたけれど…(NHK)
若宮さんのストーリーからは現代社会における生き方のヒントを私たちに提供してくれます。新たな技術を学び、新しい可能性を開くことに対する勇気を与え、限界を超えることのできる希望を私たちに与えます。どの年齢でも新しいことを学ぶ意欲と挑戦する勇気があれば、どんなに遅いと思われるスタートでも、途方もない成果を達成できることを学び取ることができます。
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